バリ島 旅行

バリ島にいる危険生物6選! 注意すべき病気3選と予防接種についても現地在住者が解説します!

投稿日:2018年10月17日 更新日:

南国のリゾート地、バリ島。

 

緑豊かな大自然やビーチでまったりしたり、おいしいトロピカルフルーツや激安のローカルフードを満喫するのもいいですね。

 

そんな穏やかなイメージのバリ島ですが、自然豊かな故に潜む危険も…

 

意外と知られていないバリ島の危険についてまとめてみました。

注意!バリ島の危険な生物6選!

 

人と自然が共存するバリ島。

 

…と言えば聞こえはいいですが、虫が苦手な女子としては、いなけりゃいない方がいい…

 

でも残念ながら、虫、多いです。

 

覚悟して、虫よけ対策ばっちりで望んでください。笑

注意!バリ島の危険な生物1:   (危険度 ★★★)

普通の蚊なら痒いだけですむんですが、バリ島で危険なのは、ヤブカによるデング熱。

 

インドネシアでは風土病の一つとして位置づけされるほど感染事例が多いようです。

 

また、デング熱は高熱や関節痛を伴うものの、致死率は1%といわれていますが、

 

重症型のデング出血熱やデングショック症候群などにかかってしまうと、その致死率は20~40%にも上ると言われています。

 

こんなに危険な感染症なのに、致命的なのはワクチンがないということ。

 

個々でしっかり虫除け対策をするしかありません。

 

デングウイルスを持つネッタイシマカやヒトスジシマカは、日中、ヤブの中などで活動すると言われています。

 

発生しそうな場所へ行く際は、長そで長ズボンの着用や、虫除け薬などを使用しましょう。

 

また、もし感染したと思われる(急な発熱などがあった)場合は、早めに医療機関に診察してもらいましょう。

注意!バリ島の危険な生物2: トムキャット  ( 危険度 ★★☆)

数年前にジャワ島で大量発生し、世間を騒がせた虫。(和名:アオバアリガタハネカクシ)

 

体液が皮膚に付くと強い炎症を起こしてしまうという毒性の高い虫。

 

バリ島での発生事例は多くはないですがまれにいるようです。

 

田んぼの多い場所や山中のトレッキングなどに行く際は注意してください。

注意!バリ島の危険な生物3: 野良犬  (危険度 ★★☆)

バリ島では、いたるところに野良犬やら放し飼いの飼い犬やらがうろついています。

 

しかもその多くは、日本で見る飼い犬のような可愛らしいワンコではなく、見るからに噛みつかれそうな猛犬タイプ。

 

バリを含むインドネシアでは、2008年に狂犬病が大流行し、2010年にはバリ島だけで82名の狂犬病患者が発生したそうです。

 

その後、予防接種を無料で行うなど、狂犬病対策が強化され、発生件数はかなり減少したといわれていますが、2016年に新たに1人の少年が命をおとしたそうです…

 

まだまだ注意が必要ですね。

 

万が一、犬や猫、サルなどに噛まれた場合は、直ちに石鹸で洗い、医療機関に診てもらいましょう。

注意!バリ島の危険な生物4: アリ  (危険度 ★☆☆)

個人的にはアリが一番厄介な存在かもです。

 

気が付けば体をさわさわ這ってたり、ちょっと目を離したら食事や飲み物に群がっていたり…。しかもよく噛む…。

 

中でも、体が赤茶色っぽいアリは、噛まれるとすごく痛いです。

 

ただ、アリに噛まれたことで感染する大きな疾患は、インドネシアでは発生していないようなので、痛みとかゆみに耐えるのみ。

注意!バリ島の危険な生物5: カベチョロ(ヤモリ)   (危険度 ★☆☆)

バリ島のおうちで出ない家はないんじゃないか…

 

家庭に限らずホテルの部屋にも普通にいます。

 

しかも、バリのカベチョロは、舌を鳴らすような音をたてるんです‼(私は日本で聞いたことないですが、日本のカベチョロも音立てますか?)

 

基本的には人間に近寄ってくることはなく、壁や天井を這っているだけですが、怖いのは時々落っこちてくるんです。

 

菌をもっているかはわかりませんが、もし命中しちゃった時は一応洗っておきましょう。

注意!バリ島の危険な生物6: ダニ・ノミ・シラミ  (危険度 ★☆☆)

高級ホテルは大丈夫でしょうが、安宿に泊まると結構な確率でダニにやられます。

 

そこらをうろついている犬には、結構な確率でノミが寄生しています。

 

また、バリでは子供も大人もシラミ取りをしているのをよく見かけます。

 

ということは…多いんでしょうね。

 

いずれも、いかにも潜んでいそうだなと思う時は近寄らないことですね。

バリ島で注意すべき病気3選

バリ島で注意すべき病気1: 食中毒・腸チフス

腸管感染症は、現地の人々も含め、とても感染しやすい病気の一つです。

 

バリを含むインドネシアの水道水は飲用できません。現地の生活でも、調理に使用する水でさえ購入したものを使います。

 

ということは、フルーツや野菜など生で食べる際も、水道水ではなく、ミネラルウォーターで洗った方がいいですね。

 

とはいえ、実際のところ、原因を確定することは難しいようですね。(原因になりうる要素が多すぎなんでしょう。笑)

 

どうしても心配という方は、生ものは一切口にせず、ホテルに入っているようなレストラン以外の食事は口にしないことが一番ですが…でもせっかくバリに来たんですよ?!

 

おいしいトロピカルフルーツやローカルフードを食べたいじゃないですか!

 

私は、下痢は覚悟で好きなものを食べています。笑

 

バリ島で注意すべき病気2: デング熱

インドネシア国内で年間10万人程の患者が発生しているそうです。

 

特に蚊が多く発生する雨季に多いといわれていますが、時期や場所を問わず、虫除け対策をしっかり心がけるようにしましょう。

 

バリ島で注意すべき病気3: 気管支系の病気

バリ島はとにかく排気ガスがすごいです。

 

私もそれほど喉が弱いというわけではないですが、バリに行くとしょっちゅう喉をやられていました。

 

特にバイクで移動する際は、マスクの着用をおすすめします。

 

それと、外から帰ったらうがい・手洗い。これで予防ばっちり!

バリ島旅行の時に予防接種 受ける?受けない?

 

バリ島への渡航で義務付けられた予防接種はありませんが、外務省のページでは、

 

A型肝炎・B型肝炎・破傷風・日本脳炎・腸チフスの予防接種を推進しています。

 

ただ…腸チフス以外の4種は1年以上かけて3回も打たなければ効果がないのと、

 

何より、これら全て打つとなると、ざっと8万円くらいはかかります!

 

長期間現地の暮らしをおくるならまだしも、一週間程度の旅行の為に8万は痛いですよね。

 

バリでの発生率や万が一感染した際の重症度から考えるなら、破傷風と腸チフスの予防接種は検討したほうがいいかもしれません。

 

ちなみに、私はこれまで、1ヵ月前後の滞在を6回と、現在6か月間バリに滞在していますが、予防接種は打ったことありません。笑

 

というのも今回いろいろ調べるまで、正直考えもしませんでした。

 

自分が身を置く地域の環境をしっかり下調べして、自分なりの自己防衛策を考えることが大切ですね。

まとめ

 

  • バリ島で一番危険な虫は意外にも身近な「蚊」。忘れずに虫除け対策を!
  • おなかや喉が弱いという方は要注意。しっかり自己予防を!
  • 滞在地域や行動範囲に応じて、自分に必要だと思う予防接種を!

もしかして、バリ島って怖い!旅行やめよう!なんて思ってないですか?

 

これだけ虫や病気の話をしたら、ちょっと動揺しちゃいますよね。すみません。

 

でも、虫刺されやウイルス感染の危険は、世界中どこにでも存在します。

 

大切なのは、どんな危険があるのか、その予防法と対処法を調べておくこと。

 

しっかり準備して、楽しい旅をおくってくださいね。

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