バルト三国旅行の季節ごとの天気は? どんな服装がいい?
投稿日:2019年3月22日 更新日:
旅行に行きたいけれども、人混みはあんまり好きではない。
旅行に行くなら、あまり人が知らない珍しいところに行ってみたい!
そんなふうに考えている方、いらっしゃいませんか?
そんなあなたにオススメの国があります。
それはバルト三国。
フィンランドやスウェーデンがあるスカンディナビア半島の向かい側、海の向こうに縦に並んだ3国の総称です。
北からエストニア共和国、ラトビア共和国、リトアニア共和国。
「共和国」を抜いて、エストニア、ラトビア、リトアニアと呼ばれることが多いです。
バルト三国は面積を合わせても約17万5千平方メートルほどで、日本の半分くらい。
それぞれがとても小さな国であることがわかりますね。
しかし小さい国々だろうと、魅力はたっぷり。
世界遺産に登録されている旧市街や美しい自然遺産など、見るべきものはたくさんあります。
またバルト三国とまとめられていても、一国一国見比べてみるとやはりそれぞれ違う国。
訪れてみると、特色はそれぞれ違います。
この記事では、そんなバルト三国に興味を持ってくれたあなたにとっておき。
旅行に役立つバルト三国の季節ごとの天候や、どんな服を着るべきかをお伝えします!
バルト三国の概要
まずバルト三国について簡単にまとめましょう。
バルト三国の正式名称と首都は北から順番に以下の通りとなります。
エストニア共和国・・・タリン
ラトビア共和国・・・リガ
リトアニア共和国・・・ヴィリニュス
日本と同様に四季はありますが、全ての都市は日本よりも高い緯度に位置しているため平均気温は日本よりも低くなります。
また緯度が高い位置にあるため夏には太陽が沈まない「白夜」という現象、反対に冬には太陽がほとんど昇らない「極夜」という現象が生じるのも特徴の一つです。
またバルト三国は南北に並ぶ三国。
そのため北方の都市タリンと南方の都市ヴィリニュスとでは数度の気温差があります。
一度の旅行で三国全てを回ろうと考えている方は注意しましょう!
バルト三国の気候と服装:春の場合
バルト三国の春は大体4月から5月。
日本の気温と比べると大体10度ほど気温差がありますが、分厚いコートなどは必要はありません。
ただ朝夕は冷えこむため、上着は必須です。
また急激な気候の変化に対応できるようにカーディガンやフリースなども用意するようにしましょう。
バルト三国の気候と服装:夏の場合
大体6月から8月までの三ヶ月間が夏の季節になります。
湿度が低いため日本ほど蒸し暑くなく、また気温も日本の初夏ほど、最高でも20度程度までしか上がりません。
比較的過ごしやすい気候でしょう。
ただ、夏の時期、バルト三国では白夜という現象が生じるため、早朝や夜間でも外を出歩く事があるでしょう。
夏とはいえ、朝夕はひどく冷え込むこともあります。その場合は必ずジャケットなど羽織れるものを用意してくださいね。
バルト三国の気候と服装:秋の場合
長い厳しい冬が続くため、バルト三国では春と秋は短く、秋も9月から10月までしかありません。
しかも日本と比べると寒さが厳しく、春と同様に、分厚いコートまでは必要はありませんが、必ずカーディガンやフリースなどの羽織れるものは用意しておくべきでしょう。
バルト三国の気候と服装:冬の場合
バルト三国では11月から3月まで5ヶ月間、約半年間、冬が続きます。
暖流の影響もあり、他の高緯度の国と比べると寒さは穏やかですが、12月ごろからは気温は氷点下を下り始め、場合によっては−20度まで冷え込むことも。
また太陽があまり昇らない極夜と言う現象も生じるため、日中もあまり気温は上がりません。
そのため厚いコートや長いダウン、帽子、手袋、マフラーなどの防寒具は必須です。
ただ室内は暖かで暑いと感じることも。上着の中は着脱しやすいものを着るようにしましょう。
また雪が降るため、滑り止めのついたブーツなども必ず用意してくださいね。
バルト三国の旅行のベストシーズンは夏!
これまで春夏秋冬、それぞれの季節を紹介してきましたが、ずばり旅行のベストシーズンは夏の時期でしょう。
日照時間も長く、また日本と比べて暑さが穏やかなため、観光もしやすいです。
また夜の間も明るい白夜という現象を楽しめることもおすすめポイントです。
しかし、寒さを耐えることができるのならば、雪の世界に覆われた冬のバルト三国も乙なもの。
雪国で開催されるクリスマスマーケットは可愛らしく、美しく、そして幻想的でさえあります。
是非、冬のバルト三国旅行も検討してみてくださいね!
バルト三国の気候と服装まとめ
・ バルト三国とは北欧に位置するエストニア共和国、ラトビア共和国、リトアニア共和国の三国の総称。
- スカンディナヴィア半島と海を挟んで向かい側の南北に並ぶ三国のこと。
- 春は日本よりも10度ほど気温が低く、羽織るコートは必須。
- 夏は日本と比べると穏やかで過ごしやすい。ただ朝夕が冷え込むためジャケットは持ち歩くこと。
- 秋は春と同じく日本よりは寒さが厳しい。必ず羽織るコートやフリースなどは用意すること。
- 5ヶ月ほど続く冬の間は必ず防寒具を揃えて臨むこと。ただ室内は暑いこともあるため上着の下は着脱が容易な服を着ていくこと。
- 旅行のベストシーズンは夏の時期。ただ冬も魅力はたっぷり。是非いろいろと検討してみてください!
執筆者:woodbat
関連記事
デンマークのお土産はまずい? 選ぶときの注意点は? それぞれの特徴を把握しよう!
デンマークと言えば、食べ物が日本人に合う! と言われることもありますが、 なかには、まずい!という声も。 まずいだけならいいのですが、 「世界一まずい!」とまで評されることも 少なくあり …
音楽の街オーストリア・ウィーンの治安は悪い? 女性のひとり旅でも大丈夫?
ウィーン。 音楽と芸術の街。 街を流れるドナウ川。 毎晩舞台で演じられるきらびやかなオペラ。 街の中央に佇む厳かな寺院。 美しい絵画が多く飾られ …
エストニア旅行の時に英語は通じる? 物価、気候…知っておくべきポイント教えます!
エストニア。 皆さんはこの言葉を知っていますか? 何かの洋菓子の名前? 何かのイベントの名前? はたまた新しいアプリケーションの名前? きっとこの記事を見ている人は、もちろ …
グラブカーとグラブタクシーの違いは? メリット, デメリットも解説します!
ベトナムでタクシーを使おう!というとき、 どちらがいいのかよく分からないのが、 グラブカーとグラブタクシーの違い。 アプリを使って予約しようとするとき、 グラブカーとグラブタクシーの選択 …
エストニアの可愛いお土産! 職場用のばらまきにも使えるベスト5を紹介します!
皆さんはエストニアという国をご存知でしょうか。 ロシアの左隣、フィンランドの対岸側にある北欧の小さな国がエストニアです。 バルト3国の一つで、最近はIT大国としても知名度が上がってきてい …