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ニュージーランド名物! ハカの意味と歴史を解説! 女性のハカとはどんなもの?

投稿日:2019年2月28日 更新日:

ニュージーランドと言えば、ラグビー。そしてラグビーと言えばオールブラックスですが、試合前に踊るハカが名物になっています。

 

広く知られるようになったハカの歴史と踊りに込められた意味とはどんなものなのでしょうか?

 

また、女性が踊るハカもありますが、どういったものなのでしょうか?

ニュージーランドの伝統! ハカの意味と歴史

ハカとはニュージーランドに住むマオリ族が、戦いの前や和平を結ぶ際に一族の誇りを持って躍っていた踊りのことです。

 

リズムに合わせて足を踏んで体を叩き、舌を出すなどして踊ります。

 

ハカはもともと戦いの前に、自らを鼓舞し、自分たちの力や部族の結束を相手に誇示し、威嚇するために踊られていました。

 

日本で言えば、合戦前の「鬨の声」、英語では「ウォークライ(War Cry)」に当たるものとされます。

 

このように自分たちの士気を高めると同時に相手を威嚇するために行われるハカをペルペルハカ(peruperu haka)と呼ぶそうです。

 

人を歓迎する際、葬儀の際など別の目的や状況でも行われるハカもあります。

 

コミュニティが一致団結するためのもので群衆と強さの象徴となったハカはンゲリハカ(ngeri haka)と呼ばれています。

 

参加者と観客を楽しませる、感動される、盛り上げることにフォーカスし、相手への敬意や感謝の意味を含むということから、結婚式やお葬式、来賓に敬意を示す場合など様々な場面で踊られています。

 

このような場面で踊られるハカは男性だけでなく女性も踊ることがあります。

 

現在では、ラグビーのニュージーランド代表、オールブラックスが試合前に踊ることで広く知られています。

 

オールブラックスのハカは1905年から続く試合前の儀式ですが、ラグビーだけではなく、野球やサッカー、ホッケーやバスケットボールなど、ニュージーランド代表が何らかのスポーツで闘う時に踊られています。

 

ハカに対して敬意があり意味を理解しているならば、マオリ族だけでなく誰でも踊ることが許されているそうです。

 

日本でも1990年代からテレビCM でハカを使ったものが何度か登場していますが、ニュージーランドでは2014年にハカをイベントやCMなどで使う場合は、マオリ族の団体に告知して許可を取ることを義務づける法律が成立しました。

 

ハカの悪用を防ぐためのものですが、ニュージーランド国内だけでなく世界的に広く認知されていることがうかがえます。

ニュージーランドラグビー代表・オールブラックスが踊るハカ

ニュージーランドラグビーの代表チーム、オールブラックスが試合前に必ず踊るハカには相手チームを威嚇すと同時に敬意を表する意味があります。

 

とはいえ、テレビの画面を通してでも伝わるあの迫力は客席にはもちろん、目の前で見せられる相手チームにとってはかなりのプレッシャーになっているように感じます。

 

このオールブラックスが躍るハカは「カマテ」と「カパ・オ・パンゴ」の2種類あります。

 

「カマテ」は1905年から踊られてきたハカで、「カパ・オ・パンゴ」は2005年の南アフリカ戦で披露された新しいハカです。

 

練習試合や重要度の低い試合では「カマテ」が踊られることが多く、大会の決勝や敗戦したことがある因縁の相手と対戦する時には「カパ・オ・パンゴ」が踊られることが多いようです。

 

「カパ・オ・パンゴ」の最後には親指で首を切る動作があり、絶対に相手を倒すという強い意気込みが感じ取れます。

 

これは「相手の首をとる」という意味ではなく、「自らの首をかけても相手を倒す」「体内に生命力を引き込むこと」を意味しているそうです。

女性もハカを踊る!? 実はニュージーランドラグビー女子代表も踊っています

マオリ族の伝統芸能でとても大切な要素とされているものに、「プカナ」と呼ばれる顔の表情があります。勇猛さや情熱を顔に表すことで、ハカの重要なポイントを強調しています。

 

女性のプカナは、目を大きく見開き、モコ(入れ墨)を施した顎を突き出すもので、男性の場合は、目を見開くとともに、舌を大きく出したり、くいしばった歯を見せたりします。

 

威圧感がありますが、必ずしも攻撃的な意味合いを持つわけではなく、感情の強さや深みを添えるためにも加えられています。

 

女性のハカにはこのプカナで迫力を出しつつ、女性らしい流れるような手の動きも入った男性とは一味違ったしなやかさと迫力があります。

 

女性のハカで有名なものはやはり、こちらもニュージーランド女子ラグビー代表のブラックフェーンズのものではないでしょうか。

 

1991年のワールドカップ初出場で一気に準決勝に進出するという快挙を遂げたのち、着々と戦歴をおさめ、今ではオールブラックスと同様に世界トップクラスに登りつめています。

 

毎回、試合前に踊るハカは女性らしさと迫力が合わさったカッコよさが魅力的です。

 

今まで一度、結婚式でハカを見たことがあります。

 

新郎側の家族が新婦側の家族に向けて踊ったもので、男性がメインとなったもので響き渡るような声の大きさと顔の表情に圧倒されました。

 

また、パシフィック系の民族のイベントで、女性がメインで踊るハカも見たことがあります。

 

迫力もあるのですが、どこかハワイのフラをイメージさせるようなやわらかいものでした。

 

どちらの場合も圧倒的なインパクトと迫力で引き込まれるように見入った覚えがあります。

 

言葉や写真だけではハカの迫力と魅力をうまく伝えきることができないのが、残念です。機会があれば一度ぜひ見てみてほしいと思っています。

まとめ

・ハカとはニュージーランドに住むマオリ族が、戦いの前や和平を結ぶ際に一族の誇りを持って躍っていた踊り。鬨の声として、相手を威嚇し、自分たちの士気をあげるハカとコミュニティが団結するために、冠婚葬祭で踊られるハカの2種類ある

 

・ニュージーランドラグビー代表チーム、オールブラックスが試合前に必ず踊るハカにも2種類ある。選手たちの鍛えられた身体で踊られるハカは迫力満点でテレビの画面越しでも伝わるほどのもの

 

・一般的には男性がメインで踊るハカだが、女性が踊るハカもあり、有名なのはこちらもニュージーランドラグビー代表の女子チームが踊るハカがある。女性らしいしなやかさとやわらかさを感じるような動きとやはり圧倒的な迫力が魅力となっている

 

一度見ると忘れることができないような迫力満点のハカですが、2019年9月にはラグビーワールドカップが日本で開催されるので目にする機会が増えるのではないかと思っています。

 

チャンスがあればぜひ、あの何とも言えないカッコよさを感じてほしいものです。

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