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フィギュアスケートの広告は日本語が多いのはなぜ? その理由とは?

投稿日:2019年1月15日 更新日:

フィギュアスケートの試合や大会を見ていると、国内はもちろん海外の試合でもリンクの壁面に書かれている広告に日本の企業や日本語が多いことに気が付きませんか?

 

車の企業に銀行、化粧品会社や航空会社と様々です。

 

半分は、選手のスポンサーということもあります。

 

選手のスポンサー企業は選手が身につけるジャージなどにスポンサーのロゴや広告が入っています。

 

中国やロシアは国が選手を支えますが、日本やアメリカは企業が選手を支えます。

 

そのため、どうしても広告を掲げることがあります。

 

スケートリンクで会場に来た人たちや、テレビで流れれば数百万を超える広告効果があります。

 

ちなみに、当記事以外のフィギュアスケート記事をまとめた記事は以下になります。

フィギュアスケートをより楽しむために~当ブログの記事を解説付きでまとめました!

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フィギュアスケートの大会の広告でよく見るスポンサー

スポーツを応援する企業スポンサーは色々な形で関わりを持ちます。

 

まずは、日本スケート連盟の公式スポンサーがあります。

 

その中でも、オフィシャルパートナーズと、オフィシャルスポンサーズがあります。

 

オフィシャルパートナーには、「コーセー」「ニチレイ」「信用金庫」「ロッテ」などがあります。

 

オフィシャルスポンサーには、「ミズノ」「日本コカ・コーラ」「全日本航空」があります。

 

オフィシャルパートナーは、同じスポンサーでもメインスポンサーとなります。

 

コーセーは選手たちが演技する時のメイクに使われています。

 

全日本航空は選手が海外の大会に出場する時に、輸送の手段になります。

 

ミズノは選手が身につけるジャージなどに使われています。

 

他にも羽生結弦は「ANA」「ロッテ」がスポンサーになります。

 

こういったスポンサーによって、国内はもちろん海外のフィギュアスケートの試合や大会のリンクにはスポンサー企業の広告が、たくさん掲げられています。

フィギュアスケートの大会では日本企業の広告が多い!

出典:https://www.saitama-arena.co.jp/

 

フィギュアスケートの試合や大会では、選手や日本スケート連盟のオフィシャルパートナーやスポンサーの広告の他、その試合・大会だけのスポンサーもあります。

 

国内の場合は地元の企業や銀行、建設業や不動産会社がスポンサーになっていることもあります。

 

大会のスポンサーは、その時限りですが、試合が始まってエキジビションが終わるまでのおよそ1週間、テレビを見る人や大会に足を運ぶ人が、広告を見ることになります。

 

新聞広告はその日限りですが、新聞紙面後半のおよそ1/10くらいの広告でも100万円の効果があると言われます。

 

CMをテレビで流すと、製作費に数千万から憶単位の資金がかかりますが、リンクの広告看板は100万円以下で作ることができます。

 

ここにスポンサーとしての契約料を加えてもテレビCMよりも、費用はかかりません。

 

企業にとって、今、日本では人気のフィギュアスケートのスポンサーとして、試合や大会の広告をすることは、メリットがあります。

 

そのため、世界中のフィギュアスケートの大会で日本の企業広告を見かけることができます。

 

それでは、今の日本のフィギュアスケートの人気がどれくらいのものかというと、2019年3月開催のさいたま新都心のスーパーアリーナのフィギュアスケート世界選手権の販売状況を見るとわかります。

 

3月開催にもかかわらず、1月段階でほとんどのチケットが完売状態です。

 

1月中旬には残席が1パーセント以下となっていました。

 

1枚1万円から3万円のチケットになりますので、人気の高さが良くわかります。

日本人が多く出場するフィギュアスケートの大会では日本語の広告が多い!

2018年12月のGPファイナルはカナダのバンクーバーで開催されました。

 

紀平梨花が優勝した時の「キス&クライ」の席の後ろにある広告は、「キャノン」「バンダイ」「シチズン」「コーセー」「木下グループ」「アコム」などになります。

 

カナダの大会でも、日本の企業の広告だらけということですね。

 

GPファイナルは、誰もが出場できるわけではありません。

 

2018年12月の大会でも6人、または6組の出場枠が4種で、計24人(組)の演技が行われます。

 

それぞれがSP(アイスダンスRD)とフリーで2回ずつ、全48回キス&クライが写されます。

 

スケートリンク内の広告は、キス&クライにもあります。2018年12月の大会には、日本人選手が5人出場しました。

 

24人のうち5人は、日本人です。日本以外の選手はロシアが10人(10組)、アメリカのペアやアイスダンス、シングルの選手が3人(3組)になります。

 

次いでイタリアのペアとアイスダンスが2組となり、それ以外の国の選手はすべて1人(1組)ずつとなります。

 

それだけ日本人選手が、この場所に立って注目されるということで、ロシアを除くと日本人のファンや観客のために日本企業のスポンサーが広告を出すことは当然といえるかもしれませんね。

 

GPファイナル以外でも、日本人のフィギュアスケーターの多くは世界的にランキングが高く、世界で行われる大会に出場する選手が多くいます。

 

これも、世界の試合や大会で日本の企業広告が多い理由かもしれません。

フィギュアスケートの広告は日本語だから目に留まる?

日本語の広告が多いと感じることもありますが、本当にそうでしょうか。

 

海外の大会を見ると、中国語や英語、ドイツ語もあります。

 

しかし、私たちの多くは欧米の言葉の違いを区別するのは難しいですね。

 

聞いたことがある企業ならそれはフランスの企業、アメリカの企業と理解しますが、実際には日本語以外は同じに見えてしまう人の方が多いのではないでしょうか。

 

そのため、海外の大会でも日本語の広告が多いと感じるのは、私たちの意識の中で知っている企業があり、その広告に目が行くのかもしれません。

フィギュアスケートの試合や大会のリンクの広告は日本語が多いのはなぜ?まとめ

・フィギュアスケートの試合や大会でリンク内に掲げられる広告には、日本フィギュアスケート連盟のオフィシャルパートナーとオフィシャルスポンサー、そして大会のスポンサーがあります。

 

・フィギュアスケートの大会は今や大人気です。日本の企業の多くがフィギュアスケートの大会で広告を掲げるのは、新聞やテレビCMよりも効率よく広告を出せるということが考えられます。

 

・GPファイナルをはじめ、日本人選手は今世界ランキングが高く、海外の大会に出る機会が高いため、日本企業の広告が多く掲げられます。

 

今やフィギュアスケート選手のランキングではロシアに次いで日本の選手が上位を占めています。

 

多くの選手が国内外で活躍する今、日本人選手はもちろん、ファンの数や応援する家族、次のスケーターを目指す子どもたちが、試合や大会に注目をしています。

 

日本の企業は今や世界中の大会や試合で、スポンサーとなり、その名前を世界中に発信しているということですね。

 

ちなみに、当記事以外のフィギュアスケート記事をまとめた記事は以下になります。

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