歯にまつわる迷信や都市伝説5選! あなたはいくつ知ってる? 歯が抜けたら投げる? 炭酸で歯は溶ける?
投稿日:2019年1月31日 更新日:
歯にまつわる迷信や都市伝説は耳にすることは多いです。その迷信や都市伝説を理由とともに元歯科衛生士が説明します。
歯にまつわる迷信や都市伝説1. 子供の歯が抜けたら…
日本では昔から子供の歯(乳歯)から大人の歯(永久歯)に生え変わっていくとき、下の子供の歯が抜けたら新しい大人の歯がまっすぐ上に生えますようにと意味合いを込めて屋根の裏に投げる!
上の子供の歯が抜けたら、新しい大人の歯がしっかり下へ根付くようにと意味合いを込めて縁の下に投げる!
子供の歯を投げる際には、ネズミの歯より強くなれ、ネズミの歯と変われと言うこともあります。
欧米では、抜けたら子供の歯を枕の下に置いて寝ると歯の妖精(トゥース・フェアリー)が集めに来て代わりにコインを置いていくと言われています。
最近では、歯科医院やインターネットの通販などで乳歯ケースが販売されており、抜けたら子供の歯を自宅で思い出や成長記録として保存したり、再生医療を行っている「歯髄(しずい)細胞バンク」に無償で寄付することもあるようです。
歯にまつわる迷信や都市伝説2. 炭酸飲料を飲むと歯が溶ける!?
炭酸飲料とは、炭酸ガスが含まれている飲料水です。
砂糖が含まれている炭酸飲料もあれば、砂糖が含まれていない炭酸水も多くあります。
口のなかのPHは唾液により、中性に近い弱酸性である6.8PHに保たれていますが食べ物や飲み物を口に含むとPHは下がります。
しかし、歯が溶け始めるPHは5.5PHと言われており、炭酸飲料のPHはメーカーにもよりますが5.5PHより低いものがほとんどであり、最も低い炭酸飲料は2.2~2.9PHととても低いです。
口のなかのPHが下がってしまっても唾液の力により元のPHに戻ることができますが、口に含んだPHが低ければ低いほど元のPHに戻るまで時間がかかります。
そのため、少しずつ時間をかけてだらだらと炭酸飲料を飲んでいたり、寝る前に炭酸飲料を飲んでしまうと口のなかのPHが戻ることができずに歯が少しずつ溶けていってしまうため炭酸飲料は歯が溶けるもと言われています。
歯にまつわる迷信や都市伝説3. 子供の歯の虫歯リスクは3歳で決まる?
産まれたばかりの赤ちゃんは虫歯菌のなどはもっておらず無菌の状態です。
しかし、大人が使用したお箸やスプーンやコップ、施設にある共有するオモチャなど唾液により外部から様々な菌が口のなかに入ってしまいます。
3歳まで虫歯にならなかった場合、虫歯ができにくいと言われる理由は、虫歯菌を持っているか持っていないかではなく、生活習慣が3歳までに身に付くため虫歯にならなかった子供は虫歯になりにくいという意味です。
しかし、3歳までに虫歯にならなくても、虫歯になる条件が揃ってしまうと虫歯になってしまうため一生虫歯にならないとは言いきれません。
歯にまつわる迷信や都市伝説4. 歯科医師や歯科衛生士の子供は虫歯にならない?
例外もありますが、歯科医師や歯科衛生士の子供は、虫歯になることはほとんどありません。
それは、歯科医師や歯科衛生士は知識も技術も豊富なため、食べ物や飲み物の制限などを含め様々な対策を取り、尚且つ歯磨きのケアを怠りません。
その他にも、幼いうちから定期検診やフッ素やシーラントなども行い子供の口のなかの徹底的に管理し虫歯予防に取り組んでいるため虫歯ができてしまうことがないと言えるかと思います。
これだと迷信になりませんね笑
歯にまつわる迷信や都市伝説5. 完璧な虫歯の予防法は存在しているのに歯科医師がその方法を隠している?
上記に記載したとおり、虫歯にならない方法はあります。
しかしこの方法は、歯科の保健指導で伝えていますが100%やりきること管理することができずに虫歯になってしまっている状態です。
虫歯は4つの条件が重ならない限りおこりません。
その4つの条件とは、歯の質、糖分の摂取、虫歯菌の数、時間です。
歯の質は、定期的に歯科医院にて高濃度のフッ素を塗りセルフケアでフッ素配合の歯磨き粉を使用すると改善できます。
糖分の摂取は、糖分が含まれる食べ物や飲み物の摂取頻度です。
虫歯菌の数は、定期的に歯科医院でのクリーニングを行い、適切な歯磨きで減らすことができます。
時間とは、上記に記載した糖分の摂取に関係しており、口のなかのPHが5.5以下の時間が長時間続くと虫歯になりやすくなります。
歯にまつわる迷信や都市伝説まとめ
子供の歯が抜けたら…
l 下の子供の歯が抜けたら新しい大人の歯がまっすぐ上に生えますようにと意味合いを込めて屋根の裏に投げ、上の子供の歯が抜けたら、新しい大人の歯かわしっかり下へ根付くようにと意味合いを込めて縁の下に投げる!
l 大人の歯が強くしっかり生えるようにするためのおまじない。
l ネズミの歯より強くなれ、ネズミの歯と変われと言うこともあります。
l 最近では、抜けたら子供の歯を自宅で思い出や成長記録として保存したり、再生医療を行っている「歯髄(しずい)細胞バンク」に無償で寄付することもある。
炭酸飲料を飲むと歯が溶ける!?
l 口のなかのPHは唾液により、中性に近い弱酸性である6.8PHに保たれている。
l 食べ物や飲み物を口に含むとPHは下がる。
l 歯が溶け始めるPHは5.5PH。
l 炭酸飲料のPHはメーカーにもよるが5.5PHより低いものがほとんどであり、最も低い炭酸飲料は2.2~2.9PHととても低い。
l 唾液の力により元のPHに戻ることができるが、口に含んだPHが低ければ低いほど元のPHに戻るまで時間がかかる。
l 少しずつ時間をかけてだらだらと炭酸飲料を飲んでいたり、寝る前に炭酸飲料を飲んでしまうと口のなかのPHが戻ることができることができない。
子供の歯の虫歯リスクは3歳で決まる?
l 産まれたばかりの赤ちゃんは虫歯菌のなどはもっておらず無菌の状態。
l 唾液により外部から様々な菌が口のなかのに入ってしまいます。
l 虫歯菌の数ではなく、虫歯にならないまたはなりにくい生活習慣が3歳までに身に付くため。
l 3歳までに虫歯にならなくても、虫歯になる条件が揃ってしまうと虫歯になってしまうため一生虫歯にならないとは言いきれない。
歯科医師や歯科衛生士の子供は虫歯にならない?
l 例外もあるが、歯科医師や歯科衛生士の子供は、虫歯になることはほとんどない。
l 歯科医師や歯科衛生士は知識も技術も豊富なため、食べ物や飲み物の制限などを含め様々な対策を取り、尚且つ歯磨きのケアを怠らないため。
l 幼いうちから定期検診やフッ素やシーラントなども行い子供の口のなかの徹底的に管理し虫歯予防に取り組んでいるため。
完璧な虫歯の予防法は存在しているのに歯科医師がその方法を隠している?
l 虫歯の予防法はあり、歯科の保健指導で伝えているが100%管理することがで着ないため虫歯になってしまう。
l 虫歯には歯の質、糖分の摂取、虫歯菌の数、時間の4つの条件が必要。
l 歯の質は、定期的に歯科医院にて高濃度のフッ素を塗りセルフケアでフッ素配合の歯磨き粉を使用すると改善できる。
l 糖分の摂取は、糖分が含まれる食べ物や飲み物の摂取頻度。
l 虫歯菌の数は、定期的に歯科医院でのクリーニングを行い、適切な歯磨きで減らすことができる。
l 時間とは、上記に記載した糖分の摂取に関係しており、口のなかのPHが5.5以下の時間が長時間続くと虫歯になりやすくなりやすくなる。
聞いたことがある昔からの迷信やいろいろな都市伝説があり、理由のある本当の話や間違った話も多くあります。
迷信や都市伝説などの噂に左右されないように気を付けてくださいね。
執筆者:woodbat
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