歯医者 歯科衛生士

ラポール(信頼関係)の形成を行う方法! 歯医者の場合はどうするの?

投稿日:2018年12月14日 更新日:

ラポールの形成は、仕事やプライベートのも使えるコミュニケーション技術です。

歯科の場合は、治療を行うにも患者の協力が必要なため、ラポールの形成は重要なものとされています。

ラポールの形成を行うためのテクニックについて元歯科衛生士が説明します。

ラポールとは

ラポール(rapport)とは、簡単に言えば信頼関係ですが、もともとはカウンセリングやセラピーなどの心理療法で使われていました。

 

現代ではビジネス、政治、医療、教育など幅広く使われており、人間関係を築くためにとても重要なものとされています。

 

ラポールの形成ができるようになると、初対面から始まる人間関係でも安心感や信頼感を得ることができ、スムーズにコミュニケーションをとることができます。

 

とくに医療の場ではラポールの形成はとても大切であり、治療をスムーズに行うためにも必要かと思います。

ラポールの形成の基本

ミラーリング

ミラーリングとは、相手に親近感を持たせたり好感を抱かせる心理テクニックの一つで、相手の言動やしぐさなどを鏡のようにマネすることです。

 

自分と似た人、または似たものに対して好感を抱きやすい類似性の法則が深く関係しています。

ペーシング

ペーシングとは、相手の話し方や声のトーン、呼吸などのペースを合わせることです。

 

また、相手が持っている価値観などを合わせることもペーシングてす。

 

ペーシングにより、聞き手と話し手の中に一体感が生まれ、話し手は安心して会話ができます。

バックトラッキング

バックトラッキングとは、相手の言った言葉や

表現を同じように返すことです。

 

しかし、全てを同じ言葉で返す必要はなく、要約しても問題はありません。

 

あいづちだけでは、相手が話をきちんと聞いているのか話していてわからなくなってしまいます。

 

フレーズをオウム返しにすることによって、話をきちんと聞いている、理解していると認識され、安心感や信頼を持って会話ができます。

キャリブレーション

キャリブレーションとは、声のトーン、呼吸の状態、表情、姿勢、動作などから相手の気持ちや心理状態を判断することです。

歯医者におけるラポールの形成方法

歯科の場合はとくに、患者との距離がどうしても近くなってしまいます。

 

大きな口を開けている状態で見ず知らずの人に口の中を見られているので、いい気持ちはしないかと思います。

 

そのため、歯科の場合ではパーソナルスペースも深く関係してきます。

 

また、歯科は限られた短い時間の中でラポールの形成を行わなくていけません。

 

術中の時は感染予防のためにマスクを着けていますが、そのほかで患者と接する時は親近感や信頼関係を得やすくするために顔の表情がきちんとわかるようにマスクを外すことが基本とされています。

ラポールの形成に重要なパーソナルスペースを歯医者は重視しよう

パーソナルスペースとは、他人に近付かれると不快に感じる空間のことで、心理的な縄張りのことです。

 

一般的には、女性よりも男性の方がパーソナルスペースは広いとされていますが、その人の個人の性格などによっても差はあります。

 

親密な相手ほど、パーソナルスペースは狭くなり、逆に敵視している相手に対しては、視認できるだけで不快に感じるほどパーソナルスペースが広い場合もあります。

 

パーソナルスペースを少しでも狭く近づけるように、初回の診療で行う問診も閉じた質問法と開いた質問法を使い分けて、きちんと傾聴して行うように心がけるようにしましょう。

 

また、ラポールの形成を得やすくするためにも、歯科衛生士や歯科医師は担当制が好ましいかと思います。

ラポールの形成方法(特に歯医者向け)まとめ

ラポールの形成

l  簡単に言えば信頼関係。

l  もともとは心理療法で使われていた。

l  現代では、人間関係を築くためにとても重要なものとされている。

l  スムーズにコミュニケーションをとることができる。

ラポールの形成の基本

ミラーリング

l  相手の言動やしぐさなどを鏡のようにマネすること。

l  類似性の法則が深く関係している。

ペーシング

l  相手の話し方や声のトーン、呼吸などのペースを合わせること。

l  ペーシングにより、聞き手と話し手の中に一体感が生まれる。

バックトラッキング

l  相手の言った言葉や表現を同じように返すオウム返しのようなこと。

l  きちんと聞いている、理解していると認識されやすい。

キャリブレーション

l  声のトーン、呼吸の状態、表情、姿勢、動作などから相手の気持ちや心理状態を判断すること。

歯科におけるラポールの形成方法

l  パーソナルスペースも深く関係している。

l  限られた短い時間の中でラポールの形成を行わなくてはいけない。

l  患者と接する時は顔の表情がきちんとわかるようにマスクを外すことが基本。

パーソナルスペース

l  他人に近付かれると不快に感じる空間のことで、心理的な縄張りのこと。

l  女性よりも男性の方がパーソナルスペースは広いとされている。

l  パーソナルスペースを少しでも狭く近づけるように、初回の診療で行う問診もきちんと傾聴して行う必要がある。

l  歯科衛生士や歯科医師は担当制が好ましい。

 

ラポールの形成は、歯科に限らず色んな場面で使われています。

 

ミラーリングなどラポールの形成に必要なことは、世間でも知られていることも多いため、実際には効果がない人もいます。

 

また、必要以上に行ってしまうと不自然になってしまうので、少しずつ取り入れて心を開いてもらえるように努力する必要があるかと思います。

-歯医者, 歯科衛生士

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