飛行機でトマトジュースを飲むとやけに美味しい理由を徹底解明! 機内で飲むと美味しいもの、危険なもの
投稿日:2018年10月2日 更新日:
皆さんは、飛行機に乗ったとき、トマトジュースを飲んだことはありますか。私は飛行機に乗ると耳が痛くなるせいで、飲み物を飲む暇もありませんでした。
そんなトマトジュースですが、飛行機の中で飲んだ時、「美味しい」と感じた人はいませんか。私の家族にも同じ経験をした人がいます。
今回は、飛行機内でトマトジュースを飲むと美味しいと感じる理由をご紹介します。
飛行機の機内ではなぜトマトジュースがいつもより美味しく感じる?
トマトジュースを飛行機内で飲んだ時に美味しく感じる原因は、地上と上空の違いの一つである、「酸素の濃度」にあります。
飛行機が飛んでいる際、飛行機の高さは地上から約9kmにもなります。それに伴って、酸素濃度も低くなります。すると、血液中の酸素の濃度も低くなります。
血液の酸素濃度が低くなると、嗅覚と味覚が鈍くなってしまいます。なので、地上では美味しいはずのものが、味が薄くなったように感じます。
しかし、味覚が鈍くなると言っても、塩味や甘みが鈍くなるので、酸味、旨味はあまり変わりません。そして、トマトにはグルタミン酸と呼ばれる、うまみ成分がかなり含まれています。だから、飛行中はトマトジュースが美味しく感じるのです。
さらに、飛行機の中というのは、乾燥していますし、それが長時間続きます。なので、のどが渇くのは当然のことです。そのような状況でうまみ成分たっぷりの、しかも飲み物があるのですから、より美味しく感じることができます。
飛行機内でトマトジュースを飲むのはOK。でもビールはダメ!
飛行機の中でのビールは、より酔いやすくなってしまいます。この理由も、酸素濃度に関係しています。
血液中の酸素濃度が低下すると、血液循環が良くなります。そうなると、アルコールがまわりやすくなってしまうのです。
さらに、アルコールの分解には酸素が必要です。しかし、低酸素状態のため、アルコールの分解が難しくなり、遅れてしまいます。
低酸素状態では、脳にも影響が出ます。判断力が鈍くなったり、パフォーマンスが落ちたりしてしまいます。これは、お酒の酔いと似ていますね。その状態でお酒を飲むと、地上よりもアルコールが強くなってしまい、酔いが早くなります。
飛行機内は飲み物のおかわり自由! 何杯でもトマトジュースが飲めるぞ!
飛行機の中では、飲み物のおかわりは自由な場合とそうでない場合があります。
基本的に飛行機の中では飲み物のおかわりは自由です。機内食が出ない飛行機の中でも飲み物は出してくれます。しかし、その乗っている便がかなり安い便だと、おかわりすることが有料の場合があります。
また、ビールなどのアルコールが入った飲み物は有料の場合があります。飛行機に乗っているお客さんがアルコールにより酔っていると飛行機の乗務員さんが判断したときには、泥酔を防止するためアルコールを止められることがあります。
機内食が出るフライトでも飲み物のおかわりは頼むことができますが、飛行機の移動距離が短い場合だと、おかわりには限りがあります。
飛行機の移動距離が長い場合、ファミリーレストランのように、フードコーナーにドリンクバーが置かれていることがあります。その時は遠慮せずにおかわりに行っても大丈夫です。
飛行機の中に持ち込める飲み物は? トマトジュースは持ち込める?
飛行機に持ち込める飲み物は、国内線と、国際線で大きく違います。国内線の場合、持ち込んでよい飲み物の制限はほぼ無いと言ってよいでしょう。水、お茶、清涼飲料水など、ほぼすべてが持ち込み可能です。
トマトジュースを持ち込むのもいいかもしれません笑
アルコールの入ったビールなども、飛行機の持ち込むことができます。しかし、アルコール度数が24パーセントから70パーセントのアルコール飲料は、5Lまでしか持ち込めないというルールがあります。これは、荷物を預けるのも同じです。
70パーセントを超えるアルコール飲料は持ち込みができません。また、アルコール飲料を飛行機の中で飲んではいけない場合もあります。
国際線の場合、容器一つ辺り100ミリリットルまでで、さらにその容器をジッパー付きの袋に入れなければなりません。
袋はプラスチックでないといけないという決まりもあります。そして、そのプラスチックの袋は一人1枚という制限があります。
まとめ
・飛行中は低酸素状態のため、味覚が旨味以外あまり感じられない。その中でうまみ成分たっぷりのトマトジュースを飲むと美味しく感じる。
・アルコールを分解するためには酸素が必要だが、飛行中は低酸素状態のため、アルコールのあるビールなどを飲むと酔いやすくなってしまう。
執筆者:woodbat
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