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びっくりドンキーの肉はミミズという都市伝説を検証しました!

投稿日:2019年8月8日 更新日:

びっくりドンキーは、いろいろな種類のハンバーグが食べられるお店。

 

大人から子供まで大人気のレストランです。

 

ボリューム満点なので、お肉をがっつり食べたいときに、ついつい足を運ぶ人も多いのではないでしょうか。

 

そんなびっくりドンキーですが、ハンバーグに使っている肉がミミズ!という都市伝説が。

 

そこでミミズ肉の都市伝説が生まれた経緯と、ほんとうにミミズ肉の可能性があるのか、いくつかの角度から検証してみたいと思います。

びっくりドンキーの肉がミミズ、という都市伝説はどこから生まれた?

びっくりドンキーのバンバーグに使っている肉が、実はミミズである!というショッキングな噂のはじまりは、Twitterのようです。

 

ある男子学生が、父親から聞いたこととして、びっくりドンキーの肉はミミズであることをツイート。

 

それがまたたくまに拡散し、びっくりドンキー=ミミズ肉という都市伝説が生まれたようです。

 

びっくりドンキーには100%ビーフという表示がなく、それはミミズ肉を使っているからだ!という解釈も一緒に広まりました。

 

実は、大型チェーン店にてミミズ肉を使っているという噂は、びっくりドンキーに始まったことではありません。

 

過去には、マクドナルドのバンバーガーの肉の一部はミミズだという噂も。

 

このときは、ある女性がハンバーガーを食べたところ、ミミズが生のような状態で出てきた、という話でした。

 

(実際はひき肉の形状がミミズに見えたというところらしいです)

 

こうした過去の前例も、びっくりドンキーのハンバーグはミミズの肉で作られているという噂の拡散を後押ししたと言えるでしょう。

びっくりドンキーの肉は本当にミミズ?

ここで知りたいことは、本当にびっくりドンキーのハンバーグはミミズ肉なの?という点。

 

この噂が拡散したとき、びっくりドンキー側はミミズ肉を使っていないと断言、100%ビーフと表示していないのは、豚肉も使っているからであると回答しています。

 

ここから、牛肉+豚肉というのがびっくりドンキー側の主張であることが分かります。

 

また、この都市伝説が根拠のないウソである理由として、ミミズ肉がとても高額であることを挙げる人も。

 

実際にミミズの肉を使用したら、国産和牛と同じくらいのコストがかかるとのこと。

 

ミミズ肉を使うことで、ハンバーグの原価を下げるどころか、むしろあがってしまうと指摘しています。

 

そのためコスト面からみても、ミミズ肉は現実的ではないということになりますね。

ミミズ肉はほんとうに存在しないのか?

びっくりドンキーのハンバーグは、ミミズ肉を使っている可能性がゼロ。

 

なんの根拠もない都市伝説であることが分かりましたので、これまで通り、安心して食べることができますね。

 

それでは、ミミズの肉を使った料理は、ほんとうに存在しないのでしょうか。

 

実は、ミミズの肉を使った料理そのものは存在します。

 

正確には、ミミズのような見た目をした食材。

 

その正体が「ヌタウナギ」です。

 

ヌタウナギは「ウナギ」という名称がついていますが、ウナギとは縁遠い生物。

 

もっとも原始的な脊椎動物の一種で、硬骨魚類であるウナギとは見た目が似ているだけ。

 

生物学的には、魚類とは異なるものとして区別されています。

 

ヌタウナギは、まわりにヌルヌルした粘膜があり、ミミズにそっくり。

 

そこでミミズ肉と言われることがあるんです。

ミミズ肉はどのようにして食べるの?

日本で食べる機会は少ないと思いますが、中国の一部の地域や、ベトナムなどで食べられています。

 

ベトナムに行くと、「ヌタウナギのフォー」や「ヌタウナギのおかゆ」という看板を出しているお店をちょくちょく見かけます。

 

そのままだとヌルヌルしていて気持ち悪いヌタウナギですが、食材用は乾物。

 

大きめのプラスティックのボトルに、乾燥させたヌタウナギが大量にストックされています。

 

フォーの場合、麺、肉、野菜などをどんぶりにいれて、ヌタウナギをパラパラふりかけます。

 

そのうえに熱々のスープをかけたら、ヌタウナギがほどよい具合にふわふわに。

 

若干、ミミズ肉っぽさが出てきますが、味は意外とウナギに近い印象。

 

ベトナムでヌタウナギ入りのフォーを注文すると、豚肉入り、牛肉入りより50円から100円程度高くなります。

 

ただ、ベトナム人も、ミミズのような見た目から、苦手な人が多いという事実が。

 

日本人がそれを頼むと、「これだけど本当に食べる?」と、わざわざ乾燥ヌタウナギを見せて、心配されていまいます。

 

ヌタウナギ=ミミズ肉にチェレンジしてみたい人は、とくにハノイに行くとわりと気軽に楽しむことができますよ。

まとめ

  • びっくりドンキーのハンバーグはミミズ肉という都市伝説はTwitterのつぶやきから生まれたようだが、真相はよくわからない。

 

・ミミズの肉は意外と高額なので、原価をさげることにはつながらない。また、びっくりドンキーの肉は「牛肉+豚肉」。

 

  • ミミズ肉と言われる食材が「ヌタウナギ」。脊椎動物の一種で、見た目はミミズにそっくりで気持ち悪い。

 

・ベトナムでヌタウナギは、フォーやおかゆに入れて食べるが、ミミズみたいなので苦手なベトナム人も多い。

 

ヌタウナギは、見た目はミミズに似ていますが、目をつぶって食べたら本当においしいので、ぜひチャレンジしてみてください。

-ハノイ, 雑学, 食事, 食材

執筆者:


  1. 隆二 より:

    私は40年前に当時出来たてのビックリドンキー西野一号店でバイトしたことが有りますが、ミミズの事は、都市伝説ではありません。
    実際、自分が見てますから。
    なぜドンキーの肉の味とマックの肉の味が違うか分かりますか?

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