雑学

広辞苑と大辞林! どう使い分ける? 二つの違いは? 実は結構違います!

投稿日:2019年7月31日 更新日:

皆さんは、広辞苑や大辞林で何か言葉を調べたことはありますか。

 

私は言葉を調べるときに広辞苑なら使ったことがあります。

 

広辞苑と大辞林は、同じ辞書のようなものですが、違うところがいくつかあります。

 

今回は、広辞苑と大辞林の違いを皆さんにご紹介します。

広辞苑と大辞林の違いは語釈(意味)の順番

広辞苑と大辞林の一番の違いは、語釈(意味)の順番です。

 

広辞苑は基本的に、古い時代から紹介しており、一番初めの広辞苑にある言葉は、今の広辞苑にもほとんど入っています。

 

また、古い時代の言葉の解釈から始まっているため、今の人にはわからないような言葉が最初の方に出てきます。

 

大辞林は、広辞苑を超えるものを作ろうということで生み出されました。

 

大辞林の語釈の順序は、最近の言葉から始まります。

 

現代というものにこだわっており、広辞苑に乗っていないような人物も載っている場合があります。

 

広辞苑は歴史を重視、大辞林は現代を重視しているということになります。

 

例えば、「挨拶」という言葉を広辞苑と大辞林で引いたとします。

 

すると、広辞苑の場合は

「禅家で師僧が門下の僧と問答してその悟道・知見の深浅を試みること」

というとても難しい文章が最初に出てくるのに対し、大辞林の場合、

「人と人があったとき、別れるときなどに交わす儀礼的な動作や言葉」

とあります。

 

用例でも、広辞苑の場合は古文で使われることが多いです。

 

そのほかの違いとしては、小さなものが多いです。

 

出版社は広辞苑の場合岩波書店、大辞林の場合は三省堂となっています。

 

収録語数は広辞苑のほうが大辞林より1万語も多く、25万語です。

 

そのためか、価格も広辞苑のほうが1000円ほど高くなっています。

広辞苑と大辞林、どっちのほうが良いの?

では、広辞苑と大辞林の場合は、どちらの方が良いのでしょうか。

 

調べたい言葉のもともとの意味や語源などを知りたい場合は広辞苑がうってつけだといえます。

 

挨拶という言葉を調べてもとても難しく解釈されていたからです。

 

逆に、現代の言葉の解釈でわかりやすく知りたいという場合は、大辞林をおすすめします。

 

収録語数は広辞苑よりも少ないですが、値段を見ると大辞林の方が少し安いので、人によってはお得かもしれません。

 

ただし、広辞苑は言葉の順序が古い解釈のほうが早く出てくるというだけで、今の人でもわかりやすい表現は書かれていないという事ではありません。

 

語釈の順序をあまり考慮しないのであれば、もともとの意味を知ることができ、さらに収録語数の多い広辞苑をおすすめします。

 

さらに広辞苑は、1ページ1ページがとても薄いのです。

 

最新の第七版は第六版と比べて140ページも多くなりました。

 

しかし広辞苑自体の厚さは約8センチとほとんど変わりません。

 

広辞苑は用紙の質にもかなり重点を置いており、高度な印刷技術で1ページ1ページをしっかりとめくることができます。

 

数ページをまとめてめくることがほとんどないのです。

 

また、広辞苑第六版から紙一枚一枚にチタンを入れています。

 

なぜかというと、チタンを入れることで非常に薄い紙になったとしても強度が増し、さらに文字が透けないというメリットがあるからです。

 

チタンを入れる欠点としては、重量が大きくなるという事です。

 

しかし広辞苑自体頻繁に持ち運ぶものではないので、あまり気にならないかと思われます。

広辞苑や大辞林の仲間「大辞泉」とは?

広辞苑や大辞林のようなとても大きな辞典の仲間で、大辞泉というものがあります。

 

大辞泉というのは、語釈の順序は、名前の似ている大辞林と同じく現代の解釈から始まっています。

 

広辞苑や大辞林との大きな違いとして、カラー図版が非常に豊富であるということです。

 

そして書籍だけでなくデジタル版もあり、スマートフォンアプリで入手することができます。

 

電子辞書の中にもデジタル版が入っている場合があります。

 

デジタル版と書籍版の違いとして、書籍版は25万語収録されているのに対し、デジタル版は30万語収録されており、5万語も多くなっています。

まとめ

・広辞苑と大辞林の大きな違いは、語釈の順番にある。広辞苑は言葉の解釈が古い物から先に出てくるのに対し、大辞林は現代の解釈から先に出てくる。

 

・広辞苑のほうが語数も1万語ほど多く、価格も1000円ほど高い。

 

・意味を知るだけで十分なら大辞林を、現在使われている意味も、もともとの意味も知りたいならば広辞苑が良い。

 

・同じ時点で大辞泉というものがあるが、語釈の順番は大辞林と同じだがカラー図版が非常に多い。

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