スキージャンプの競技人口は少ない? 雑学やスキーの人口についても解説します!
投稿日:2019年3月13日 更新日:
皆さんは、スキージャンプに興味はありますか。
皆さん知っていると思いますが、スキージャンプは日本にも世界にも競技している人はいます。
では、その競技人口は、日本と世界でそれぞれどのくらいなのでしょうか。
今回は、日本と世界のスキージャンプの競技人口をそれぞれご紹介します。
日本どころか世界でもスキージャンプの人口は少ない?
スキージャンプの競技人口は、世界であってもかなり少ないです。
世界の場合、現役選手は男女合わせて1400人ほどしかいません。
なので、日本の競技人口はもっと少ないはず。
特に女子の場合、オリンピックに採用されたのが最近なので、かなり少ない方であるといえるでしょう。
バンクーバーオリンピックでは、競技人口が少ないため競技自体が見送られたこともあるそうです。
これにより、関係者からは批判が殺到し、アメリカが中心となって、「見送りを撤回しろ」という撤回要求の運動が起こりました。
世界のスキージャンプの強豪国は?
スキージャンプの強豪国は、メダルの獲得数で比べるとノルウェーが一番多く、金メダルが11個、銀メダルが10個、銅メダルが14個で、合計で35個になります。
金メダルの獲得数だとフィンランドがノルウェーに次いで多く、10個です。メダルの総獲得数はオーストリアがノルウェーに次いで多く、25個になります。
日本は、金メダルが3個、銀メダルが5個、銅メダルが4個で、合計12個になります。
ノルウェーはスキージャンプでなぜそんなに強い?
メダルの総獲得数も、金メダルの数も多いノルウェー。なぜこんなにスキーに強いのでしょうか。
日本のスキージャンプ選手である葛西紀明選手によると、「チームの結束力が強い」そうです。
日本人以上に結束力があるようで、団体戦であろうと個人戦であろうと、「全員で頑張る」という気持ちがわかるそうです。
日本の場合、個人でトレーニングする時間が多いのですが、ノルウェーでは大勢で取り組み、そのトレーニングの質も高いです。
さらにノルウェーは、スポーツが国民の生活にかなり浸透しており、それは日本よりもすごいそうです。
スキージャンプの起源ももちろんノルウェー
スキージャンプの起源は、1840年頃のノルウェーのテレマークというところです。
詳しいことは分っていませんが、スキーで遊んでいるときに自然に競技になったという説があります。
そのころの選手で有名だったのが、「ノルトハイム」という人でした。
スキージャンプはテレマークが発祥の地のため、飛ぶときに最も綺麗な姿勢を、「テレマーク姿勢」といいます。
女子スキージャンプにはラージヒルがない?
ラージヒルは、スキージャンプにおいてのジャンプ台の一種で、着地する地点の限界までの距離が110メートル以上の代のことを言います。
スキージャンプ男子にはそのラージヒルは存在するのですが、女子にはラージヒルはありません。それには大きく2つの理由があります。
まず一つ目に、競技人口です。
世界の女子スキージャンプ選手は200人ほどしかいません。
ワールドカップなどの参加する人数は、もっと少なくなります。
競技人口が少ない中でのメダルというのは、例えそれが金メダルであっても価値が下がってしまいます。
ノーマルヒルという、その名の通り普通のスキージャンプの1種目だけで限界になり、2種目のラージヒルは、行うことが難しくなります。
二つ目に、女子の体であるということです。
たとえプロでも、女性は女性。
人間があんなに高いところに放り出されて落下しているので、ノーマルヒルでさえ負担があるのにラージヒルではもっと負担が大きくなります。
なので、危険だと言える判断ができます。
人口が少なくなっているのはスキージャンプだけではない?
実は、スキージャンプだけでなくスキーの人口も少なくなっています。
ピークだったころの1998年頃は1800万人ほどいましたが、最近ではその3分の1以下になっています。
それには、コスパが悪いという理由があります。
交通費やホテル、スキー板、リフトなど、準備する時にもスキーをする当日にもお金がかかります。
もちろん、今のほうが昔よりはコストは下がっています。
が、それでもコスパが高いことには変わりありません。
世界と日本のスキージャンプ人口まとめ
・スキージャンプの人口は世界の場合男女合わせても1400人ほど。日本国内であれば、それよりも少ないため、スキージャンプの競技人口は少ない方だといえる。
・その競技人口の少なさから、競技が見送られたこともあり、批判や運動が多くあった。
執筆者:woodbat
関連記事
学校の不思議! なぜ理科室、家庭科室の椅子は背もたれがないのか?
学校には理科室や家庭科室があると思いますが、その教室の椅子には背もたれがついていましたか。 ほとんどの学校にはこれらの教室の椅子に背もたれはついていません。 背もたれが無くて、もたれることができず少し …
高速道路の街灯が多い場所と少ない場所があるのはなぜ? その理由は? 雑学もまとめて解説します!
車を持っている方の中で、ある程度の経験があれば、高速道路に乗ったことがあると思います。高速道路を通っている最中、「暗いな」と感じたことはありませんか? もちろん、車のライトはついています …
ニュージーランドを漢字表記すると…? 新西蘭? 乳国? 驚きの漢字のセンス力!
日本のメディアを中心に日常生活で目にする外国の国名の漢字表記。 どの国の漢字表記も一般化し、定着していますが、「NZ」と表記されることが多いニュージーランドにも漢字表記があるのでしょうか …
保育士って頭悪い? 馬鹿ばかり? 誰でもできる?… 本当はどうなの? いえいえ, そんなことはありません!
みなさんは、保育士にどんなイメージがありますか? 優しそう、子ども好き、面倒見が良い、気遣いが出来るなど、色々なイメージがありますよね。 私も保育士として働いていましたが、よく 「保 …
電車の中吊り広告が減った理由はスマホ? 気になる広告費も調べました
皆さんは、電車に乗っているときに、中吊り広告が減ったことに気が付きましたか。 私が小さいころによく見ていた中吊り広告が、今見てみれば少なくなっているように感じます。 それは …