フィギュアスケート選手のピークと引退年齢は? 特に男子よりも女子が早いのはなぜ? その理由を解説します!
投稿日:2018年9月27日 更新日:
フィギュアスケートといえば、スケートリンクの上で音楽に合わせて踊ったり、クルクルまわったり、ジャンプをしたり…
使用する音楽や衣装によって「可愛い」「美しい」「かっこいい」など、色んな表現も出来ますし、とても華やかなイメージがありますよね。
「氷上の妖精」なんて呼ばれることもあります。
そんなフィギュアスケートに憧れて、小さなうちから習い始める子もたくさんいると思います。
でも、フィギュアスケートの選手って選手として活躍する年齢が若いですし、引退するのも早いと思いませんか?
男子もですが、女子は特に早いと思います。
20代前半で引退する人も多いですよね。
まだまだこれから!って感じもしますが…
今回は、フィギュアスケート選手のピークや引退が早い理由について紹介していきたいと思います。
フィギュアスケート選手のピークと引退年齢
フィギュアスケート選手の、男子のピークは23歳頃と言われていて、その後30歳までに引退する人が多いようです。
これでも十分早いですよね。
それに対して女子は、ピークが15歳前後で、20代半ばごろまでに引退してしまう人が多いです。
21歳で引退という人もいましたね。
海外選手では、10代で引退した人もいるそうです。
若すぎますよね。
せっかく小さなころから練習を頑張ってきて選手になったのに、もったいない気がしますが、どうしてこんなにピークも引退も早いのでしょうか。
フィギュアスケートの女子選手のピークと引退が早い理由
◆女子は17歳頃から体型が変化する
男子よりも女子のピークが早いのは、17歳頃から体型が変化するためと言われています。
身体の成長に伴い脂肪も付いてきて、今まで出来ていた演技やジャンプが出来なくなってしまうそうです。
特に、ジャンプは体が重くなってしまうと、高く跳ぶのも大変そうですよね。
まだ体の軽い、15,16歳頃が、動きやすくジャンプもきれいに跳べるのでしょう。
毎日鍛えていても、体つきが丸くなってきてしまうようで、こればっかりはどうしようもないですね。
◆フィギュアスケートは過酷な競技
女子の方がピークや引退が早いとはいえ、男子だって十分に早いと思います。
その理由の1つに、フィギュアスケートは、見た目以上にとっても過酷な競技だということが挙げられます。
たとえば、ジャンプと着地は身体への負担が大きく、特に着氷時は体重の5~8倍の力が足にかかると言われています。
もちろん大会だけでなく、毎日たくさんジャンプの練習をしますし、転倒も多いですよね。
これだけの負担がかかれば、怪我だって多くなります。
そもそも、演技をしている間は全力疾走しているようなものなのだそうで、そうすると相当な体力が必要ですよね。
なので、身体的にも体力的にも長く続けるのは難しいのでしょうね。
◆デビューが早い
フィギュアスケートの選手は、10歳前後から競技会、10代半ばには全日本大会に出るようになるそうです。
つまり、トップ選手の活躍は15歳頃から始まっています。
それと同時に、若いうちから足腰にかなりの負担をかけることになるため、20代半ばごろになると身体に限界が来て、引退せざるを得なくなってしまうんだそう。
これも、引退が早い理由の1つなのですね。
ちなみに、ペアやアイスダンスは、30歳過ぎまで続けている人も多くいますが、シングルに比べて身体への負担が少ないから出来るのでしょう。
◆お金がかかる
フィギュアスケーターになっても、活動費用がかなりかかるため、経済的な理由で続けられなくなってしまう人も多くいるそうです。
これはどうしようもない事なのかもしれませんが、せっかく才能のある人が辞めなくてはいけなくなってしまうのは、なんだかもったいないですね。
フィギュアスケートのピークと引退年齢まとめ
・フィギュアスケート選手の男子は、ピークが23歳ごろで30歳までに引退する人が多い。一方女子は、15歳前後でピークを迎え、20代半ばまでに引退してしまう人が多い。
・ピークや引退が早い理由は
:女子は17歳ごろから成長に伴い、体型が変化してしまう
:フィギュアスケートはとても過酷な競技で、長く続けるのが難しい
:デビューが早く、20代半ばごろには身体に限界が来てしまう
:活動費用がかなりかかる
などがある。
演技終了後の選手はかなり息切れしていて、それだけハードなことが伝わってきますよね。
それでも、演技中は苦しそうな表情を見せることがないどころか、笑顔で滑る選手もいてさすがプロだなと感じます。
早くに引退してしまうのは寂しいですが、努力ではどうすることも出来ない仕方のないことなのでしょう。
しかし、決して過酷さを見せずに華麗な演技でたくさんの人を魅了し、あっという間に引退するからこそ美しく、憧れる人も多いのかもしれませんね。
ちなみに、当記事以外のフィギュアスケート記事をまとめた記事は以下になります。
フィギュアスケートをより楽しむために~当ブログの記事を解説付きでまとめました!
ぜひ他の記事も読んでみてください!
執筆者:woodbat
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