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レタスの赤い筋は食べても大丈夫か? 赤くなるのを防ぐ方法は?

投稿日:2019年4月24日 更新日:

春になると、葉野菜が美味しい季節になります。

 

からし菜にルッコラ・春キャベツ・チンゲン菜、そしてレタス。

 

皆さんはどんな野菜が好きですか?

 

レタスや春キャベツは、秋から冬にかけて高騰します。

 

しかし、春から夏にかけて急激に値が下がり、冬に間我慢していた分、たくさん食べたくなります。

 

安いから、1個だけでなく2個買っておこうと、よくばりなことを考えている人もいますね。

 

しかし、キャベツは古くなると黒い染みのようなものがでてきます。

 

レタスは、茎の部分が赤くなったり、赤い筋のようなものが出てきます。

 

これは一体何でしょう。食べても大丈夫なのでしょうか。防ぐ方法はあるのでしょうか。

 

今回は、レタスの赤い筋と、それを防ぐ方法についてのご紹介です。

レタスの赤い筋は何?

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レタスが古くなると、赤い筋が出てきます。

 

赤くなるのは固い茎の部分に現れることが多く、特に売る時にお店で切った、根との境目から赤くなってきます。

 

切ったところの他に、ちぎった後や茎の部分にも、赤い筋が出ています。

 

古くなると、レタスの赤い筋はより目立つようになります。

 

レタスの切った部分が赤くなるのは、「酸化」しているためです。

 

そして、赤くなっている部分は元々白い汁のようなものが出ています。

 

この白い汁が酸化すると赤くなります。

 

この赤い色の正体は「ポリフェノール」になります。

 

「ポリフェノール」という意味では、食べても中毒を起こすような問題はありません。

 

これは「褐変」といってりんごが切ったまま放置しておくと茶褐色になるのと同じです。

 

レタスを購入する時に、お店の人が切ってすぐの場合は、まだ酸化していないため白い汁のようなものが見られます。

 

しかし、半日もたつと、その部分が褐変によって赤くなります。

 

この褐変にはただ酸化しているだけでなく、切った茎の部分にカビが生えるのを防ぐ、という役割があるそうです。

 

そして、赤い筋もこの褐変と同じです。

 

赤い筋は、茎や茎に近い葉の部分に多く現れます。

 

古くなると、どんどんと赤い筋の部分が茎の中心や根の茎の部分から赤くなっていきます。

 

赤い部分はレタスの繊維に沿って、広がっていきます。

 

しかし、あまり葉の先の部分で見ることはありません。

 

レタスの赤い筋は、酸化によるものですが、酸化は「劣化」ということにつながります。

 

たかが「酸化」たかが「劣化」というかもしれません。

 

しかし、劣化した食品を食べると、身体の中の細胞にも影響を与えて、老化を進めてしまうという意見もあります。

 

できるだけ、酸化した食材や劣化した食材を食べないことに、越したことはありません。

 

また、赤くなったところは固くなり、苦みも増して美味しくなくなります。

 

そのため、少しでもレタスの褐変や、赤い筋ができることを防ぐことが大切になります。

購入したレタスの赤い筋を防ぐには?

購入したレタスの赤い筋や褐変を防ぐためには、酸化させないことが一番大切です。

 

しかし、正確にはりんごの褐変とは異なり、レタス茎から出た白い液体だけでは赤くなることはありません。

 

白い液体がレタスの茎についたままにしておくと、赤くなります。

 

レタスは細胞が生きていることで、白い液体を赤くする作用があります。

 

赤くなった部分は、そのままレタスの繊維を上って、芯の繊維部分が赤くなりそれが赤い筋になります。

 

赤い筋は危険ではありませんが、苦みが増して固くなります。

 

食べられますが美味しいか、というと味は変わりますので、赤い筋が出ないことは大切です。

 

それでは、赤い筋を出さないためにはどうしたらいいでしょうか。

 

①まず、レタスを購入したら手で茎の部分をもって、クリッと捻ります。

この時、包丁でくりぬこうとするよりも、手の方が赤くなることを防ぐことができます。

 

②くりぬいた部分に水で湿らせた、キッチンペーパーを詰めます。

 

③野菜保存用のポリ袋に入れて、口をしっかりと閉じます。

 

④冷蔵庫に入れる時は、芯の部分を下にして立てるように入れておきます。

 

 

白菜やキャベツ同様に、芯の部分につまようじを差して、保存する方法も効果的です。

 

この時も、保存するときに野菜保存用のポリ袋に入れておきましょう。

 

ただ、購入したまま野菜室に入れておくよりも、レタスの保存期間が長くなり、赤い筋を防ぐことができます。

カットレタスの赤い変色を防ぐには?

野菜を洗う時に水であらうよりも、50度くらいの温度で洗った方が良い、という話をご存知ですか。

 

お湯で野菜を洗うと、変色を防ぐことができます。

 

その一つがレタスの茎部分に見られる褐変です。

 

市販されているサラダやカット野菜では、1日くらいならあまり赤い筋を見ることはありません。

 

どうしてでしょうか。

 

以前は漂白をしているということも言われていますが、最近は安全などからこういった処理も減っています。

 

まず、カットした野菜の赤い筋や変色を防ぐ方法です。

・カット面をできるだけ少なくする。

・50度くらいの湯で洗う。

・洗った後はしっかりと水を切る。

・野菜保存用の保存袋に入れる。

 

赤い筋や褐変の原因は酸化になりますので、できるだけ酸化しない方法を選んでください。

これは危険!赤以外の色のレタス

時々、農家が販売しているレタスの中で黒ずんでいるものがあります。

 

黒くなっているのは「腐敗病」という病気の場合があります。

 

黒いところを放置しておくと、レタス全体に広がります。

 

購入する時に黒くなっているものは、できるだけ避けるようにしましょう。

 

レタスの葉がべたつくときも、カビが発生していることがあります。

 

古くなったレタスを洗おうとしたとき、べたっとなっていたらカビの発生が考えられます。

 

生のまま食べるのはやめたほうが良いかもしれません。

赤くなったレタスの食べ方

レタスが赤くなると、生のままで食べるのは固いし、苦くなります。

 

そこで、レタス炒飯やスープにすることをお勧めします。

 

レタス炒飯レシピ

 

【作り方】

①レタスは食べやすい大きさに切ります。

②ベーコンは1cmくらいの幅に切っておきます。

③卵は良く溶きほぐしておきます。

③フライパンに油を入れて卵を半熟状態で炒めます。

④卵は取り出し、油を式直して、ベーコンと冷ご飯を炒めて、レタスを入れて木べらで切るように混ぜます。

最後に卵を戻し、しっかりと混ぜます。

⑤醤油、塩コショウ、中華味の素で味を整えます。

 

レタスは、なるべく最後に入れてシャキシャキとした食感を残しましょう。

 

このほかにも、玉ねぎのスライス、ベーコン、レタスをごま油で炒めて中華味の素で整えた、中華スープなども作れます。

まとめ

・レタスの赤い筋は、細胞が酸化したもので食べても大丈夫です。

 

・レタスを赤くしないためには、茎の部分を取り除いたり、茎の部分につまようじを差して、野菜保存用のポリ袋に入れて保存しましょう。

 

・レタスの赤い筋は苦くて固いので、加熱して食べましょう。

 

レタスの赤い部分は褐変なので、食べても大丈夫です。しかし食べても固く、美味しくはないため、加熱して美味しく食べましょう。

 

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