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フィギュアスケート女子・男子の体型変化の影響は? 日本と世界でも違いがある!

投稿日:2019年1月22日 更新日:

どんなスポーツも、アスリートとして活躍するには、適した年齢というものがあります。例えば、サッカーや野球は20代~40代、柔道選手なら、マラソンランナーなら、とアマチュアとして活躍できる年齢、プロとして活躍できる年齢と色々ありますね。

 

フィギュアスケートの場合は、オリンピックや世界選手権に出場できるのは、アマチュア選手となりますので、ほとんどが10代後半から20代がピークとなります。

 

しかし、10代は人の身体が最も成長する時で、男子も女子も体型が変化します。小学校高学年から中学生にかけて骨の成長が著しくなり、その変化によってそれまで軟骨だった部分も固い骨になっていきます。

 

フィギュアスケートの選手でも、ノービスからジュニア、ジュニアからシニアにかけての体型の変化に苦労をする選手が大勢います。身長が増えれば体重も増えますが、それが演技に影響することもあります。体重の増加を意識しすぎて身体を壊してしまう選手も大勢います。

 

それでは、フィギュアスケート選手の場合は、この成長期の体型変化がどう影響しているのでしょうか?それについて考察してみましょう。

フィギュアスケートの年齢別クラス

フィギュアスケートでは、年齢に応じて「ノービスクラス」「ジュニア」「シニア」があります。年齢を分ける時に日本では1月で分けるものと、4月で分けるものがありますね。他にも誕生月で分けるものもあります。

 

フィギュアスケートでは、6月30日までと7月1日からで年齢が分けられます。7月1日の時点で、9歳~10歳3級以上で「ノービスBクラス」になります。11歳~12歳4級以上で「ノービスAクラス」になります。ノービスクラスまではほとんど国際試合はありませんが、Aクラスは全日本で上位に入ると推薦でジュニアの大会に出ることができます。

 

ジュニアクラスは、6月生まれまでは中学1年生~高校3年生、7月1日過ぎ生まれは中学2年生~大学1年生までになります。その中でも7級以上となると、15歳からシニアクラスの大会に出場ができます。ジュニアからはグランプリシリーズと同様の国際大会に出場することができます。

 

フィギュアスケートの場合は、同じ学年でも誕生月によって、出られる大会が違ってきます。また、ジュニアの全日本で上位に入ると、シニアの大会に出ることができます。日本では、浅田真央のように、15歳になる前からシニアの大会で活躍していた選手はたくさんいます。

フィギュアスケート女子の体型変化:成長期はノービス?成長が早い日本人女子

ノービスクラスの子どもたちは、ほとんどが成長期前か、成長期が始まったころの年齢です。世界的にフィギュアスケートの女子選手のほとんどは、細身のためノービスクラスの時期はまだ成長がゆっくりで、体重も軽いため、ジャンプ力と瞬発力がある子の中には、ポンポンと三回転を跳んでしまうこともあります。

 

しかし、その先の成長で体重が急激に増えてきます。ここからが女子選手にとっては一番辛い時になります。

 

この時期、身体の成長には個人差があります。どちらかというと、日本人は全体にホルモン的な成長が早いため、欧米人よも早く身長の伸びが止まってしまいます。そのため、小柄な選手が多くいますが、これは逆に一番良い時期に体型が安定して、10代の半ばにはほぼ成長が止まります。

 

宮原智子は、小柄であることが幸いし、15歳のころからシニアで活躍し16歳の時には世界ランキングでも上位に位置していました。浅田真央も同様で、16歳のころからシニアの世界大会で活躍をしています。

 

日本の女子選手は、15歳くらいのジュニアからシニアにかけて、体型が安定してくるため、自分の演技への影響に早めに対処できるようになります。紀平梨花も同じ16歳です。一番のピークを迎え始める10代後半に成長期がほぼ終わる選手は、その後も成長する欧米の選手よりも、良い年齢で安定した演技ができるのかもしれません。

 

日本では浅田真央が17歳から24歳まで、宮原知子が17歳から20歳の現在まで第一線で活躍しますが、欧米の選手、特に選手層が厚いロシアでは、次々と10代の女子選手が表れては消えています。

 

荒川静香、村主章枝が活躍していたころ、アメリカのフィギュアスケート選手ミッシェル・クワンも長く活躍していましたが、彼女も中国系アメリカ人でしたね。彼女も身長は158cmとアメリカの選手としては小柄なアジア人体型でした。

 

しかし、早く身長の伸びが止まるということは、体重の増加には気を付けることになります。日本の選手でも、鈴木明子が摂食障害になったり宮原智子が疲労骨折を起こすなど、体重の増加との闘いをしている選手は大勢います。

 

浅田真央も体重増加で膝に負担がかかり、25歳、26歳のころに故障が続きジャンプが思うように跳べないという状態になりました。

フィギュアスケート男子の体型変化:身長の伸びが気になる男子選手

小学生の時はできたものが高校生になるとできなくなったり、逆に成長期が止まるまではやってはいけないと言われていたことができるようになります。野球の投手は子どものころは投げてはいけない変化球があると言いますね。

 

アニメの「ユーリ!オン アイス」で、ロシアのユーリがジュニアの時には、四回転を跳んではいけないとコーチから封印されていた、と言うシーンがあります。

 

男子は女子よりも成長期が長く20歳を過ぎるまで続く人もいます。しかも女子と違い、ノービスクラスからシニアまでの間に、30cmくらい身長が伸びる人もいますね。身長が伸びれば、その分体重も増えます。

 

男子ではすでに主流となっている4回転ジャンプでは、体重が増えるとその分膝や足首にかかる負担は半端ないものになります。一般的にランニングをするとき、足にかかる負担は体重の3倍と言われています。

 

しかし、フィギュアスケートのジャンプは、5~8倍になります。難度の高いジャンプで足首にかかる負担が8倍になると、体重55キロの選手が440キロ分の負担がかかるところ、60キロになると480キロになります。体重は5キロしか増えていないのに、負担は40キロ、お米の袋2つ分になります。

 

体脂肪が少ないフィギュアスケートの男子選手は体重のほとんどは筋肉や骨ですので、身長が伸びる時に、体重が増えることを避けることはできません。しかし、成長期の男子が身長が一年で10cm伸びれば体重が全く増えないということはありません。

 

高校生になって、160cmだった身長が170cmになれば、その分体重も踏えます。そのため、日々怪我との闘いをしている選手もいます。

 

特に細身の選手は、元々骨量が少ないため、疲労骨折をしやすいそうです。羽生結弦も痩せ体型ですね。彼も怪我で予選を欠場することがありますが、体重が少ないということは、負担は少なくても逆に、支える筋肉や骨がその分弱いということなのかもしれません。

 

難しいですね。

日本人フィギュアスケーターの体型変化:欧米化がすすむ日本人選手の体型

昭和の選手と比較すると、日本人のフィギュアスケートの選手もかなり身長が高く、手足が長くなりました。これはノービスの時の野辺山合宿で、ただ技術だけでなく体型もしっかりとチェックされ、フィギュアスケートの選手としてきれいな演技ができるかも見られます。

 

そのため、男子も女子も昭和の時代に活躍した伊藤みどり、渡部絵美のように、背が低くぽっちゃりした体型の選手がほとんどいなくなっています。特に男子の選手はスタイルも良く、世界中にファンがいる人も多くいます。

 

しかし、身長は欧米並みになっているのに、男子選手の場合筋肉が少ないことが気になります。男子フィギュアスケートの選手としては、きれいで良いかもしれませんが、男性の体型としては少し男らしさにかける体型になっています。

 

そのため、女性を支えられないということで、ペアやアイスダンスの男性のほとんどは、欧米の選手です。身長は欧米並みになっていますが、まだ体型は追いついていないということですね。

フィギュアスケート選手の男子・女子の体型変化まとめ

・フィギュアスケートは、小学生のノービスクラス、中高生のジュニアクラス、高校生以上のシニアクラスがあります。

 

・ノービスクラスからジュニアにかけて成長期があります。

 

・早く成長期が止まると、身長に対しての体重の変化も少なくなり、安定した演技ができる選手もいます。しかし、体重との闘いで、ケガや体重コントロールに悩む選手も多くいます。

 

・日本の男子選手は身長が伸びています。しかし、身長が伸びても筋肉や骨が成長しないため、足や膝に負担がかかり怪我につながることもあります。

 

日本人の体型も徐々に欧米化しています。しかし、日本は諸外国と比較しても体重が少ない選手がほとんどです。体重が少ないことはジャンプの時の負担が少なくなります。しかし、反面筋肉や骨量も少ないため、怪我をしやすくなるということにもつながります。

 

普通の人だけでなく、フィギュアスケート選手にとって身長だけを伸ばして体重を増やさず、筋肉や骨をしっかりする、ということは難しいです。体型変化がうまくできた選手ほど、長く活躍ができるようです。

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