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有機野菜は体に悪い! その理由やデメリットを解説! なんとガンや重金属、病原菌の心配が!?

投稿日:2019年1月3日 更新日:

皆さんは、有機野菜というのをご存知ですか?

 

有機野菜というのは、有機肥料を使い、禁止された農薬または化学肥料を使っていない野菜のことです。

禁止されていない農薬などは使用できるので、全く使われないということはありません。

 

そんな有機野菜ですが、今の説明を聞くと良いイメージがわくと思います。

しかし、実は有機野菜は体に悪いこともあるのです。

今回は、有機野菜が悪い理由をご紹介します。

有機野菜が体に悪いのはなぜ?

有機野菜には有機肥料が使われることがあります。

有機肥料とは、家畜の糞尿を発酵させてできる動物性肥料と、草を発酵させたものや、米ぬかなどでできる植物性肥料があります。

 

この二つのどちらをつかっても、野菜は「有機野菜」と呼ぶことができます。

もちろん一般的な野菜よりも有機野菜のほうが安全ですが、有機肥料を大量に使ったものだと危険があります。

 

「硫酸性窒素」というものにより、欧米で赤ちゃんが亡くなったというケースがあります。その原因は、野菜でした。

 

肥料というものは、化学肥料であろうと有機肥料であろうと野菜に硫酸性窒素を蓄積させます。

その硫酸性窒素を摂取しすぎたため赤ちゃんは亡くなったのです。

 

また、最近では硫酸性窒素はがんと関係があると指摘されています。

もともと硫酸性窒素は体の中にも存在しています。

 

しかし、食べ物にも含まれているため、摂取しすぎるとタンパク質と結合します。

すると、「ニトロソアミン」という発がん物質を発生させる可能性があります。

 

健康を意識しすぎて有機野菜を摂取し続けるとかえって逆効果になるかもしれません。

 

また、有機肥料を作るときに病原菌が入る可能性もあります。

その有機肥料を使うと有機野菜は病原菌が取り込まれてしまうということです。

家畜のふんや残飯には、サルモネラ、またはO157などの病原菌が含まれていることがあります。

 

さらに、家畜のふんには重金属も含まれます。

 

重金属とは、比重が4以上の金属を指します。

身近なものだと、昔の体温計にある水銀や、古い水道管にある鉛、カドミウムなどです。

 

特にカドミウムは、畑や作物などに含まれます。

カドミウムは学生の頃、歴史の授業で聞いたことがあるのではないでしょうか。

 

四大公害病の一つのイタイイタイ病の原因物質です。

カドミウムは体内に入ると腎臓に悪いです。

また、骨からカルシウムを放出するので骨が弱くなります。

 

重金属にはこのような種類の金属があります。

それが家畜のふんにあり、それを肥料として野菜に使っているのです。

有機野菜のその他のデメリット

有機野菜には、人間の体に及ぼす影響以外にもデメリットがあります。

 

有機野菜は、ほかの野菜と比べてコストが高いです。

農薬、化学肥料が制限されるため、害虫が多く発生します。

その害虫に対抗するために、技術や人員など、手間がかかります。

 

手間がかかるためほかの野菜よりも値段が高くなります。

 

また、添加物を使用していないため、長い期間での保存ができません。

添加物の中には保存料、酸化防止剤などの長期保存するための成分がありますが、それらを使っていないのです。

すぐに消費できるのなら問題はありませんが、「いつか食べる」から買うというのはやめておいた方が良いでしょう。

有機野菜の良いところは?

悪いところばっかり紹介してきた有機野菜ですが、もちろん良いところもいくつかあります。

 

一つ目は、食品添加物の問題が極めて低いことです。

添加物には過去に、危険なため使用禁止になったものもあります。

 

二つ目は、遺伝子組み換えについてです。

有機野菜は遺伝子組み換えを全くしていません。

遺伝子組み換えについては、いろいろ研究がされており、体に及ぼす影響などの問題点を挙げています。

 

体にとって何らかの影響がある遺伝子組み換えをしていないというのは良いことだと思います。

 

三つめは残留農薬についてです。

禁止されていない農薬は使用できるといいましたが、それでも少なからず禁止されています。

残留農薬で健康被害があるというリスクが少なくなります。

まとめ

・有機野菜は硫酸性窒素が含まれているため、体の中のたんぱく質と結合し、がんを引き起こす物質を生成してしまう。

 

・有機野菜を作る過程の上で動物性肥料を使っていると、家畜のふんなどからO157などの病原菌が入る可能性がある。

 

・有機野菜は農薬が制限されたり、添加物が使われなかったりするため、コストが高かったり、長期保存ができなかったりする。

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