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フィギュアスケートを子供に習わせたい! どこで習える? 費用はどれくらいかかる? 総額年間数百万!?

投稿日:2018年12月17日 更新日:

子どもには、どんな習い事をさせたいですか?

 

昭和の高度成長期の小学生は「そろばん」「ピアノ」「お習字」が人気で、次いで「英会話」「スイミング」だったようです。

 

平成に入り、テニスブーム、サッカーブームが訪れ、テニススクールに子どもを通わせたり、サッカークラブに入れる親が増えました。

 

最近は、パソコンのプログラミングのスクールもありますね。

 

そんな中で密かに人気が上昇しているのが、フィギュアスケートです。

 

荒川静香、浅田真央、羽生結弦、織田信成、紀平梨花とどんどんと話題のフィギュアスケーターが生まれ、子どもたちの間でもやってみたい、と人気が高まっています。

 

しかし、華やかなフィギュアスケートの世界は、誰が見てもお金がかかりそうですね。

 

それでは、いったいどれくらいの費用が必要なのでしょうか。

 

今回は、フィギュアスケートを習う時に必要なお金のお話です。

 

ちなみに、当記事以外のフィギュアスケート記事をまとめた記事は以下になります。

フィギュアスケートをより楽しむために~当ブログの記事を解説付きでまとめました!

ぜひ他の記事も読んでみてください!

フィギュアスケートはお金がかかるので親がお金持ちの場合が多い

フィギュアスケートを学ぶためにはどれくらいのお金が必要なのでしょうか。

 

私たちがよく知っているスケート選手は、皆さんお金持ちということでしょうか。

 

確かに、渡部絵美の親は外交官、村主章枝の親はパイロット、宮原知子の両親は医師とお金に余裕のある家庭の子どもが多いのは事実です。

 

お金に余裕がなければ、なかなか習うのは難しい競技ではあります。

 

しかし、高橋大輔のように地元の商店街に支えられたり、公務員や片親と中流家庭の子どもも多くいます。

 

毎年、親族会議をして競技にかかるお金を捻出していたという選手もいます。

 

こういった人たちはいずれも早くから、色々な人に支えられて活躍をしています。

 

多くの選手は、小学生のノービスクラスのうちに全国大会で名を上げて、連盟の強化選手の候補になります。

 

すると、色々な特典を受けることができたり、学校によっては特待などで授業料や受験などが免除や優遇されることもあります。

 

しかし、そうなるためにもまずはスケートを習い始めないと、話は進みませんね。

 

それではスケートを習うためにはどれくらいの費用がかかるのでしょうか。

フィギュアスケートはどこで習える?かかる費用は?

スケートを習いたい、と思っても、まずはフィギュアスケートを習うことができる教室を探すことが必要です。スケートは一体どこで習うことができるのでしょうか。

 

フィギュアスケートを習うには、リンクが通年利用できることが条件になります。

 

都内でも通年リンクが利用できるのは、わずか4か所、首都圏では他に4か所、関西は全部で4か所、府内・県内にリンクが一つもないところもあります。

 

名選手を多く輩出している愛知県、福岡県でさえ3か所ずつしかありません。

 

田舎だから習うことができない、というわけではありませんが、やはり都市部ではないと、習うことが難しいのは事実です。

 

そのため、生活をしている場所によっては、県外まで習いに行ったり、母親と子どもが単身で教室の近くに、家を借りてならっている場合もあります。

 

県外まで通えば、それだけ交通費がかかりますし、親の送り迎えも時間とお金が必要になります。

 

中には、教室まで新幹線で通う人もいます。通学だけで1カ月で万単位にお金がかかりますね。

 

わざわざ単身で生活をすることになれば、他の家族と二重生活になりますので、家賃や食費、学校のことなどでも色々と費用がかかってしまいます。

 

都内の人なら新宿に二か所、東大和市、西多摩市に一か所ずつ教室があります。

 

千葉・埼玉にはそれぞれ一か所ずつ、神奈川は二か所ありますが、群馬・栃木・茨城・山梨にはありません。

 

まずは教室を探して習うところから、お金がかかるということですね。

フィギュアスケートの教室にかかる費用は?

スケート教室の月謝はいくらくらいになるでしょうか。

 

埼玉県上尾市にある埼玉アイスアリーナを例にご紹介しましょう。

 

埼玉アイスアリーナでは、4歳からシニアまでスケートを習うことができます。

 

日曜日以外のほとんどのクラスが、月3回の練習で4800円、月4回の練習で6400円になります。

 

しかし、上級になると月3回で6300円です。

 

本格的に習うと、ほぼ毎日練習をすることになるため、1カ月30000円くらいになります。

 

新宿のシチズンプラザは月3回で5550円、4回で7400円になります。

 

シチズンプラザは、個人レッスンが30分で3000円から4000円になります。

 

リンクの貸し切りをすると、1回20000円から50000円です。

 

その他にも、ハイレベルな指導者に習うということになれば、レッスン料は高くなります。

 

中には、30分で5000円を超えることもあります。

 

その上、カナダやロシアに留学をして学ぶことになれば、さらに100万円単位の費用が必要になります。

フィギュアスケートに必要な服や道具の費用

 

どんな習い事にも、道具やユニフォーム、練習着などが必要になります。

 

剣道では市内が、テニスではラケットが、柔道では柔道着が必要です。

 

そして、スケートはと言えば、まずスケート靴です。

 

フィギュアスケート用の靴は、28500円から販売されていますが、必要なのは靴だけでなくブレードが必要になります。

 

テニスラケットのガットやバイオリンの絃のようなものですね。

 

ガットや弦もお金はかかりますが、スケート靴のブレードは1足で70000円から100000円くらいかかります。

 

本格的に習うとなると、破損を考えて靴は2足必要になりますので、それだけで200000円かかります。

 

他にも練習用の服も必要です。

 

スケートリンクは寒いですので、薄手でも保温効果が高き、動きやすい専用のタイツや服、インナーなど合わせると、50000円くらいかかります。

 

試合に出る時は専用の衣装が必要になります。

 

デザイナーにお願いすると、1着で1,000,000円を超えることもあるそうです。

その他フィギュアスケート関係でかかる費用

フィギュアスケートは、音楽や振り付けにもお金がかかります。

 

専用の音源を用意し、自分だけの振り付けを考えます。曲も振り付けも自分で考える人もいますが、プロにお願いする人もたくさんいます。

 

海外の選手はコーチ兼振付師にお願いしている人も多くいますね。

 

振付をプロにお願いすると、1曲で200000円ほどかかりますが、その内容が試合の結果を左右しますので、とても大切です。

 

また、全国大会レベルになると、その都度遠征費や合宿代などにお金がかかり、海外を含め1回の遠征で平均200000円と言われています。

フィギュアスケートにかかる費用まとめ

・教室代は1カ月5000円~10000円かかりますが、本格的に習うと、それ以上の費用が必要です。

 

・スケート靴とブレード、衣装や練習用の衣装代だけで200000円~500000円くらいかかります

 

・他にも遠征費や振り付け費用、試合に出るだけで400000円以上の費用がかかります。

 

・選手として活躍するためには、年間500万円以上、中には数千万かけている人もいます。

他の習う事よりもかかる費用の桁が2つも3つも違い、驚かれた人もいるのではないでしょうか。

 

・今までは指導者の数が少なく、良い指導者にお願いするためにはお金もかかります。

 

これからは伊藤みどりのように、2000年代に入ってから活躍した選手が指導者や振付師になることもあります。

 

実際に、オリンピックスケーターで現在テレビで活躍中の村上佳菜子は衣装デザイナーの仕事をしたいということを目標としています。

 

今後、フィギュアスケートの仕事に関わる人が増えれば、それだけ「フィギュアスケートは高額なお金がかかる」ということが改善されるかもしれません。

 

ちなみに、当記事以外のフィギュアスケート記事をまとめた記事は以下になります。

フィギュアスケートをより楽しむために~当ブログの記事を解説付きでまとめました!

ぜひ他の記事も読んでみてください!

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