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センター試験は地学で受けろ! 地学選択の知られざるメリットとデメリットとは?

投稿日:2018年11月28日 更新日:

皆さんはセンター試験を知っているでしょうか。そうです、一月の前半ぐらいに受験生がいっぱい集まって受けるあれですね。

 

この結果次第で受験生はどの大学を受けるかが完全に決まってしまうので、緊張しまくりです。

 

受けた人でも知らない人が居るかもしれませんが、センター試験では、想像以上にいろんな教科が用意されています。

 

例えば、外国語では英語だけでなくドイツ語、フランス語、中国語、韓国語が用意されています。

 

数学でも、簿記・会計や情報関係基礎といった教科が用意されています。

 

理科も4教科用意されています、化学、物理、生物、地学の四つですね。

 

では、どれを受験するのが一番効率いいのでしょうか?

 

外国語は、英語がやっぱり一番無難だと思います。何よりやっぱり参考書が多いです。

 

韓国語や中国語は難易度が高いです(基本韓国や中国から来るネイティブ向けなので、平均点調節の為にめちゃめちゃ難しい)

 

数学も、特別な事情がない限りは普通に数学Ⅱ・Bを受けたほうがいいと思います。

 

今回は理科の話です(残念ながら僕は理系ですので、社会の話は詳しくないです)

 

センター試験理科の中で圧倒的に影が薄い地学、これを受験するのは有利なの?不利なの?という話です。

センター試験の地学ってそもそも何を勉強するの?

高等学校での地学では、地球の形状、地球の内部、地球の大気と海洋、宇宙の構造などの事柄について学びます。

 

マントルだとか、モホロビチッチ不連続面といったことを勉強するんですね、宇宙の分野だと銀河系とかですか。

 

あ、ちなみに、他の理科科目にも基礎があるように、センター地学基礎と言うのもあります。こちらは文系向けとなっていて、理系が取ることはまずないです。こっちの方はそこそこメジャー科目ですね。

センター試験で地学を選択するメリット及びデメリット

さて、では実際に地学を選択するとどういうメリット・デメリットがあるかを確認していきましょう。

 

まずはメリットからですね。

 

第一に、そんなに難しくないことですね。人数が少ないので競争力が低く、受験者のレベルもそんなに高くない。でも、センター試験は平均点をそろえないと公平じゃないと言われてしまいますので、難易度を上げるに上げられない。という現状があります。

 

散々、マイナー、人数が少ないと言ってきましたが、どれぐらい人数が少ないか実際に数字で見てみましょう。

 

2018年度のセンター試験の理科受験者の分布は、物理157000人、化学204000、生物71000人に対し、地学は2000人と大きな差がついています。大体理科を受験する人の0.4%ぐらいしか取ってないんですね。

 

数年前までは一万人を超えていたのですが、最近はかなり減っています。

 

第二に短い時間で済むことです。範囲があんまり広くないので、一月あれば6~7割取れるというのがアドバンテージですね。

 

次に、デメリットです。

 

第一にですが、先ほどはアドバンテージにはたらいていたはずの、「人数が少ない」ということが原因で起こる事です。

 

普通、センター試験の選択科目で平均点が他の教科に比べて明らかに低かった時、点数調整が入ります。

 

ですが、この規定が適応されるのは、受験者数10000人を超えているときだけなのです。

 

実際、以前地学の得点調整だけ入らなかったという事態も発生しています。なので、もし地学だけ難易度が跳ね上がったときが怖いですよね。

 

第二のデメリットは、教科のマイナー性から来るものですが、まず、地学を教えられる教師がめちゃくちゃ少ないです。受験者2000人ですから、各高校に数人いるかいないかですよね、そのために教師を雇うというのも難しいんですよね。

 

そして、参考書の量も異常に少ないです。売っても買う人が少ないからですね。

 

三つ目のデメリットですが、そもそも、受験で使える大学が少ないということです。

地学を入試の科目として扱ってる大学・学部が少ない以上、そこに行きたければ地学は使えませんよね。

 

こういったメリット・デメリットをしっかり考慮して教科を選ぶべきでしょう。

センター試験で地学を選択するメリットとデメリットまとめ

・地学は難易度が低めで覚えるべきこともそんなに多くないから短時間ですむ

・そもそも使えない大学や学部がある

・点数調整の恩恵が受けられないことや、学校で開講されないことが多い

 

これらのことを考えると、自学自習だけでかつ短時間のうちに理科を一つ仕上げたい人には、地学は最適の科目であると言えるでしょう。

 

教科選択をする際の一助となれれば幸いです。

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