歯科衛生士

歯科衛生士にいつから男性がなれるようになったの? 人数や割合, メリットとデメリットも元歯科衛生士が解説しました!

投稿日:2018年11月25日 更新日:

歯科衛生士は、女性の資格、女性の仕事というイメージが一般的に強いかと思います。

しかし、近年では男性の歯科衛生士も増えつつあります。いつから男性も歯科衛生士になれるようになったのか、メリットやデメリットはどんなことがあるのか?

女性歯科衛生士の目線からお答えします。

男性が歯科衛生士になれるようになったのは実質的に2012年から。ただし人数や割合はとても少ない

第二条 この法律において「歯科衛生士」とは、厚生労働大臣の免許を受けて、歯科医師(歯科医業をなすことのできる医師を含む。以下同じ。)の指導の下に、歯牙及び口腔の疾患の予防処置として次に掲げる行為を行うことを業とする者をいう。

 

という記載が歯科衛生士法にあります。

しかし、改正前までは業とする者ではなく、業とする女子と記載されていました。

 

改正前は、文字通り歯科衛生士は女性限定の仕事でした。

 

1955年(昭和30年)に歯科衛生士法が一部改正された時は、業とする女子と記載されていましたが、その時に追加された同法附則第2項により男子にも同法が準用になりました。

2014年(平成26年)に歯科衛生士法が再度一部改正された時に、業とする女子ではなく、業とする者と記載が変更されるようになりました。

 

そして、2012年(平成24年)に日本で初めて男性歯科衛生士が登場したそうです。

この時の男性歯科衛生士の人数は43名でした。

今では、大学に歯科衛生士養成課程が新設されたこともあり、男性歯科衛生士の人数が増加傾向にあります。

 

私の出身した専門学校には、男性はいませんでしたが、別の学校に1人在学していると話を聞いたことがあります。

 

女性歯科衛生士の人数に比べたら、とても希少な存在ではありますが、歯科衛生士不足の状況を抜け出す為にも、男性も歯科衛生士として活躍してほしいと思います。

男性歯科衛生士のメリット

歯科衛生士は国家資格になりますので収入は安定します。

基本的に、休診日は中休みの水曜か木曜と日曜祝日休みになりますので、―自身の時間は比較的に取りやすい職業でもあります。

 

そして1番のメリットは、女性歯科衛生士にありがちな、結婚や出産などでの休職や離職、子育てによる勤務時間の短縮が、男性歯科衛生士にはないことです。

 

私が以前働いていた歯科医院では、正社員の女性歯科衛生士5名、パートの女性歯科衛生士2名でしたが、歯科医師から結婚するタイミングも妊娠するタイミングも管理されていました。

 

ギリギリの人数で経営している歯科医院だったので、産休などによって歯科衛生士が人手不足になることを防ぐ為でした。

 

結婚も妊娠も管理されている状況は異常なことかと思いますが、実際にそういう歯科医院もあります。

そういう歯科医院で働く女性歯科衛生士はプレッシャーは大きいです。

 

そういった点、男性の退職率は女性より比較的に低いので、歯科衛生士の人手不足に陥らない為にも男性歯科衛生士の存在は、歯科医師にも女性歯科衛生士にも大きなメリットになるかと思います。

男性歯科衛生士のデメリット

口腔内は非常にデリケートな話になります。

とくに歯科衛生士は女性というイメージがとても強い為、男性歯科衛生士に抵抗がある患者もいるかと思います。

 

また、歯科医師も基本的には男性が多いです。

就職先の歯科医師の性格にもよるとは思いますが、同性同士となれば、女性歯科衛生士と男性歯科衛生士の扱いが違う可能性もあります。

 

私個人の意見ですが、女性歯科医師のいる歯科医院や院長夫人が歯科衛生士として働いている歯科医院には勤めたいとは正直思いません。

 

同性同士だから、許せる、理解し合える部分はあるかと思いますが、逆に同性同士だから許せない事柄も出てくるからです。

 

また、収入面では女性歯科衛生士と全く同じ収入になります。

女性にとって、比較的に収入の良い職業ではありますが、男性にとって平均年収と比較をしても、決して待遇のいい、収入の良い仕事ではありまん。

 

将来的に考えた場合、収入が上がらない歯科医院もあるため、結婚して家族を一人で養っていくには厳しいのものではないかと思います。

歯科衛生士に男性はいつからなれるようになったの?まとめ

歯科衛生士法

  • 1955年(昭和30年) 歯科衛生士法が一部改正、同法附則第2項により男子にも同法が準用。
  • 2014年(平成26年)に歯科衛生士法が再度一部改正、業とする女子ではなく、業とする者と記載が変更。
  • 2012年(平成24年)に日本で初めて男性歯科衛生士が登場。この時の男性歯科衛生士の人数は43名。。

男性歯科衛生士のメリット

  • 国家資格の安定収入。
  • 男性歯科衛生士の退職する確率は、女性歯科衛生士より比較的に低い為、歯科衛生士不足の解消となる。

男性歯科衛生士のデメリット

  • 歯科衛生士は女性というイメージが強い為、男性歯科衛生士に抵抗がある患者もいる。
  • 歯科医師の性格にもよるが、歯科医師は男性が多い為、女性歯科衛生士と男性歯科衛生士の扱いが違う可能性がある。
  • 男性にとって平均年収と比較した場合、決して待遇のいい、収入の良い仕事ではない。
  • 将来的に、1人で家庭を養うことは難しい。

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