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歯科衛生士

歯科衛生士の職業は、やりがいのある仕事? ない仕事? 元歯科衛生士が言えること

投稿日:2018年11月23日 更新日:

どんな職業でも、やりがいを実感してこそ

繋がるものがあるかと思います。

歯科衛生士の職業は医療系の国家資格ですが、実際にやりがいがあるのか?

それぞれの業務別に元歯科衛生士が言えること。

歯科衛生士とは

歯科衛生士とは、歯科医師の指導の元で、歯科予防処置、歯科診療補助、歯科保健指導の三大業務を行う国家資格の専門職になります。

 

歯科衛生士の勤め先もさまざまで、歯科医院、総合病院、大学病院、介護施設、福祉施設、市町村の保健センターなど幅広く活躍できる職業です。

信頼関係とやりがい

歯科衛生士の職業は医療の専門職なので、人の役に立ってると実感を得ることができる職業です。

 

私が以前勤めていた歯科医院では、治療やメインテナンスも基本的には同じ歯科衛生士が付く担当制で仕事を進めていました。

 

もし、時間が重なってしまった場合は別の歯科衛生士を指名して申し送りを行い、その後報告を受けるシステムになっていました。

 

歯科衛生士がランダムで変わる歯科医院も多くありますが、担当制の場合の方がやりがいを強く感じるかと思います。

 

そして、担当制の場合の方が、患者(クライアント)との信頼関係の構築(ラポールの形成)に繋がりやすいとも言えるでしょう。

歯科予防処置業務のやりがい

歯科予防処置とは、歯や歯肉の状態の点検、機械や器具を用いて歯石や歯の汚れ除去、虫歯予防のフッ素を歯に塗るなど、虫歯や歯周病の予防を行う処置です。

 

簡単に言えば、口腔内の管理とメインテナンスにあたります。

 

実は、このメインテナンスは歯科衛生士だけのプロフェッショナルケアの力だけでは成り立たず、患者側のセルフケアも大いに関わってきます。

 

担当制の場合は、口腔内の変化が数値以外でも診ることができ、細かな指導を行えるようになる為、歯科衛生士と患者の互いの口腔内に対するモチベーションが高まります。

 

患者と二人三脚で行う業務でもあるので、患者が信頼を寄せてくれた喜びは本当に大きいです。

 

また、口腔内の情報だけでなく、口腔内に影響を及ぼすカラダや環境の変化などの情報も得ることができるようになるので、口腔内の管理がより効率良く行えることができるようになります。

 

患者に寄り添い、同じ目的のために互いに頑張る業務になるので達成感に繋がります。

歯科診療補助業務のやりがい

治療や処置を円滑に行う為の歯科医師のサポートなどのアシスタント業務になります。

 

歯科医師メインの業務になりますが、実際には歯科医師は治療が目的として行なっているので、歯科衛生士の存在は大事な役割を担っています。

 

歯科医院が苦手な方は、非常に多いです。

 

私が勤めていた歯科医院は口腔外科専門の歯科医院だったので、普通の歯科医院が手がつけることが困難な口腔内の状態の人が多かったです。

 

その為、歯科に対して恐怖心や不信感を強く持っている人が大半で、口を開けることも出来ない人も実際にいました。

 

その中で、患者と1番接する時間が長い歯科衛生士は重要な役割を果たすキーマン的存在なのではないかと私は思います。

 

歯科診療補助は、サポートやアシスタント業務になりますが患者の不安を取り除き、安心して治療がてきる体制に整えて歯科医師に繋ぐ大切な仕事です。

歯科保健指導業務のやりがい

歯科保健指導とは、歯磨きなどの口腔ケアの指導になります。

 

個人に向けて行ったり、団体に向けて行ったり、年齢に合わせて進めていきます。

 

専門用語を噛み砕いて説明を交えていくのですが、ただ話をして指導していくだけではなく、相手の気持ちを掴んで理解を得て行かなくてはいけないので想像以上に大変な業務になります。

 

私は、指導された事を誰かに思わず伝えたくなる指導を心がけていました。

 

後日、その後どうだったのか、行動の変化が見られた時や口腔意識が高くなってきている姿を見ると、相手に伝えることが難しい分とても嬉しいです。

歯科衛生士の苦労

歯科衛生士の仕事は、基本的にはやりがいを実感しやすい仕事です。

しかし、やりがいとは別に苦労はあります。

 

歯科衛生士の職業は基本的には女社会の為、実は結構厳しい面が多く、就職してもすぐ辞めてしまう歯科衛生士も多くいます。

 

やりがいは、とても実感はできるけど、人間関係に心が折れてしまうという悲しい現実があります。

 

私も、歯科衛生士の仕事は本当に楽しく思っていましたが、人間関係が酷すぎて何度も辞めようかと悩んだ1人です。

 

新卒の指導はしたくない、勝手に見て覚えてなど、理不尽に暴言を吐かれたり、先輩歯科衛生士の失敗の責任を負わされることもあり、とにかく環境は最悪でした。

 

やりがいがあって、職場の環境が良いのが1番です。

 

尊敬できる歯科衛生士がいる、歯科衛生士の位置付けが高い歯科医師がいる職場に勤めること、それが理想の職場であり、やりがいをもっと強く実感できる場だと思います。

まとめ

歯科衛生士とは

  • 歯科医師の指導の元で、歯科予防処置、歯科診療補助、歯科保健指導の三大業務を行う国家資格の専門職である。
  • 歯科医院以外でも幅広く活躍することができる。

信頼関係とやりがい

  • 信頼関係がある程、やりがいに繋がる。
  • ランダム制より、担当制の方が信頼関係を構築(ラポールの形成)に繋がりやすい。

歯科予防処置業務のやりがい

  • 虫歯や歯周病の予防を行う業務。
  • 歯科衛生士のプロフェッショナルケアと患者のセフルケアで行う。
  • 患者と二人三脚で行う業務である。
  • 担当制の場合は、口腔内の情報だけでなく、口腔内に影響を及ぼすカラダや環境の変化などの情報も得ることができる。

歯科診療補助業務のやりがい

  • サポートやアシスタント業務。
  • 患者の不安を取り除き、安心して治療がてきる体制に整えて歯科医師に繋ぐ大切な仕事です。

歯科保健指導業務のやりがい

  • 歯磨きなどの口腔ケアの指導業務。
  • 相手の気持ちを掴んで理解を得て行かなくてはいけないので想像以上に大変や業務。
  • 相手に伝えることが難しい分、変化があった時は嬉しい。

歯科衛生士の苦労

  • やりがいがある職業だが、職場によっては人間関係に苦労がある。
  • 職場環境が良いほど、やりがいはもっと強く実感することができる。

 

歯科衛生士の仕事のやりがいは毎日実感することができる、素晴らしいお仕事です。

ただ、勤め先によっては、それ以上に人間関係に苦労をする場合があり、歯科衛生士の仕事は好きだけれど歯科衛生士を辞めてしまう人もいることが事実です。

 

私が職場環境に苦労したから言えることが1つあります。

辞めるのであれば、歯科衛生士を辞めるのではなく、その職場をやめることです。

 

歯科衛生士は歯科医院で唯一の黒字を作れる存在なのです。

それなのに、あまりにも恵まれない環境で貢献する必要はありません。

 

もっと素敵な環境の良い職場で、やりがいを強く実感して向上心のある歯科衛生士になって頂きたいと願っています。

 

-歯科衛生士

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