ベジタリアンは太る? 寿命が短い? それとも長い? その理由とは? ベジタリアンの夫を持つ私が調べてみました!

野菜中心の食生活を送る「ベジタリアン」。

野菜不足が訴えられる近年、ベジタリアンって

身体によさそうだなと、始める人も多いみたいです。

広告などでも、

「1日分の野菜がこれ1つで摂れます!」

と謳ったものがあるように、野菜が不足することは

身体にとって良くないことだと分かりますよね。

でも、野菜だけ・野菜に偏った食生活って

実施のところ、どうなんでしょうか?

噂されているベジタリアンのデメリットに注目して、

ウソかホントか、調べてみました!

ベジタリアンは太る?

ベジタリアンの人って

みんな痩せている、ひょろっとしているイメージなんですが･･･。

生野菜のサラダ、蒸し野菜など

素材そのままで、本当に野菜だけしか食べなかったらきっと痩せます。

でも、実際は、そうはいきません。

ベジタリアンの人でよくありがちなのが、

「お肉を食べないとスタミナがつかないよ」と言われ

お肉が食べられない代わりに、炭水化物を摂りすぎてしまうことです。

また、ピザや惣菜パンなど、お肉を使っていなければ

このようなものも食べることができます。

他にも、スナック菓子やアイスクリームなどに対しては制限がないわけですから

「小腹がすいた～」と言って食べ過ぎてしまう、と言うこともありえます。

もう、分かりますよね?

このような生活をしていたら、

「野菜中心の食事で、健康を意識しています!」と言っても

本末転倒なわけです。太ってしまいますよね。

何を組み合わせるか、何を食べるかによって

ベジタリアンの人でも、太る人はいるようです。

ベジタリアンは寿命が縮む?

結論からお話しすると、

ベジタリアンと寿命の間の関係性は証明されていません。

そのため、ベジタリアンだから寿命が短い、ということは

今のところ考えられないようです。

ただ、ベジタリアンの中でも

野菜と魚を食べる「ペスコ・ベジタリアン」と呼ばれる人たちが

1番寿命が長いと言われています。

その理由は、魚からとれるDHAとEPAという栄養素です。

DHAは、脳の発達や認知症の予防に、

EPAは、血栓予防や高血圧に効果的と言われており、

これらを摂取することによって栄養バランスが保たれ、

厳格に野菜だけを食べるベジタリアンなどより

寿命が長くなると言われています。

魚の栄養素ってそれだけ身体にとって重要なんですね。

意識していないとなかなか魚を焼くことがないので、反省です･･･。

ベジタリアンは迷惑?

一人の食生活が周りの人の迷惑になる、とは一体どういうことなんでしょう。

例えば、親がベジタリアンだから、という理由で

食卓に肉や魚が出てこない場合、

子どもからしたらとっても迷惑ですよね!

成長期で、たんぱく質やカルシウムが豊富に必要な子どもにとって

野菜だけでしか栄養が摂れない状況は危険です。

不足分を自分で判断して補うことができない分、

自分自身がベジタリアンであっても親の配慮は必須ですね。

他には、飲み会などの人付き合いの場があります。

これは、周りが迷惑というより、自分が気まずいという感じでしょうか。

飲み会の場で、「野菜しか食べられないので･･･」となると

食べられるものがかなり限定されます。

「これ、美味しいから食べてみて!」という同僚のお誘いを

断ってしまうと、悪気がなくてもなんとなく気まずいですよね。

そうなると、飲み会に行かなくなってしまって

人付き合いが希薄になる、という事態も招きかねません。

ベジタリアンは栄養失調になる?

これは、なんとなく分かりますね。

いくら野菜が身体にとって良いからと言って

野菜だけでは補えない栄養素もたくさんあるのです。

タンパク質、カルシウム、鉄分などが不足することによって

筋力低下、肌荒れ、貧血、骨粗しょう症などを引き起こすこともあります。

また、ビタミンB群やカルシウムは神経系とつながっているため、

イライラしたり集中力が低下したりということも。

必ずしもこれらの症状が出るわけではないのですが、

たんぱく質やカルシウムなど、身体をつくる素となる栄養が

不足することによる健康被害は起きやすいでしょう。

ベジタリアンのデメリットまとめ

コレステロール不足によって、細胞から元気がなくなり、老けた印象にみられる。
炭水化物や糖質などに制限がないため、野菜と組み合わせる食材によって、太ってしまうこともある。
ベジタリアンと寿命との関連は証明されていない。しかし、ベジタリアンの中でも、野菜と魚を食べる「ペスコ・ベジタリアン」が最も寿命が長いとされている。
親がベジタリアンであることによる子どもへの影響や人付き合いの場面で、周りの人に迷惑(気を遣わせてしまう)をかけることもある。
野菜だけでは補うことができないたんぱく質やカルシウムなどが不足することによって、病気や精神面への影響を引き起こすことがある。

このように、野菜をたくさん食べているから

と言って安心してはいけないことが分かりますね。

野菜だけに栄養が偏ることによって、

体調だけでなく見た目にまでも影響が出る、となると

バランスの取れた食事が、どれほど大切か分かります。

食材の組み合わせを意識して、

野菜を食べながら健康的な生活を送れるようにしましょう!