健康

朝のラジオ体操は体に悪い? 早死にする? その理由と知られざるデメリット

投稿日:2018年10月20日 更新日:

 夏休みといえばきっと皆さん苦しめられた記憶があるもの、そうラジオ体操。

 

今も続けている! もう何年もやっていない! と人によっては様々だと思います。

 

私は完全に後者。でも今年の夏は肩こり解消のために何十何年ぶりに朝のラジオ体操に取り組んでみました!

 

けれども結果は散々…。

 

あまり効果が感じられず、その上肩を痛めてしまい、結局数日で断念…。

 

体に良いはずのラジオ体操がどうして…。

 

そこで今回は本当に朝のラジオ体操は体に良いのか調べてみることにしました。

朝のラジオ体操が体に悪い理由1: 意外と負荷が大きい

ラジオ体操の動きを思い出してみましょう。

 

体をねじる運動、腕を回す運動、体を横に曲げる運動、体を前に曲げる運動、両足で飛ぶ運動…。

 

普段運動している人ならいざ知らず、運動が習慣付いていない人には厳しい体勢があることがわかると思います。

 

実はラジオ体操にはお手本通りに行ってしまうと、体に負荷をかけてしまう運動がたくさんあるそうです。

 

かくいう私も普段は仕事場と自宅の往復以外全く運動していない人間…。久しぶりに無理に体を動かした結果、体を痛めてしまったようでした。

 

ラジオ体操で大切なことは無理をすることではなく、正しい動作で行うこと。

 

お手本通りを目標にするのではなく、気持ち良いと感じる動きで、全身のバランスをとりながら運動をするように心がけましょう。

朝のラジオ体操が体に悪い理由2: 特に体を前後に曲げる運動やジャンプは腰と膝に負荷がかかる。高齢者は気をつけて!

朝ラジオ体操をしている人の中には子供の他に、多くの高齢の方を見かけると思います。

 

実は高齢の方は特にラジオ体操の動作に注意をしなければなりません。

 

現在のラジオ体操が始まったのは戦後から約6年後、1951年のことでした。

 

その当時と現在を比べると食生活、生活週間、社会の状況などいろいろなことが大きく異なっています。

 

その中で特に注目して欲しいのは平均寿命です。

 

1951年当時、平均寿命は約60歳、一方で現在の平均寿命は85歳程度です。

 

当然、ラジオ体操は70歳、80歳の方の負担を考えて作られた体操ではありません。

 

これでは高齢の方がラジオ体操を行えば体を壊してしまいかねません…。

 

特に気をつけなければならないのが加齢とともに衰えていく腰や膝への負担です。

 

高齢の肩は体を前後に曲げる運動、両足で飛ぶ運動は控えた方が良いといえるでしょう。

朝のラジオ体操が体に悪い理由3: 体が目覚めていない状態での運動は心筋梗塞や脳梗塞の危険性が!?

朝起きた後、あなたはまず何をするでしょうか。

 

歯磨き? シャワーを浴びる? 朝食を食べる?

 

なかなかすっきりと起きることができず、長い間うつらうつらまどろんでしてしまう人も多いとおもいます。

 

朝起きたばかりだと体もまだ眠っている状態。

 

体も冷えているし、何よりも血管が収縮している状態のため、その時に無理な運動をしてしまうと心筋梗塞や脳梗塞の危険性が高まってしまいます。

 

体が完全に目覚めるまでは約2時間かかります。

 

できればその間の運動は避けたいもの。そう考えると朝にラジオ体操をすることはよくないといえるでしょう。

 

それでもどうしても朝に運動する必要がある場合は寝起きから30分時間を置いた方がよいとのこと。

 

30分経つと血管も通常の状態に戻るので、心筋梗塞などのリスクはぐっと下がります。

 

ただ、エネルギー不足は禁物。かならず軽食などをとってから運動をするように心がけましょう。

朝がダメならラジオ体操はいつ行うのが効率的?

朝運動を行うことを避けた方が良いならば、いつラジオ体操を行えばよいのでしょうか。

 

一説によるとお昼から夕方にかけて、特に16時から18時の間が運動のゴールデンタイム。

 

その時間帯に運動をするとカロリー消費量一番多くなるとのことです。

 

もしゴールデンタイムにできなくても、帰宅後すこし歩いてからラジオ体操をすると体も十分にほぐれ、健康にもグッド。

 

今はYouTubeなどでラジオ体操の動画や音源もあります。

 

無理に朝に行わず、自分の体と相談しながら、自分にとって一番良い時間に運動するのが良さそうですね。

ラジオ体操を朝やると健康に悪い理由まとめ

・お手本通りの無理な体勢ではなく、正しい動作でポイントを押さえてラジオ体操を行うこと。

 

・不調や痛みを感じる体の部位はついては絶対に無理をしないこと。

 

・高齢の方は特に腰や膝に負担をかけるような動きは控えること。

 

・朝目覚めた後にはすぐにラジオ体操を行わず、かならず時間をおき、軽食を食べてから行うこと。

 

・ラジオ体操の一番効率の良い時間帯は夕方、16時から18時。

 

朝にラジオ体操をする、という習慣は、高齢者の方ほどよく身についている習慣のように思います。

 

しかし、負荷の大きいラジオ体操を体が目覚めていない朝に行うと、腰や膝を痛めるばかりでなく、心臓や血管に負担がかかる危険があります。

 

くれぐれも注意して、できれば時間をずらすか、せめて朝食を食べた後に行うようにしましょう。

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