科学 雑学

火の玉の正体は本当はプラズマ? では科学的に火の玉を作り出すことはできるのか?

投稿日:2018年10月16日 更新日:

皆さんは、火の玉を見たことはありますか。死んだ人の怨念や魂が火の玉のようになって出てくるというのは定番だと思います。

 

しかし、火の玉が本当に出てくるかどうかは判断しにくいところです。むしろ、火の玉は科学で説明が付けられるという人もいます。

 

科学的に火の玉を作ることはできるのでしょうか。今回は、それを説明していきます。

火の玉の正体はプラズマ? 科学で作れる?

火の玉は科学的に作れるのでしょうか。結論から言うと、火の玉のようなものは、科学で作ることができます。しかし、「火」の玉ではありません。

 

科学において火の玉を作ると言えば、「プラズマ」が思いつきます。東野圭吾さんが書かれた「探偵ガリレオ」にも、火の玉や、プラズマの話が出てきました。

 

火の玉の目撃情報は、日本国内でも、外国でもたくさんあります。しかし大槻義彦先生によって、人の魂や、怨念ではないことが証明されました。

 

火の玉と言われるものは、プラズマです。高温のプラズマは、火の玉のように見えます。また、プラズマから出される高い磁場は脳波に影響があり、幻覚症状が引き起こされます。

 

これは、ローレンシアン大学の脳神経学部のマイケル・パーシンガーという人たちによって実証されました。

火の玉の正体であるプラズマとは

プラズマという言葉は、聞いたことがあるけど、意味はよくわからない人が多いのではないでしょうか。私も意味はあまり深く知りませんでした。「電気っぽいもの」と思っていました。

 

プラズマは、気体、液体、固体に続いてある第4の物質の状態です。中学校の理科で習ったクルックス管の中で初めて認識されました。

 

「狭義のプラズマ」というものもあり、分子が電離して、陽イオンと電子に分かれている状態を意味します。

 

太陽から吹き出す高温の粒子や、宇宙にある気体はプラズマの状態です。したがって、宇宙のほとんどはプラズマの状態にあります。

 

人工的に作るのならば、レーザーや、マイクロ波を出して気体を電離させることで発生させることができます。

自然の中でも火の玉プラズマは発生する!?

プラズマは人工的に作ると言いましたが、実は私たちが住んでいる自然の中でもプラズマは発生するのです。

 

その身近にあるプラズマは、雷が当てはまります。

 

雷は、電気を帯びた雲と地面の間で起きる「火花放電」というものです。高い電圧により加速された電子が、大気を電離させてプラズマとなっています。

 

火もプラズマです。酸素、液体燃料などの燃料が酸化することによって温度が高くなり、燃料が電離してプラズマとなります。

火の玉の正体であるプラズマは実は身の回りで使われることが多い

自然、人工の中でもプラズマは使われるので、もちろん応用されます。例えば、蛍光灯です。

 

クルックス管で初めてプラズマは認識されました。蛍光灯は、クルックス管の仲間なので、プラズマが使われています。水銀をプラズマの状態にして、紫外線を発酵させています。

 

工業の中では、プラズマ切断や、アーク溶接というものに使われています。

 

プラズマ切断は、プラズマ状態にした酸素、または空気を切断する材料自体に直接吹き付けることで、一瞬で材料自体を溶かして切断することです。

 

温度は何万℃にもなるため、水中でも使用できます。アルミニウム合金や、ステンレス鋼などに使われます。

 

アーク溶接は、気体の放電を使い、溶接する方法です。航空機、自動車、建設の機械など、あらゆるものに使われます。

 

溶接する材料のほとんどは鉄鋼ですが、アルミやチタンを溶接する場合もあります。

火の玉のプラズマと関係ある? プラズマクラスターとは?

「プラズマクラスターはシャープだけ」でおなじみのプラズマクラスターは、プラズマ放電で活性酸素を発生させて、「プラズマクラスターイオン」というものを作り、空気中に放出する技術の総称です。

 

活性酸素は、空気の中にある酸素がさらに反応できる化合物に変わったものです。中学校の酸素を発生させる実験で使った、過酸化水素などが一般的です。

 

プラズマクラスターは、タバコの臭いを脱臭したり、アレルゲンの作用を低減させたりするなど、メリットがたくさんあります。

 

シャープは、皮膚刺激の試験や、腐食性の試験で、安全であると確認しています。細菌も、細胞膜を破るだけで、DNAの変化はないとしています。

火の玉の正体まとめ

・火の玉は科学現象であると言える。

・火の玉の正体は高温のプラズマである。また、UFOなどは、プラズマによる幻覚症状である場合も少なくはない。

・高温のプラズマは作れるため、現代科学で火の玉を作り出すことは可能である。

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