寿司の海老の上手な食べ方は? 尻尾はどうすればいいの?
投稿日:2019年4月29日 更新日:
お寿司屋さんで出てくる機会が多く、好きなネタとしても人気の高い海老。
尻尾がついていて食べにくいなと感じたことはありませんか?
この海老の尻尾、どのように食べるのがスマートで、マナーも問題ない食べ方なのでしょうか?
寿司の海老、食べ方ってあるの? 尻尾は?
寿司の海老、特に尻尾はどうやって食べていますか?
最初に尻尾を取ってしまう、一緒に食べてしまう、最後のほうで尻尾だけ出すというように人それぞれあるかと思います。
わたしは寿司のお魚も好きなのですが、貝類や海老も好きでできる時は追加で頼んでしまうこともあります。
甘エビのような小さい海老でも車エビやボタン海老のような大き目な海老であっても尻尾は必ずついてきます。
毎回、どうするのがいいのかなとは思いつつ、食べる前に尻尾を取ってから食べていました。
今まで恥ずかしながらあまりマナーのことを気にしていなかったのですが、この「最初に尻尾を取る」という食べ方はお寿司の食べ方のマナーに反するようです。
マナーの範囲内で、スマートな寿司の海老の食べ方は「尻尾を付けたまま口に入れ、身を食べると同時に尻尾を出す」という食べ方です。
分かりやすく説明すると次のようになります。
・醤油をつけて、尻尾ではないほうから口に入れる。
・中央部分を持ち、半分ほど口の中に海老が入ったら反対の手で尻尾をつかむ。
・海老の尻尾の付け根まで口に入れ、噛むのと同じタイミングで尻尾を押しつぶすように取る。
この食べ方だと2本乗っている甘エビであっても、身の大きい車エビやボタン海老であってもスムーズに尻尾を取ることができます。
蒸し海老の場合はさすがに押しつぶすようにして尻尾を取ることは難しいです。
押しつぶすというよりは噛み切るように尻尾を取ってしまって構いません。
海老の寿司を食べた後の尻尾は盛られてきたお皿の隅に置くのがマナーとされています。
また、鮮度の良いものであれば尾まで食べても問題ありません。
寿司の海老、手で食べる?箸で食べる?
お寿司のマナーで、やってはいけない食べ方というのはいくつかあります。
しかし、基本的に手で食べないといけない、箸を使わないといけないということはありません。
尻尾がついている海老の寿司は手で食べたほうが食べやすい、箸を使ったまま食べたいというように個人差があると思います。
どちらであってもマナーにおいて問題はありませんので、食べやすいほうでおいしく食べてください。
手であっても、箸であっても海老の寿司の食べ方、尻尾の取り方の方法は一緒です。
海老の種類、大きさによって難易度があるかとは思いますが、何度かやっているうちにコツをつかめてくるのではないでしょうか。
片手で一口に食べることができるのが「寿司」だといわれています。
尻尾がついている海老の寿司であっても簡単に食べられるようになっているはずです。
尻尾を取るタイミングとマナーにさえ気を付けていれば、どんな海老の寿司であっても無理なく食べられるようになると思います。
寿司のマナー、作法あれこれ
お寿司をおいしく食べる時のマナーや作法はいろいろとあります。
知らないまま恥ずかしい思いをしたとなると、せっかくのおいしいお寿司の味も味気なく、残念に終わってしまいます。
最低限押さえておきたいマナーをいくつか紹介します。
・一口で食べない
お寿司は一口で食べるのがマナーです。
一口で食べられるように、持ちやすさ、食べやすさを考えて握られています。
女性に多いかと思われますが、一口で口に運びきるのが難しいという時には「少し小さめに握ってください」とお願いし、一口で食べきるようにしましょう。
・シャリとネタを別々に食べる
寿司のシャリは「空気握り」といい、親指でシャリの中ほどを押し空気を含ませてから軽く握るようになっています。
これは簡単に口の中でほぐれネタの味が分かるように考えられた握り方です。
せっかくの職人技を無駄にしないように別々に食べることはしないようにしましょう。
寿司の上のネタを一度外し、醤油につけてからシャリに戻すという食べ方をする人がいるようですが、これは非常に眉をひそめられる食べ方ですのでやめましょう。
・シャリに醤油をつける
お寿司は基本的にネタにのみ醤油を付けます。
握りの場合は、寿司を横に寝かせてネタに醤油をつけます。
軍艦の場合は、横にするとネタが落ちてしまうので、ガリに醤油を付けてネタの上に少したらします。
海苔巻きはシャリとネタの境目につける、または海苔だけにつけます。
・ゲタを手前に下ろす
木製の寿司を置くお皿、ゲタは動かしてはいけません。
食べやすいように自分の手元に持ってきたりすることなく、そのままの位置で食べることがマナーです。
・「おあいそ」と言う
「おあいそ」は「愛想がなくて申し訳ありません」という意味で、お店側が使う言葉です。
支払い時に使ってしまうととても失礼になってしまいます。
また、お茶のことを「あがり」というのもマナー上よくありません。
まとめ
・寿司の海老を食べる時は尻尾を付けたまま口に入れ、身を食べると同時に尻尾を取るという食べ方をするべきである。
・寿司の海老は手でも箸でも、どちらで食べてもマナーの問題はない。
・寿司を食べる時のマナーはいろいろとあるが、一口で食べる、ネタとシャリを分けない、醤油の付け方といった最低限のことは守るべきである。
気軽に楽しむことができる回転寿司屋から格式のあり職人技の光るカウンター寿司屋まで幅広くありますが、基本的なマナーは守って食事をしたいものです。
これを機にわたしも寿司の海老の尻尾の取り方に注意していきたいと思います。
執筆者:woodbat
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