義母の介護, それって義務? いや, したくない! でもいつか来るかもしれない…どうしたらよい?
投稿日:2018年9月19日 更新日:
少子化の現代ですから、いつか、義母の介護もしないといけないのでしょうか。
義理とはいえ、親子な訳だから、やはりそれは義務?!
でも、しょせんは赤の他人だし、できればしたくない!!
そう、思っている人も多いことでしょう。
かく言う私だって、それは、出来ることならばしたくはなかったです。
でも、現在は絶賛介護中・・・。
ウチの主人は一人っ子で、私も一人娘なので、逃げようがなかったのです。
今となれば、受け入れてしまえば、まあ、それはそれで良い経験をしているとは思います。
こればかりは、ケースバイケースで、正解はありません。
ですが、しないですむ場合、しないといけない場合を考えてみましょう。
義母の介護は義務ではないが、したくなくても突然やってくる
まず、介護はある日突然やってくる!という事を覚えておいてください。
両親ともに元気なうちは問題ないですが、片方が突然亡くなったりした場合に、がっくりきてしまう、という事がまず、考えられます。
そもそも、もう義母しか居ない場合でも、元気に一人暮らしなど、してくれてる間は問題ないですよね。
けれど、転んだりして、骨折して入院!等の場合は、退院後、介護が必要になってしまう事がとても多いのです。
病気になって、入院した場合もそうですね。
70代なら、まだ復活できる事も多いですが、80代は厳しいと思ってください。
意外と多いのは、お風呂が危なくなってくる事ですね。
お風呂で亡くなる高齢者って、結構多いのです。
若い時には考えられないですが、湯船の中から立ち上れなくなってしまう事があり、そうなると一人暮らしはちょっと危険になってくるのです。
ただ、元気でぴんぴんしているお年寄りも多いので、これはもう「縁」だと思うしかないのかもしれません。
義母の介護をしなくて済むケース
ぴんぴんころり、だったり、不慮の事故、または病に気付いた時には手遅れで、あっという間に突然さようなら、となった場合は、もちろん介護はいりません。
ただ、この場合、残された家族は、親が若ければ若いほど、かなりなショックだったりします。
相続手続き等も、何も聞かされていなくて、かなり大変な事もあります。
ウチの義父はこのタイプでした。
あっという間に、亡くなってしまい、本人はそれを望んでいたし、もう80歳は過ぎていましたので、お坊さんにも、うらやましいほどですね、と言われました。
ですが、残された義母はショックもあり、その後認知症になってしまいました。
介護をせずに済むパターンには、他に介護をしてくれる人がいる場合もあります。
けれど、それが兄嫁だったり、義理の姉妹だったり、身内の場合がほとんどだと思います。
その場合は、全くノータッチでいられるとは思わないほうが良いです。
直接介護をしない分、金銭援助をするなり、時には話相手に行くなり、少なくとも、ありがとうの気づかいは必要です。
義理の親兄弟と、縁を切ってある場合には、そもそも介護の話もなく、会うこともないかもしれないですが。
全く介護出来ないまま、というのも、考えてみたら寂しいことかもしれません。
義母の介護をしなければいけないケース:義務ではないが…
旦那さんが一人っ子の場合は、義父母が要介護状態になり、老人だけで暮らせる状態ではなくなってしまった時には、介護をどうするか?考えない訳にはいきません。
介護認定だとか、施設はどうする?という事も含めて、なかなか手続きは煩雑です。
老人だけで対応するのは難しいので、子世帯にも呼び出しが来ます。
病院の入院手続きなどの場合でも、若い人来てください、と連絡がきたりします。
旦那さんが仕事辞めて、介護専念します!とでも言ってくれたら、義母の介護からは解放されるかもしれません。
けれど、それなら、あなたが大黒柱となって収入を得ないといけないですよね。
別に義務ではありませんが、役所の対応などは、平日昼間に動ける人が、せざるを得ないという事になる訳なのです。
夫に兄弟がいる場合でも、それがどのような兄弟なのか?によって、状況は全く違うでしょう。
とにかく、「平日昼間に、動ける、休みが取れる人」がポイントになってきます。
ディサービスも祝日は対応してくれても、たいてい日曜日とお正月はお休みです。
その前の、介護認定や、施設や介護レンタル用品などはすべて契約が必要で、署名だけでなく、割り印やら、重要事項説明書やら、という煩雑な手続きが必要なのです。
自宅介護なのか、施設を選ぶのか?それとも介護に通うのか?いずれにしても、その土地のケアマネージャーさんと、相談をしないと進みません。
義母の介護はしたくない? でも結局は、受け入れる方が楽かも
親と早く別れるかどうか?は、これは天に任せるしかありません。
となると、いつかは義父母や実家両親の介護が、多かれ少なかれ回ってくることもあるかも?と、一応覚悟はしておく方が楽なのだと思います。
しかも自分も、いつか行く道です。
誰だって、介護されたくはありませんよね。
嫌だ嫌だと思いながら、やらなきゃいけないのは、とてもストレスです。
どっちにしても、やらないとしょうがない事は、受け取り方を変えるしかありません。
私の場合は、やるもやらないも、「縁」なのだと思うようにしました。
この世に生まれて、クリアしないと進めない「ハードル」があるとしたら、その一つが介護かもしれません。
人により、来るハードルは違うので、もし、それが自分に来たならば、しょうがない、受け入れましょう、と思いました。
きっと、その事で、他にやらなきゃならない別の問題はクリアになるのだと、そう思う事にしたら、案外楽になったのです。
そして、実家の介護経験から、義理親の介護の方が、楽だという事もお知らせしておきます。
まとめ
・介護しない、と思っていても、状況により、介護は突然やって来る事もあります。
・親と早く死に別れたなら、介護は必要ありません。
・平日昼間にしないといけない手続きが煩雑で、仕事を休んででも若い人の手が絶対必要になるのです。
・避けれない状況になって嫌だと思いながらやるよりは、受け入れる方が、結局は楽です。
どんなに元気な親でも、人生の最後は誰かの手を必要とします。自分も、です。
介護する人される人、これは誰にもわからない「縁」だとしか言えない事です。
自分にまわって来た時には「受け入れる」事の方が、結局は楽だし、「天の蔵に貯金ができる」と思って受け入れると、案外楽に過ごせると思いますよ。
執筆者:woodbat
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