ホワイトニングを自宅で簡単に行うやり方! ホームホワイトニングとセルフホワイトニングのメリットとデメリットについて元歯科衛生士がお答えします!
投稿日:2019年1月13日 更新日:
性別や年齢に関係なく、歯のホワイトニングを行っている人は増えてきています。
歯のホワイトニングの方法は4つありますが、今回は比較的に気軽に行えるホームホワイトニングとセルフホワイトニングについて、メリットやデメリットを含めて元歯科衛生士がお話しします。
ホワイトニングとは?
歯の表面は、エナメル質と象牙質の2つの層から成り立っています。
ホワイトニングとは、専用の薬剤を使用して、歯の表面のエナメル質に付着している着色だけでなく、エナメル質の奥にある象牙質まで薬剤を浸透させ歯を漂白することです。
ホワイトニングで落とせる着色汚れとは?
歯の着色には、先天的な着色、歯の治療などによる後天的な着色、喫煙や赤ワインやコーヒーなどの日常生活においての着色、加齢の4つの原因があります。
ホワイトニングの効果が期待できる着色は、日常生活においての着色と加齢です。
また、もともと治療済みの修復物(詰め物や被せもの)は漂白することができないため、効果はないためホワイトニング終了後に修復物を再度色を合わせて詰め直しが必要になります。
ホワイトニングの種類
・オフィスホワイトニング
歯科医院にて、歯科医師や歯科衛生士が行う方法です。
・ホームホワイトニング
歯科医院にて、マウスピースを作製し薬剤を購入します。
歯科医師や歯科衛生士の指導のもと、自宅で自身で行う方法です。
・デュアルホワイトニング
歯科医院にて、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせて行う方法です。
・セルフホワイトニング
ホワイトニングサロンなどの専門店のスタッフの指導のもと、自身で行う方法と通販で手軽に購入することができるホワイトニングのセット販売を使用する方法があります。
セルフホワイトニングで使用されている薬剤は主に酸化チタンやポリリン酸を使用します。
しかし、漂白成分の過酸化水素を取り扱うことができないため、歯の表面の着色汚れを取り除き、自身の本来の歯の白さに戻すというホームホワイトニングです。
ホームホワイトニングのメリットとデメリット
ホームホワイトニングのメリット
歯科医院にて、型どりを行いホワイトニング用のマウスピースを作成し、ホワイトニングの薬剤を購入し自宅で行うことができます。
そのため、歯科医院に通うことなく自身の空いた時間でホワイトニングを気軽に行うことができます。
歯科医院で行うオフィスホワイトニングと比べると比較的に費用が安く、例えば上の歯を全てホワイトニングを行う場合は30,000円~50,000円前後で行うことができます。
また、個人差や生活習慣にもよりますが、ホワイトニング完了後の色もちも良く、白さの維持が行いやすいです。
ホームホワイトニングのデメリット
ホワイトニングの薬剤の濃度が薄いため、効果を実感するのに2週間~4週間ほどかかります。
毎日2時間マウスピースを装着しホワイトニングを行うため、マウスピースが苦手な人には大変な場合もあります。
セルフホワイトニングのメリット・デメリット
セルフホワイトニングのメリット
歯科医院で行われているオフィスホワイトニングやホームホワイトニングと比べると費用がとても安く、ホワイトニングサロンの場合は1回2,000円~3,000円前後で行うことができます。
通販で購入することができるホワイトニングのセット販売はメーカーにもよりますが、初回4,500円~5,000円前後で2回目以降6,000円~8,000円前後で行うことができます。
セルフホワイトニングは、上記に記載した通りとても安いため、気軽にホワイトニングを始めることができます。
また、ホワイトニングを行うと歯がしみたりする場合がありますが、表面の着色を取り除くことを目的としているため、歯がしみることは少ないです。
セルフホワイトニングのデメリット
ホワイトニングに分類されていますが、漂白成分の過酸化水素を取り扱うことができないため、本来ならクリーニングの扱いになります。
そのため、効果を実感できない場合も多いかと思います。
まとめ
ホワイトニング
l 歯の表面は、エナメル質と象牙質の2つの層でできている。
l 専用の薬剤を使用する。
l 歯の表面のエナメル質の奥にある象牙質まで薬剤を浸透させて漂白する。
歯の着色の原因
l 先天的な着色。
l 歯の治療などによる後天的な着色。
l 日常生活においての着色。
l 加齢による着色や変色。
l 日常生活においての着色と加齢による着色や変色はホワイトニングに有効。
ホワイトニングの種類
オフィスホワイトニング
l 歯科医院で行う方法。
ホームホワイトニング
l 歯科医院にて、マウスピースを作製し薬剤を購入する。
l 自宅で自身で行う方法。
デュアルホワイトニング
l オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを同時に進行する。
セルフホワイトニング
l ホワイトニングサロンなどの専門店で自身で行う。
l インターネットで販売されているホワイトニングセットを使用する。
l 歯の表面の着色を取り除くクリーニングと同様の扱い。
ホームホワイトニングとセルフホワイトニング
ホームホワイトニングのメリット
l 歯科医院に通うことなく自身の空いた時間でホワイトニングを気軽に行える。
l オフィスホワイトニングに比べて安価。
l ホワイトニング完了後の色もちが良い。
ホームホワイトニングのデメリット
l 効果を実感するのに2週間~4週間ほどかかかる。
l 毎日2時間ホワイトニングのマウスピースをしなくてはいけない。
セルフホワイトニングのメリット
l どのホワイトニングよりも安価。
l ホワイトニングを気軽に行える。
l 歯がしみることは少ない。
セルフホワイトニングのデメリット
l 正確にはホワイトニングではなく、クリーニングの分類になる。
l 効果を実感できない場合も多い。
自宅でできるホワイトニングは、気軽に始めることができますが、効果はすぐには実感できません。
セルフホワイトニングに関しては、ホワイトニングではなくクリーニングなので、オフィスホワイトニングやホームホワイトニングの終了後に歯の白さの維持を目的に行うことをおすすめします。
また、表面の着色のみ落とすという目的でセルフホワイトニングを行うのであれば、歯科医院の設備にもよりますが、自費診療のエアフローという機械でも着色を落とすことが可能なので、ホワイトニングを行う前に一度歯科医院に問い合わせてみてください。
執筆者:woodbat
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