雑学

イタリアのエレベーターは怖い? 面白い体験ができる?

投稿日:2019年7月20日 更新日:

イタリアは、エキゾティックな街並みや、歴史ある建造物を楽しむことができる、観光地としても人気のエリア。

 

ホテルは、大手のホテルチェーンもいいですが、古くからあるローカルなホテルも魅力的。

 

宿泊費も抑えることができるので、利用する旅行者も多いのではないでしょうか。

 

ローカルなホテルに泊まると、遭遇することが多いのが、旧式のエレベーター。

 

100年近く前に設置されたものもあり、日本とは全く異なる仕組みに、怖い思いをする人も。

 

そこで、イタリアの旧式のエレベーターはどのようなものなのか、乗り方や注意点などをくわしくまとめてみたいと思います。

【イタリアのエレベーター①】鉄格子を自分で開けるのが怖い

イタリアのエレベーターの面白い点は、開閉口のまえに鉄格子があること。

 

エレベーターというより、牢屋に近いイメージで怖い!と思うことも。

 

最初は、ほとんどの人は、どのように開けるのか分かりません。

 

うろうろしていると、ホテルのスタッフさんがガラガラっと開けてくれます。

 

イタリアというと、歴史ある優雅な街並みが印象的な国です。

 

しかし、エレベーターを使うときは、刑務所に入るかのような気持ちに。

 

エレベーターのなかに入っていく旅行者は、みんな不慣れで不安そうな顔。

 

なんだか囚人のように見えてくるので不思議です。

【イタリアのエレベーター②】事故があることが前提なので怖い

さらにイタリアのエレベーターは、事故がおこることが前提という怖さが。

 

エレベーターには「事故があっても責任をとりません」という張り紙があることも。

 

このような旧式のエレベーターは、100年近く使われている由緒あるものも。

 

おそらく、エレベーターが故障しても、責任をとる会社がないのだろうと思います。

 

ホテルが責任をとればいいじゃないかと思いますが、イタリアの建物の多くは景観の一部。

 

自由に工事ができないことから、エレベーターが怖い状態になっているようです。

【イタリアのエレベーター③】開閉ボタンがないので怖い

エレベーターに乗ったとき、面白いなと思ったことが、開閉ボタンがないこと。

 

日本人なら、必ずボタンを探すと思いますが、いくら探しても見つかりません。

 

それでどうするのかというと、自分でガチャっと開けるのがイタリアのスタイル。

 

エレベーターというより、安い民宿の部屋に入るような感じはなかなか面白いです。

 

エレベーターの中に入ったら、もちろん、自分で扉をしめます。

 

それから、自分が行きたい階のボタンを押しますが、押しても反応が悪いことが大半です。

【イタリアのエレベーター④】木製の箱がミシミシきしむので怖い

イタリアの旧式のエレベーターは、木製であることも少なくありません。

 

さらに、長く使われていることから、いたるところにボロがあるのも怖い点。

 

なかに乗り込むと、ミシミシ…と木のきしむ音がすることも。

 

とくに、到着したばかりで重いスーツケースを持っていると、その恐怖感は倍増。

 

エレベーターが動きはじめると、ミシミシという音がさらに大きくなります。

 

重さで床がおちるのではないかと心配になるようなエレベーターも珍しくありません。

【イタリアのエレベーター⑤】ぶらさがっているだけなので怖い

木製の箱を、一本のワイヤーで上下に動かしているのが、イタリアのエレベーター。

 

エレベーターが動き出すと、宙づりになっている感じが分かり面白いです。

 

ワイヤーでぶらさがっているだけなので、箱のバランスはどことなく不安定。

 

片方に寄せて乗ると、傾くのではないか、という感覚になります。

 

そのため、エレベーターに乗っているあいだは、みんなじっと動きません。

 

無言のまま、エレベーターが目的階に到着するのを待つのみです。

【イタリアのエレベーター⑥】箱が小さすぎるので怖い

閉所恐怖症の人は、イタリアのエレベーターに乗るのは、かなり怖いと思います。

 

というのは、旧式のものは、かなりサイズが小さいからです。

 

おそらく、2人も乗ればエレベーターは満員になってしまいます。

 

家族4人で来た場合、荷物があると全員が乗ることができません。

 

当然、重さの制限を知らせるブザーなんて高度なものはありません。

 

そのため、無理に乗ることはせずに、自己規制することが大切になります。

まとめ

  • イタリアのエレベーターの出入り口には鉄格子があり、それを自分で開けるのが怖い。

 

・事故があることが前提。しかし、何かあっても責任をとらないスタンスなので怖い。

 

  • 開閉ボタンがないので、乗ったら自分でガラガラと閉めるという体験は面白い。

 

・エレベーターは木製。なかに入るとミシミシときしむので、荷物が多いとかなり怖い。

 

  • 小さな箱が1本のワイヤーでぶら下がっている感じ。その不安定さはけっこう怖い。

 

・エレベーターの箱は2人ものれば満員の小ささ。閉所恐怖症の人はそうとう怖い。

 

怖い、怖いと書きましたが、イタリアのエレベーターは、日本では絶対にできない面白い体験を提供してくれます。旅先で出会ったら、怖いと思わずぜひ乗ってみてください。

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