ボクシングの赤コーナーと青コーナー! 二つの違いは? 他のスポーツではどうなっている?
投稿日:2019年6月27日 更新日:
皆さんは、ボクシングの試合を見たことはありますか。
実際にその場所まで行ってみたことは無くてもテレビなどで一度は見たことがあると思います。
ボクシングの中には、赤コーナーと青コーナーがあるのを知っていましたか。
その二つのコーナーですが、何か違いはあるのでしょうか。あるとしたらどんな違いなのでしょうか。
今回は、ボクシングの赤コーナーと青コーナーの違いを皆さんにご紹介します。
ボクシングの赤コーナーと青コーナーの違いは?
ボクシングの赤コーナーと青コーナーの違いは何でしょうか。
違いといってもいろいろありますが、日本国内だと、ボクシングでのランキングが上位にいる人が赤コーナーで、ランキングで下位の選手が青コーナーという違いがあります。
ランキング上位の人から見たら、青コーナーが見えます。
青を見て、上位にいる人らしく冷静にするという意味があります。
ランキング下位の人から見れば、赤コーナーが見えます。
赤を見て、上位を倒せるように闘志を燃やすという意味があります。
また、リングに上るまでの階段は3つあり、一つは赤コーナーの選手が上る赤い階段、一つは青コーナーの選手が上る青い階段、もう一つは白い階段で、この階段はレフェリーと医者用となっています。
レフェリーというのはボクシングにおける審判の役目をする人で、試合を止める権限を持ち、ノックダウンを判断したりします。
ボクシングの赤コーナーにいる人は勝率が高い!?
実は、デンマークにあるコペンハーゲン大学の科学者チームによる研究で、赤と青の二つのチームに分かれて勝負を決めるチーム戦で、普通は勝率は50パーセントであるはずが、赤チームの場合は55パーセントにまで上がるという研究結果が出ました。
赤い色を選択することによる心理的な興奮などに関係するようです。
他にも、テコンドーで、赤と青に分かれて試合をしたとき、赤の方が勝ちやすいという研究結果も出ています。
その試合の動画を加工し、赤と青を入れ替え、テコンドーの審判に見せたところ、赤を勝利とする判定にした審判が多かったのです。
赤の服を身に着けたら、男性ホルモンの一種であるテストステロンの分泌が普通よりも高くなります。
そういった心理学的な面で気分を上げるという事が勝率にかかわっているのです。
ボクシングでも、青を着た選手より、赤を着た選手のほうが勝率が高いのではないでしょうか。
機会があったら、注意深く見てみるのも面白いでしょう。
ボクシングだけじゃない! プロレスなどのリングも赤と青?
ボクシングと同じ格闘技の種類に入るプロレスのリングも、ボクシングと同じようなリングが使われており、赤コーナーと青コーナーがあります。
違う点と言えばロープの本数で、ボクシングのロープの本数は、選手が落下して死傷することを防ぐために4本となっていますが、プロレスは3本です。
デスマッチと呼ばれる試合形式ではその3本のロープを外したり、なんとロープの代わりに有刺鉄線を使用したりする場合があるそうです。
プロレスがどれだけ危険なスポーツかがわかります。
ムエタイや総合格闘技、キックボクシングなどのそのほかの格闘技でも、ボクシングと同じリングをしようし、赤と青のコーナーがあります。
格闘技のリングの元は、ボクシングのリングであるという事がわかります。
ボードゲームとボクシングを組み合わせたスポーツがある!?
ボクシングにはある特殊な種類があります。
それは、「チェスボクシング」というものです。
その名の通り、チェスとボクシングを合わせたスポーツで、チェスとボクシングを交互に行い、勝敗を決めます。
ボクシングのノックアウト、チェスのチェックメイトのどちらかで勝負が決まります。
ボクシングで体や心が興奮し、白熱しているときにチェスを入れ込むため、冷静な判断が必要になるという、温度差が非常に激しいスポーツとなっています。
ちなみに、将棋とボクシングが合わさった将棋ボクシングというものが日本では昔実施されたそうですよ。
まとめ
・ボクシングのリングでの赤コーナーは、ランキング上位の人、青コーナーはランキング下位の人がいる。
・赤コーナーの人は青を見て王者らしく冷静に、青コーナーの人は赤を見て王者に対して白熱するという意味がある。
・普通勝率が50パーセントの試合でも赤の心理的作用によって赤にいる側の勝率が55パーセントになっている。
・プロレスや総合格闘技、ムエタイなどの格闘技のリングは、すべてボクシングのリングがもとになっている。
執筆者:woodbat
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