ベトナム 旅行 食事

ベトナム人も納得のフォーの食べ方は? すするのはマナー的にどう?

投稿日:2019年5月17日 更新日:

ベトナムに旅行にいったとき、

ぜひ食べたいのがフォー。

 

ベトナム料理の代表で、

日本でも大人気の食べ物です。

 

日本の場合、ラーメンやそばなど、

すすって食べるのがマナーということも。

 

しかし、フォーを食べるとき、

すする?すすらない?気になりますよね。

 

ベトナムでは、フォーを食べるとき、

すするという食べ方はしません。

 

正確には、すするという習慣がないんです。

そこで、ベトナム人のフォーの食べ方や、

すすらない理由をまとめてみました。

ベトナム人のフォーの食べ方

ベトナム人は、毎日といっていいほど、フォーを食べます。

とくに、ベトナム北部になると、ソウルフード。

 

日本でよく見かける、温麺スタイルだけではなく、

焼きそばにする食べ方もあるほどです。

 

そこで、ベトナム人のフォーの食べ方を観察してみると、

多くの人が、お箸とスプーンを活用。

 

フォーの麺を、スプーンのうえにのせて、

自分の口のサイズにあわせて噛み切りながら食べています。

 

また男性の場合、スプーンをつかわないで、

口の中にかきこみながら、豪快に食べている人も。

 

このような場合も、麺をすすることはせずに、

口に入る分だけいれる、という感じです。

ベトナム人がフォーをすすらない理由1 麺をすする文化がないから

ベトナム人が、フォーを食べるとき、すすることをしないのは、

そもそも「すする」という文化がないから。

 

麺をすするという食べ方は、日本特有のものであり、

他の国で同じような食べ方をする習慣は

ほとんどないと言われています。

 

ベトナムに限らず、外国の人にとって、

麺をすする音というのは、気持ちのいいものではないそう。

 

もしも麺をすする食べ方をすると、音がうるさい、

下品で感じが悪いなど、不快に思う人も。

 

ベトナム人は、食べ方のマナーにはうるさくないので、

文句を言われることはないものの、

自らすするという人はいないと思います。

 

また、麺をすする文化がない国の人は、

麺をすすって食べようと思っても、

ゲホッとむせてしまう確率が高。

 

そのため、ベトナム人も、

意識的にすすらないというよりは、

すすること自体ができないと思われます。

ベトナム人がフォーをすすらない理由2 野菜がたっぷりですすれない

また、日本人がベトナムでフォーを食べるとき、

そばのようにすすろうとしても、

上手くすすれないのではないでしょうか。

 

というのは、フォーは、いろいろな点で、

すすることに合っていないからです。

 

いちばんの理由は、ベトナムのフォーは、

野菜や香菜がたっぷり!添えられるから。

 

レタス、しそ、もやし、パクチーの他にも、

日本では馴染みがない珍しい葉野菜を

スープにひたすという食べ方がメイン。

 

さらに南部になると、野菜の量が多くなり、

根っこごとドサッと出てくることも。

 

葉野菜も、肉厚で食感があるものも多く、

茎ごと食べることも珍しくありません。

 

それらとフォーを一緒に食べるのがベトナム流。

つまり、すすること自体、現実的に困難なんです。

ベトナム人がフォーをすすらない理由3 米粉なのでモチモチしている

くわえて、フォーの食感も、すすることに適していません。

 

フォーは、米粉から作られている麺。

 

そのため、モチモチとして食感が特徴。

 

モチモチしていると、そばのようにスルスルっと、

上手く口に入れていくことができません。

 

また、麺がモチモチしていると、

くっつきやすくなるため、すすることを妨げます。

 

お箸でもちあげるときも、麺がまとまってしまうことも。

 

そのため、すするのではなく、かみ切りながら

食べるという食べ方にならざるを得ないのかも。

正しいフォーの食べ方は?

それでは、どのようなフォーの食べ方が正解なのでしょうか。

ベトナム人は、日本とくらべると、食べ方はおおざっぱ。

 

そのため、細かいルールやマナーはありません。

しかし、ベトナムの文化にあわせて食べることで、

喜んでもらえることが多々あります。

 

フォーを食べるときは、まず、

自分好みの味つけをします。

 

すだちやカットされた唐辛子、にんにくは必須。

 

辛いのが好きな人はチリソースやにんにく唐辛子。

 

酸っぱめにしたい人は、にんにく酢を入れます。

 

また、しょう油、胡椒、ケチャップを入れる人も。

 

日本では、味を変えるのは嫌がられそうですが、

ベトナムではむしろ正しい食べ方です。

 

そして、つけあわせの野菜をたっぷり入れます。

 

スープで野菜をひたして食べやすくしてから、

フォーと一緒にスプーンにのせて、

口のなかにまとめて入れます。

 

スープを飲みたい人は、スプーンで飲むこと。

 

どんぶりを持ち上げて、そのまま飲むと、

ベトナム人にびっくりされてしまいます。

 

ほとんどの人は、スープを飲み干すことはしません。

適度に残す方が自然です。

まとめ

・ベトナム人はフォーをすする食べ方をする人はいない。

 

・ひとつめの理由は、麺をすするという文化がないこと。

 

・2つめの理由は、野菜や香菜をたっぷり入れるので、すすりにくい。

 

・3つめの理由は、米粉はモチモチしているので、すするのに合っていない。

 

・フォーは、味を調整しながら、野菜と麺をからめて、まとめて食べる。

 

フォーの食べ方は、すすらないことがベトナム的には正解ですが、ベトナム人にとっては、食べ方よりもおいしいと思ってくれることの方が大事。

 

気軽に楽しんでみてください♪

-ベトナム, 旅行, 食事

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

バリ島のクタからウブドへの行き方, 所要時間と金額は? バスやグラブの予約方法も解説します!

バリ島旅行の際、クタ、ウブド、この2カ所を訪れる人は多いでしょう。 ビーチや買い物スポット、ナイトライフも充実したクタは、空港からも近く、バリ島を訪れる人のほとんどは、少なくとも1泊はクタに滞在するこ …

ミートソース, ボロネーゼパスタ, ラグーの違いとは? 由来は? 何がどう違うの?

大人から子供まで幅広く人気のミートソースパスタ。   ミートソースによく似たパスタにボロネーゼ。   ミートソースともボロネーゼとも似ているラグー。   見た目も味も似て …

オーストリア・ウィーンのお土産といえば? 職場のばらまきにおすすめ5選!

音楽の都であるウィーン。 モーツァルトをはじめ、 たくさんの芸術家が活躍したという歴史があります。   また、歴史の教科書に必ずでてくるハプスブルク家が活躍したという過去も。   …

バリ島, ジャワ島, スマトラ島料理の特徴と違い! おすすめもインドネシア在住者が教えます!

多民族国家で知られるインドネシア。民族が違えば言葉や食文化も異なるもの。 特にジャワ島やスマトラ島などの大きな島には、地域ごとに複数の民族文化が根付いています。 今回は、バリ島・ジャワ島・スマトラ島の …

バリ島の雨季の観光ってどうなの? メリット&デメリットをバリ島在住者が徹底分析! なお料金はあまり安くなりません!

海外旅行の計画を立てる時、行き先の治安や物価もそうですが、その土地の季節や天候も旅のプランを左右する重要なポイントですよね。 インドネシア・バリ島は、乾季と雨季の2シーズン。 せっかく行くなら、やっぱ …