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駐車場に砂利を敷くのはなぜ? どんなメリットやデメリットがある?

投稿日:2019年5月8日 更新日:

月極駐車場や一般家庭の駐車場で目にすることがある、砂利が敷いてある駐車場。

 

アスファルトやコンクリートの駐車場も多い中、なぜ砂利なのでしょうか?

 

砂利を駐車場に敷くとどんなことが起きるのでしょうか?

駐車場に砂利…一体なぜ?

アスファルトやコンクリートの駐車場が多い中、砂利を敷いた駐車場も少なからず存在します。

 

一体なぜ、駐車場に砂利を敷くのでしょうか?

 

まず、大きな理由の一つにコストの面が挙げられます。

 

駐車場をアスファルトやコンクリートで整備するとそれなりの費用がかかります。

 

だからといって、土をむき出しの状態で駐車場として使うとあっという間にわだちだらけになってしまいます。

 

晴れた日には土埃も舞い、車体やガラスに傷をつけてしまう可能性もあります。

 

雨の日にはぬかるんでしまい、車がはまってしまう、足元を汚してしまうことも考えられます。

 

コストを抑え、最低限の舗装を考えた時、砂利が最適な方法なのです。

 

また、駐車場として使っていたスペースを別の用途に使うことにする場合も撤去作業と費用が抑えられます。

 

次に理由として挙げられるのは防犯効果です。

 

砂利の上を歩くと特有のジャリジャリとした音がなります。

 

この音が車上荒らしや車の盗難に対しての大きな防犯効果を発揮します。

 

砂利を敷いてある駐車場よりもアスファルトやコンクリートの駐車場のほうが狙われやすいという意見もあります。

駐車場の砂利、メリットとデメリット

コストの面、防犯の面から砂利を駐車場に敷くことを説明しました。

 

砂利を敷いた駐車場には他にはどのような特徴があるのでしょうか。

メリット、デメリットに分けて説明してみます。

 

 

<駐車場に砂利を敷くメリット>

 

・アスファルトやコンクリートの駐車場に比べ、夏場の温度上昇が少ない

 

・工事終了後、すぐに停めることが可能

 

・雨の日は水たまりができにくい

 

・周りとの景観のバランスがとれる場合もある

 

・凍結しても滑りにくい

 

 

<駐車場に砂利を敷くデメリット>

 

・車の往来が激しいと砂利の減りが増え、砂利の追加費用がかかる

 

・アスファルトやコンクリートの駐車場と比べ、風化してくると砂ぼこりが舞いやすくなる

 

・砂利のサイズによっては靴の裏にはさまり、車内に持ち込んでしまう、足回りに砂利がたまってしまう

 

・雪が降る地域だと雪かきが大変

 

・アスファルトやコンクリートの駐車場よりも地面から水蒸気が上がりやすいので、車体の下回りに影響が出る時もある

 

 

アスファルトやコンクリートの駐車場に比べて、走行時の砂利によるキズは想像するより少ないようです。

 

常識的なスピードで駐車場を走行する分には車体、タイヤへの影響はありません。

 

しかし、長期的な利用による影響が気になる方や多少のキズや汚れでも嫌だという方には向いてないのかもしれません。

 

防犯面、夏場の気温差を少なくするといったメリットもありますので、使いたい時間や期間も考慮することも大事です。

 

月極駐車場の場合にはきちんとメンテナンスをしているかも判断ポイントになりそうです。

砂利と砕石、知っておきたい違い

実は駐車場に敷かれている石には大きく分けて二つ種類分けされます。

 

駐車場に敷いてある石は「砂利」と呼ばれていますが、「砕石」という舗装資材の一種である石が敷かれている時もあります。

 

混同されてしまい、まとめて砂利と呼ばれていますが、この二つには大きな違いがあります。

 

どちらも駐車場に敷くことはできますが、性質が違うので注意が必要です。

 

砂利は、岩石が砕けて角がとれ丸くなった小石で、海、浜、河床などから採れます。

 

金魚鉢に敷いてある小石もお寺でみかける枯山水のお庭に敷いてある石も砂利です。

 

いろいろな岩石が混ざっているので、色のバリエーションがあるのが特徴の一つです。

 

この砂利を駐車場に敷くと車の走行に合わせて動いてしまいます。

 

タイヤが滑るような感覚もあるようです。

 

しかしながら砂利の色合いを好んで駐車場に敷きたいという方もいます。

 

こだわって立てたマイホームとの見た目のバランスを重視したいという気持ちはとても理解できます。

 

砂利を駐車場に敷く前に砂利ずれ防止材を敷くと砂利を固定し、安全に車が走行できます。

 

長期間に渡って景観を維持するのにも役立ちます。

 

砕石とは、天然の岩石を破砕機等で人工的に小さく砕いたものです。

 

主に道路やコンクリート用の土木、建築用資材として利用されています。

 

人工的に岩石をクラッシャーに入れて砕いたもので、石の粒の大きさが不ぞろいです。

 

大きさの違う粒同士がお互いに隙間を埋めて強い層をつくることができるので、駐車場に敷くのには適しています。

 

適度な水分と工事の際に圧をかけることでよりぎゅっと固まります。

 

固さのある強い層ができることで、車で走行しても滑らず、石やほこりが舞うことを防ぎます。

 

コスト、安全面を重視し、景観へのこだわりがないのであれば砕石を駐車場に敷いたほうがいいのかもしれません。

まとめ

・アスファルトやコンクリートの駐車場と比べ、工事の費用を抑え、防犯の意味から駐車場に砂利を敷くケースがある。

 

・夏場の気温差を少なくする、工事の後にすぐに停めることが可能なども駐車場に砂利を敷くことのメリットである。

 

逆にデメリットとしてはメンテナンスや車体への影響などが考えられる。

 

・駐車場に敷いてある石は砂利とまとめて呼ばれているが砕石という舗装資材の石の場合もある。

 

砂利は景観にはいいがそのまま敷くことは駐車場には向かない。

 

砕石のほうが固さを保持できるので駐車場向きである。

 

一言で駐車場と言ってもいろいろとあるものです。

 

砂利のいいところ、悪いところを理解した上で駐車場を選んだり、施工したりしてみてはいかがでしょうか。

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