学生生活

大学の入学式は誰と行く? 親と? いまどきの事情

投稿日:2019年3月21日 更新日:

高校三年生の皆さん、受験生の皆さん、4月からの進路は決まりましたか?

 

希望の大学に入学が決まった人は、おめでとうございます。

 

第一希望ではないけれど、大学に進級する人も、頑張って下さい。

 

皆さんの人生は、ここからがスタートです。

 

悔しい想いをしても、まだまだやり直しをするための時間はたくさんあります。

 

ストレートに進めることは良い事かもしれませんが、遠回りをしながら、目的地にたどり着くことも時には必要です。

 

これからの毎日は人生の中で大切な時間になります。

 

ところで、皆さんはそんな大学の入学式に、誰と行きますか?

 

今回は、大学の入学式のお話をしましょう。

高校までと大学の入学式の違い

皆さんは、大学の入学式は誰と行きますか。

 

小学校・中学校。高校と今までは、ほとんどの人は「親」や「保護者」と入学式に参加しているのではないでしょうか。

 

最近は、日本の家庭も多様化しています。

 

両親が共稼ぎで忙しく、高校の入学式は祖父母と行った、1人で行ったという人もいるかもしれません。

 

しかし、高校では「通学定期」を購入するための学生証の発行や、ジャージや教科書の購入の説明、PTA役員の選出などを入学式の日に行うことがあります。

 

自分では判断ができないことも多く、親といった人が多かったことでしょう。

 

それでは、大学の入学式はどうでしょうか。

 

大学では、入学式だけをその日に行い、教科書の購入や授業の取り方などは、翌日以降のオリエンテーションなどで行っています。

 

そのため、当日は「入学式」だけを行うことが多く、終わった後は、友だちや家族と食事をして帰宅します。

 

医学部など一部の大学や学部の中には、そのまま保護者会の説明があるため、保護者に残ってもらうという大学もありますが、ほとんどの大学は何もありません。

 

大学生は基本的に「大人」とみなしますので、教科書も必要な手続きも自分でやるのが当たり前です。

 

特に、今の中学生からは18歳が成人ですから、すでに成人となった大学生は親の判断で決める必要はなくなります。

 

そのため、大学の入学式は1人で行くひともたくさんいます。

入学式に誰と行くかも時代で変わる? 両親どころか一族で入学式に参加

大学の入学式も、20年ほど前までは母と子、1人での出席が当たり前でした。

 

しかし、男女雇用機会均等法などにより、男性も子育て参加しやすくなりました。

 

今では、シングルファザーの家庭をはじめ、父親が育児に参加することは当たり前のことです。

 

幼稚園の入園式や運動会は当たり前、小学校や中学校、高校の入学式や卒業式に父親が出席するのも珍しくありません。

 

その中で、特に変化が大きいのが、大学です。

 

今では大学のオープンキャンパス、入学式や卒業式に父親が出席することも普通の姿となっています。

 

子どもの入学式や卒業式は育児のため「母親の仕事」というのは、もう古い考えになっています。

 

中でも、ここ10年で大きく変わったのが大学の入学式です。

 

最近は父親または母親はもちろん、両親が夫婦で出席するというもの珍しくありません。

 

その中には、両親だけでなく兄弟や祖父母も一緒に出席する姿を見ることができます。

 

入学する子どもは一人なのに、祖父母と両親がそろって出席するという家族は、本当にすごいです。

 

特に、良い大学になればなるほど、自慢になるのでしょうか、一族で出席するという家族を良く見かけます。

 

大学によっては、祖父も父も同じ大学だった、祖母も母も同じ女子大だったという人もいます。

 

親の恩師や友人の教授や大学関係者がいることで、祖父母が一緒に来ることもあります。

 

筆者が出席した子の入学式でも、式典の時にすでに「父母会」の役員が決まっていたので不思議に思っていたら、代々祖父母や両親が卒業生だったという紹介があり「なるほど」と思ったことがあります。

 

早慶・GMARCH・日東駒専という有名大学は、入学式を千代田区の武道館で行うことがあります。

 

学部学科が多いことで、大学構内の講堂などでは収容しきれないということが理由です。

 

しかし、それでも年々付き添いの家族が増えてしまい、大学によっては式典会場は、一家族一人までと指定していたり、前もって受け取った葉書がないと家族は入場できないという規制をかけている大学もあります。

 

一緒に会場についてきた親族は、式典会場ではなく、別室で入学式の様子を映像で見ることになります。

 

一族で子どもの入学式を祝いたい気持ちはわかりますが、一緒に行っても会場に入れないこともあります。前もって確認しておきましょう。

入学式に行ったついでに観光?

地方から東京の大学に入学した、自宅から遠い大学に入学した子どもは、初めて1人暮らしをすることになります。

 

親は入学式のついでに、お世話になる大学や近所の人、大家さんに挨拶をすることもあります。

 

そのため、1人暮らしをする子どもの場合は、ほとんどの家庭で親が入学式に出席しています。

 

普段、首都圏で育った子どもが関西の大学に入学したら、生活様式も違ってきます。

 

九州や北海道で生活をすることになったら、家から持ってきた家電製品がそのままでは使えないこともあります。

 

買い物場所やごみ捨ての仕方なども、しっかりと確認することが大切です。

 

入学式の出席ついでに、親がやることはたくさんあります。

 

入学式のついでに、生活の準備を手伝うつもりが、入学式の方がついでになってしまうことがあるかもしれませんね。

 

それだけではありません。

 

自宅が首都圏にあって、大学は北海道や信州、関西、九州に子どもが入学したら、入学式ついでに観光もしたくなります。

 

どんなところで子どもが生活を始めるのかも心配ですが、普段あまり来ることができない場所に来られたら、入学式ついでに観光をすることもあります。

 

地方から東京の大学に入学すると、両親だけでなく祖父母や兄弟姉妹がついてくることもあります。

 

それだけ、地方の方が家族の結びつきが強いということかもしれませんが、きっと観光もしたいのでしょう。

付属からだと入学式も友だちと行く?

全国には、附属の高校を持つ大学がたくさんあります。

 

附属の高校からそのまま内部進学で大学に入学すると、仲の良い友人とまた一緒ということもあります。

 

せっかくの入学式だから、と母親はついていきますが、親同士もすでに面識があることもあります。

 

親は親同士で、楽しみながら入学式に出席できるので良いですね。

 

公立高校の入学式ではよく見かける光景ですが、大学でも附属呼応校からの進学が多い大学では、こういったことも珍しくありません。

 

他の人は、一人ぼっちで心細い大学の入学式も、附属からくる人はいつもと同じような気持ちのまま、仲の良い友人と一緒に入学式に出席することができます。

 

公立の進学校の中には、地元の国立大学に20人、30人と入学をするため、附属ではなくても同じような雰囲気で、出席をすることができるようです。

 

しかし、大学でまた新しい友人と出会うのも楽しみの一つです。

 

新しい世界で、それまで自分が持っていた世界を、さらに広げることができるのが大学です。

 

ぜひ、新しい出会いに胸を膨らませて、入学式を楽しみにしましょう。

まとめ

・大学の入学式は、親と出席する人が多いですが、最近は一族で出席する人もいます。

 

・良い大学になれば、家族の自慢にもなるのでしょう。

 

・武道館で入学式を行う大学でも、出席する人の数は限られています。他の家族は見ることができませんので、前もって確認してください。

 

入学式が終わると、大学生としての生活が始まります。

 

大学生は一般的に大人とみなされます。

 

ぜひ、大学の入学式で新しい友と出会い、自分が作る人生のスタートを切って下さい。

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