バリ島で暮らす夫婦の1ヶ月の生活費っていくら? 滞在する場合の相場は?
投稿日:2018年12月10日 更新日:
リタイア後は海外でのんびりスローライフを…と考える人も多いのではないでしょうか。
バリ島はそんな海外移住を考える人達にも大人気の場所。
観光地なので、外国人向けのお店も多く、物価も格安と言われていますよね。
…でも本当に安いんでしょうか?
非日常の海外旅行では、そもそも金銭感覚が違いますよね。
いくら日本より安いとはいえ、何年もホテルステイできる人は少ないでしょう。
今回は、バリ島で生活費の目安をご紹介したいと思います。
…といっても、現地の人でも生活レベルにかなりの幅があるので、滞在費・食費・移動費などのさまざまな価格帯をご紹介しますので、理想のライフスタイルがどのくらい費用がかかるのか、参考にしてみてくださいね。
バリ島で暮らす夫婦の1ヶ月の生活費: 家賃・宿泊費
生活費を大きく左右するのがこの滞在費。バリ島には様々なステイスタイルがあるので、理想に近いスタイルを探してくださいね。
◇ 家は寝れればいいという人におすすめ!最安値の“コス”
現地の人が利用するワンルームタイプ。8~10畳ほどの部屋とバス・トイレのみのかなりシンプルな間取り。基本的に家具類は全て持ち込みで完備されていません。
家賃は格安ですが、トイレとシャワーはインドネシア形式で、便器と水を溜める小さなスペースがあり、トイレもシャワーもこの水を自分ですくって流します。
安いとことはキッチンもバス・トイレも共用の場合もあります。
<家賃目安:Rp.500,000~1,500,000(4,000~12,000円)/月>
◇ せめてホットシャワーは…という人は、ゲストハウス“ロスメン”
ロングステイ者向けのゲストハウス。もともとは一般の人が空き部屋を貸し出すスタイルが主流でしたが、今では様々なタイプ・価格帯が存在します。
部屋自体はコス同様のワンルームが多いですが、ほとんどは洋式トイレ・ホットシャワー、エアコン完備。必要家具は設備されていますが、キッチンはないところがほとんど。
ホテルと異なり、ルームクリーニングやランドリーサービスはありません。
<宿泊費目安:Rp.3,000,000~7,000,000(24,000~54,000円)/月>
◇ 日本並みの清潔感・利便性は必須!という方はアパートメント!
コスのようなワンルームから2DK程の広さまでさまざま。バス・トイレも洋式、ホットシャワー完備で、最近は、ベッドや冷蔵庫など必要最低限の家具家電や、Wi-Fi、ケーブルテレビも備え付けられたアパートメントも増えてきています。
キッチンはなかったり共同のところも多い。
バリ島にはもともと不動産業のようなものはありませんでしたが、最近ではこのアパートメントを中心に扱う不動産も多く、上記の写真はRentRoomBali.comさんのページで、写真のお部屋はでRp.5,500,000/月とのこと。
<家賃目安:Rp.3,000,000~9,000,000(24,000~70,000円)/月>
◇ 小さくても自分のお庭や広いキッチンが欲しい!という方は一軒家がおすすめ。
一軒家というとちょっと高そうですが、外国人用に造られたモダンなアパートメントより安上がり。お部屋も2~3部屋はあり、キッチンはもちろん室内に専用のものがあるので、日本の暮らしとほぼ同じ感覚で住めそうですが、ほとんど一年分一括払いなのでまとまった少しお金が必要です。
<家賃目安:Rp.30,000,000~70,000,000(23~53.8万円)/年>
◇ せっかくの南国生活。リッチに過ごしたい!という方はホテル・ヴィラステイ
宿泊費の相場が安いバリ島では、安めのホテルやヴィラにロングステイする人もいます。
もちろん、洋式トイレ・ホットシャワー、エアコン完備、Wi-Fi、CVテレビ、冷蔵庫、プールもあるところがほとんどですし、クリーニングサービスまであるのだから快適そのもの。
キッチンはない場合が多いですが、敷地内に食堂があったり、朝食サービスが含まれるところも多い。
<宿泊費目安:Rp.5,000,000~15,000,000(39,000~126,000円)/月>
バリ島で暮らす夫婦の1ヶ月の生活費: 食費
海外生活でちょっと心配なのは食事、という人も多いのではないでしょうか?
衛生で安全な食事はもちろん、好き嫌いがある人や朝は絶対味噌汁!など、拘りがある人も多いでしょう。
幸いバリ島には、インドネシア料理以外にも、洋食・和食のレストランも多いので、選択肢は多いですが、果たして毎日払える金額なんでしょうか?
◇ 自炊する
野菜やフルーツなどはとても安いバリ島ですが、乳製品や缶詰などの加工品、輸入品などは日本並みかそれ以上の場合も多いです。
また、外国人向けの輸入品が充実したスーパーもありますが、野菜やフルーツを含め、全体的に少しお高め。
現地の人のほとんどはパサールと呼ばれる市場で買い物をしますが、価格表示もなければ英語も通じません。スーパーより断然安いですが、初めは一人で行くのは厳しいかも。
<ローカルのスーパーマーケットの価格目安>
・ お米5kg Rp.60,000(470円)
・ 食パン Rp.15,000(120円)
・ 牛乳1ℓ Rp.20,000(160円)
・ 卵10個パック Rp.20,000(155円)
・ 肉類(100g)鶏Rp.500~(3.9円~)/ 豚Rp.700~(5.4円~)/ 牛Rp.1,500~(12円~)
・ 魚(1kg)Rp.45,000~60,000(350~470円)
・ 野菜類 トマト5玉Rp.5,000(39円)/ じゃがいも1kg Rp.18,000(139円)
・ 果物 マンゴー1個Rp.8,000(62円) / パパイヤ1個Rp.25,000(193円)
◇ ローカルワルンで食事する
現地の人も利用する食堂。店内は決してきれいとは言えませんが、格安でボリューム満点。
洋食・和食を自炊するより、ワルンで食べる方が安上がりかも。
<1食あたりの料金目安:Rp.13,000~40,000(100~310円)>
◇ カフェやレストランで食事
ローカルワルンにはインドネシア料理しかないので、どれだけ好きでも1~2ヵ月も食べ続ければ、時には洋食や和食も食べたくなるものです。
<1食あたりの料金目安:Rp.80,000~130,000(620~1,000円)>
バリ島で暮らす夫婦の1ヶ月の生活費: 洗濯費用
洗濯機を買うんでしょ?と思う方も多いでしょうが、バリ島の常識は違うんです…
◇ 手洗いする
バリ島では洗濯機がない家庭が多く、手洗いが一般的。最も、ほとんどは薄手の服なので、よほど忙しくない限り、さほど苦にはなりません。
〈費用目安:洗濯洗剤900g Rp.12,000(95円) / 柔軟剤900ml Rp.30,000(230円)〉
◇ ランドリーを利用する
手洗いが面倒だったり、干すスペースがない場合は、ランドリーサービスのお店も点在しています。日本のようなコインランドリーではなく、洗濯後アイロンをかけて畳んだ状態で戻ってきます。
<料金目安:Rp.10,000(77円)/kg>
◇ 洗濯機を購入する
賃貸物件に滞在し、なおかつ設置スペースがあるようなら、洗濯機の購入も可能。
<価格目安:Rp.1,000,000(7,700円)>
バリ島で暮らす夫婦の1ヶ月の生活費: 移動費
バリ島は列車が通っておらず、市内バスも日本ほど充実していません。
日々の移動には、徒歩かバイクが現実的でしょう。
◇ バイクや車のタクシーを利用する
バイクタクシーは現地の人もよく利用する交通手段。GrabやGo-jekは専用アプリから料金確認・予約・支払いまでできるのでとても便利です。
<5km程の料金目安:バイク Rp.10,000(77円) / 車 Rp.26,000(200円)>
◇ バイクをレンタルする
毎日移動が多い人は、スクーターのレンタルも可能。観光客の中には無免許で運転する人も多いですが、最近は取締も厳しくなっています。国際免許を取得していきましょう。
<125ccのバイクレンタル料金目安:Rp. 700,000(5,400円)/月>
◇ バイクを購入する
移動が多く、なおかつ1年以上滞在する場合はいっそ購入した方が安上がりです。
また、帰国など不要になった際は再度売るのも割と容易だそうです。
<125ccバイク購入費目安:中古Rp.5,000,000~(39,000円~)/ 新車Rp.10,000,000~(77,000円~)>
バリ島で暮らす夫婦の1ヶ月の生活費: その他
◇ ミネラルウォーター
水道水の飲用ができないバリ島では、ミネラルウォーターの購入は必須。
ウォーターサーバーがあれば、19ℓ入りのガロンを購入するのが安いですが、配達サービスはないので運ぶのが重労働。1ℓペットの購入が現実的かも。
<購入費目安:1ℓ Rp.4,000(31円) / 19ℓ Rp.17,000~25,000(130~193円)>
※ガロンの価格は季節によって変動します。
◇ ガソリン
徒歩3分圏内でもバイクで移動するバイク大国。ガソリンスタンドはもちろん、町の小さな商店でも、ガラスボトルに入ったガソリンが販売されています。
<料金目安:Rp.7,000~(54円~)/ℓ>
◇ ガス
バリ島ではガスが通っていないので、調理をする場合はガスボンベを購入します。
<購入費目安:3kgのガスボンベRp.30,000(230円)>
◇ タバコ
愛煙家の人にとってはかなり嬉しい低価格。
<購入費目安:ローカルタバコRp.15,000(115円) / 海外タバコRp.25,000(192円)>
※バリ島ではタバコは定額ではなくお店によって値段が異なります。また、空港の免税店よりコンビニなどの方が安いです。
◇ お酒
バリの焼酎といわれる椰子の蒸留酒“アラック”なら毎日晩酌してもリーズナブル。
但し、商店ごろの自家製で、使いまわしのペットボトルで販売されていますが…
<購入費目安:アラック600ml Rp.30,000(230円) / ビンタンビール350mlボトル Rp.23,000(170円)>
※お酒の価格もタバコ同様、お店によって異なります。
バリ島で暮らす夫婦の1ヶ月の生活費まとめ
あなたのライフスタイルがざっとどのくらいか想像できましたか?
ちなみに私の場合は、クタにある月Rp.500,000(4000円)のコス(専用バス・トイレ、共同キッチン)に住み、食事はローカルワルンと自炊半々で、レストランでの食事は月1程度、洗濯は手洗い、移動は旦那さんが運転するバイクのみの生活で、旦那さんはタバコとアラックをこよなく愛する旦那さんと2人の生活費は、だいたいRp.5,500,000(44000円)くらいです。
・ 滞在費はRp.3,000,000(24000円)~が現実的?!
・ インドネシア料理が苦手な人は、日本以上の食費を覚悟した方がいいかも。
・ 身体を動かす機会が少なくなるバリ島生活。手洗濯はいい運動と思えば一石二鳥。
・ 歩くの嫌い、バイクは怖い、という人は、ロケーション重視で家探しを!
・ コーヒーを入れるにも野菜やフルーツを洗うにも(生食の場合は)ミネラルウォーター使用のバリ島では、水代と持ち帰る労力が結構かさむ。
執筆者:woodbat
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