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ニュージーランドにカップラーメンの持ち込みはできない!? 規制のルールを解説します!

投稿日:2019年2月21日 更新日:

豊かな自然が魅力的な酪農大国、ニュージーランド。

 

持ち込める食品への規制が厳しく、違反者への対応も厳しいのですが、手軽に日本の味を楽しめるカップラーメンの持ち込みはできるのでしょうか?

 

審査の際に捨てられてしまった、開けられてしまったということがないよう、事前に規制食品について知っておくと役に立つのではないでしょうか。

カップラーメンだけではない! ニュージーランドの食品規制と申請義務

農業と酪農が盛んなニュージーランドでは、防疫上の観点から食品の持ち込みを厳しく規制しています。

また、豊かな自然をできるだけ生態を壊さず、維持させようという方針から生態系を破壊する恐れのあるものは禁止されており、細かい基準が設けられています。

 

食品に関しての禁止品では「絶滅の危機に瀕する動植物及び関連商品」「肉、果物、野菜、植物、種、肉製品、乳製品、魚介類、ハチミツ、ナッツ類、卵、動植物で出来た一部の製品等」が該当し、ニュージーランドの入国時には必ず持ち込む食品を申告する義務があります。

 

細かいと感じるかもしれませんが、食べようと思ってポケットに入れたままになっている残り一枚のガムでも申請の対象になります。

 

面倒くさがり、スーツケースの奥のほうにしまったし平気だろうなどと考えて申請せずに通過しようとしてトラブルになるケースがあります。

 

罰金ですめばましですが、量や内容、その時の対応によっては拘束されてしまいますので、安易には考えないでください。

 

不安を感じる場合は事前に持ち込む予定のものを英語でリスト化しておくといいかもしれません。

 

審査する検査官も旅行客慣れしているので、すぐに英語で答えられなくてもラーメン、うどん、そば、せんべいくらいの単語は理解してくれる時があります。

 

嘘をついている、ごまかそうとしていると判断された場合は容赦なく、徹底的に調査されますので、焦らずきちんと申請するように心がけないといけません。

ニュージーランドにカップラーメンは持ち込める?

食品規制が厳しいニュージーランドにカップラーメンを持ち込むことは残念ながらできません。

 

「肉、果物、野菜、植物、種、肉製品、乳製品、魚介類、ハチミツ、ナッツ類、卵、動植物で出来た一部の製品等」が禁止品となっているのですが、カップラーメンによく入っている小さな乾燥卵や乾燥肉がこれに該当するからです。

 

カップ麺のきつねうどんでもこの乾燥卵が入っているかどうかを基準に日清のどん兵衛は大丈夫だけれどもマルちゃんの赤いきつねは不可という話を聞いたことがあります。

 

日本人ならわかるような違いでも検査官がわかるとは言えませんので、きちんと説明できたとしても容赦なく開けられるような気がします。

 

一度開封されたカップ麺を持ち歩くのはなかなかつらいものです。

 

我が家でも日本への帰国の時に必ず持ち帰りたいものに麺類が入りますが、毎回5食入りの袋麺でできたら粉末スープのものを選ぶようにしています。

 

申請時にはインスタントラーメンで通用します。

 

以前、このようなインスタントラーメンの粉末スープを利用して覚せい剤を持ち込もうとしたケースがあったそうで、持ち込む量と梱包に気を付けたいと思っています。

カップラーメン以外にも!? ニュージランドに持ち込みできない食品や品物たち

カップラーメンと同じ理由でレトルト食品にも注意が必要です。肉、魚(特に鮭)が入っているものは禁止品ですので、レトルトカレーやパスタソースはダメなケースが多いです。

 

見落としがちなのがふりかけ類ですので、気をつけてください。

 

他国の小さな虫や何らかの種や菌などが入り込んでいる可能性があるため、ニュージーランド国外で買って一度開封された食べ物も持ち込むことができません。果物や野菜も持ち込みできません。

 

よく審査でひっかかるものに、自家製の漬物、つくだ煮といった手作りのものがあります。

 

日本帰国の時に家族からもらい、ジップロックなどで密閉して持って帰ってこようとしても審査の際にパッキングが完璧でなく危険だとみなされるケースがあります。

 

禁止品は含まれていないと説明すれば大丈夫だとも言われていますが、持ち込みできない可能性が高く、検査官次第というちょっとあいまいなところがあります。

 

食品ではありませんが、自然保護と外来種への規制が厳しいので、植物の種や苗の持ち込みも厳しく取り締まわれています。

 

アウトドア用品も泥や植物の種、カビや微生物などが付いていることが多いため、汚れが付いていないか、どこで使ったかなど細かく聞かれます。

 

履きこんだトレッキングシューズや愛用している釣り具などは没収されてしまうケースもありますので、用心が必要です。

ニュージーランドに持ち込みできるもの:意外とルールがややこしい

基本的に未開封できちんと梱包されている食品は禁止品でない限り持ち込むことができます。

 

もちろん入国時の申請は必要ですが、条件をクリアしていれば問題ありません。

 

現地でも手に入りますが、味噌や醤油、ソース類などの調味料はどうしても持ち込みたくなります。

 

検査官からの質問も未開封かどうか、密閉されているか、ボトルなのか真空パックなのかが基本的な判断基準のようで毎回聞かれます。

 

魚介類も禁止品なのですが、海の魚は持ち込みできます。

 

日本とニュージーランドの海はつながっているから問題ないという理由だと聞いたことがありますが、真意のほどは確かではありません。

 

少しややこしいのですが、鶏がらスープの素はダメなのですが、海鮮スープの素は持ち込めるという具合です。

 

海外生活で恋しくなる和菓子や程よい甘さとサイズのお菓子もほとんどのものが持ち込めますので、申請さえすれば大丈夫です。

ニュージーランドに持ち込めるもの持ち込めないものまとめ

・酪農大国で自然保護に厳しいニュージーランドでは食品の持ち込み規制も厳しく取りしまわれている。入国時にはどんな食べ物でも申請が義務付けられているので、忘れずに申請する必要がある

 

・カップラーメンは禁止品となっている加工した乾燥卵や肉がはいっているので持ち込むことができない

 

・レトルト食品、ふりかけ類は内容物に気を付ければ持ち込めるものもあるが、一度開封済の食品、手作りのものは申請しても没収される率が高い。食品以外でも植物の種や苗、アウトドア用品に対しての規制も厳しい

 

・未開封で、しっかりと密閉された状態の食品であれば、禁止品でない限り申請すれば持ち込むことが可能

 

せっかく用意した食品類を没収され処分されるのはもったいないですし、悲しいものです。ニュージーランドは規制が厳しいところはありますが、事前にきちんと対応すれば持ち込みもある程度は可能です。

 

カップラーメンは現地で調達するほうが、割高で種類も少ないですが無難だと思います。

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