歯磨き

歯ブラシのカビ予防や掃除の仕方はあるの? カビが原因で起きる病気は?

投稿日:2019年2月8日 更新日:

毎日使う歯ブラシの正しいカビ予防と歯ブラシの管理の仕方、歯ブラシに生えたカビが原因で引き起こる病気について元歯科衛生士が説明します。

歯ブラシにカビが生える理由

口のなかには、約700種類の細菌が生息しており、歯の汚れである歯垢(プラーク)の1g中に1,000億個の細菌が含まれていると言われています。

 

また、空気中に浮遊しているホコリやカビの胞子、風邪の菌などの病原菌なども口のなかには入ってきます。

 

そのさまざまな細菌が含まれる汚れを落とす歯ブラシには、目には見えない細菌やカビの原因である真菌がたくさん付着しているため、カビが発生しやすくなります。

歯ブラシのカビを防止する方法

歯ブラシを清潔に保つ

歯ブラシを清潔に保つためには、歯磨き後にしっかりと歯ブラシを洗い流す必要があります。

 

洗い流す方法は、必ず流水下で行い、コップに溜めた水などで行わないようにしてください。

 

その時に、指の腹を使って歯ブラシの毛を少しかき分け汚れを払うようにしましょう。

 

しっかり歯ブラシを洗った後は、キッチンペーパーで軽く押さえるかヘアドライヤーの冷風で水気を飛ばす、洗面台のふちを使って歯ブラシを叩いて水気を取って通気性の良い場所で保管するようしてください。

 

また、歯磨き後に使用するコップもきちんと洗い水気を取るようにした方が衛生的です。

 

歯ブラシの正しい保管場所

歯ブラシには、最初に記載した通り細菌がたくさん付着しており、その細菌は一人一人違います。

 

家族で1つの歯ブラシスタンドを共有している場合、歯ブラシ同士が接触して細菌が移ってしまうことも…。

 

そのため、接触しないように個々の歯ブラシスタンドを使用したりする工夫が必要です。

 

また、会社や学校など歯ブラシを歯ブラシケースなどに入れてカバンで保管している場合は通気性が悪いためとくに注意が必要です。

歯ブラシの問題

歯ブラシ本体に問題がある場合もあります。

 

ドラッグストアなどで歯ブラシのブラシ部分が大きい歯ブラシや毛束が密集している歯ブラシも多いです。

 

ブラシ部分が大きい場合や毛束が密集している場合は歯ブラシに付着した細菌を洗い流すことも大変で通気性も良くありません。

 

歯ブラシを選ぶ際の基本は、歯磨きの行いやすさも大切ですが、歯ブラシ本体も洗いやすく、乾きやすい毛束の3列のものがおすすめです。

 

また、歯ブラシは衛生面も考慮して1ヵ月ごとに買い換えるようにしてください。

 

もし、歯ブラシのブラシ部分が1ヵ月で広がってダメになってしまう場合は、歯磨きの圧が強すぎるので注意してください。

歯ブラシの除菌·消毒方法

歯ブラシの間違った除菌·消毒方法

1.      熱湯に浸ける、熱湯をかける

歯ブラシのパッケージには、歯ブラシを温水に3分間ひたした時に柄や毛の部分に以上が生じない最高温度(耐熱温度)などが記載されており、熱湯に浸けたりかけたりしてしまうと歯ブラシのブラシ部分や柄の部分が変形してしまうことがあります。

2.      カビ取り用洗浄剤(カビキラーなど)

消毒薬の作用が強すぎるため、歯ブラシに使用するにはとても危険です。

3.      アルコール消毒

アルコールでの消毒だけでは不十分のため効果はありません。

正しい除菌·消毒方法

1.      天日干しする

太陽の紫外線を活用して殺菌する方法です。

2.      洗口剤(マウスウォッシュ)やうがい薬(イソジンなど)に漬ける

歯ブラシのブラシ部分を洗口剤に浸し、乾燥する方法です。

歯磨き用のコップで行うとコップの除菌も行うことができます。

3.      哺乳瓶の消毒剤(ミルトンなど)や入れ歯洗浄剤に漬ける

洗口剤やうがい薬とは使い方は異なり、次に歯ブラシを使う時まで浸けておくことができるため乾燥させる必要はなく、水洗いせずに軽く水気を切ってから歯ブラシをそのまま使用します。

ただし、毎回浸ける時に消毒剤を入れ換える必要があります。

4.      歯ブラシ用の除菌器を使う

紫外線やオゾンを使って除菌を行う方法です。

 

価格も形態もさまざまな種類があるので、自身に合ったものを選ぶことができます。

カビの生えた歯ブラシで起こる病気

カビの生えた歯ブラシを使用していると、虫歯や歯周病の発症につながってしまったり、悪化してしまったりする恐れがあります。

 

また、舌や口のなかの粘膜にカビが移り、口腔カンジダ、口臭や口内炎などの病気を引き起こす可能性もあるため注意が必要です。

まとめ

歯ブラシにカビが生える理由

l  口のなかには、約700種類の細菌が生息している。

l  歯の汚れである歯垢(プラーク)の1g中に1,000億個の細菌が含まれている。

l  歯ブラシには、目には見えない細菌やカビの原因である真菌がたくさん付着している。

歯ブラシのカビを防止する方法

歯ブラシを清潔に保つ

l  歯磨き後に必ず流水下で指の腹を使って汚れを落とす。

l  水気を取って通気性の良い場所で保管する。

l  歯磨き後に使用するコップもきちんと洗い水気を取る。

歯ブラシの正しい保管場所

l  歯ブラシに付着している細菌は一人一人違う。

l  歯ブラシが接触しないように個々の歯ブラシスタンドを使用したりする工夫が必要。

歯ブラシ

l  ブラシ部分が大きい場合や毛束が密集している場合は歯ブラシに付着した細菌を洗い流すことも大変で通気性も悪い。

l  歯ブラシを選ぶ際は、歯ブラシ本体も洗いやすく、乾きやすい毛束の3列のものがおすすめ。

l  歯ブラシは、1ヵ月ごとに買い換える。

歯ブラシを除菌·消毒方法

間違った除菌·消毒方法

1.熱湯に浸ける、熱湯をかける

l  歯ブラシのブラシ部分や柄の部分が変形してしまう。

2.カビ取り用洗浄剤(カビキラーなど)

l  消毒薬の作用が強すぎる。

l  歯ブラシに使用するにはとても危険。

3.アルコール消毒

l  アルコールでの消毒だけでは不十分で効果がない。

正しい除菌·消毒方法

1.天日干し

l  太陽の紫外線を活用して殺菌する方法。

2.洗口剤(マウスウォッシュ)

うがい薬(イソジンなど)

l  歯ブラシのブラシ部分を洗口剤に浸し、乾燥する方法。

3.哺乳瓶の消毒剤(ミルトンなど)

入れ歯洗浄剤

l  歯ブラシのブラシ部分を洗口剤に浸け置きする方法。

l  次に歯ブラシを使う時まで浸けておくことができるため乾燥させる必要はない。

l  水洗いせずに軽く水気を切ってから歯ブラシをそのまま使用できる。

l  毎回浸ける時に消毒剤を入れ換える必要がある。

4.歯ブラシ用の除菌器

l  紫外線やオゾンを使って除菌を行う方法。

l  価格も形態もさまざまな種類がある。

カビの生えた歯ブラシで起こる病気

l  虫歯な歯周病の発症につながってしまったり、悪化してしまったりする恐れがある。

l  舌や口のなかの粘膜にカビが移り、口腔カンジダ、口臭や口内炎などの病気を引き起こす可能性もある。

 

本来なら、歯ブラシを除菌したり消毒を行う必要はありませんが気になる場合は正しい方法で除菌や消毒を行うようにしてください。

 

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