介護

認知症の親が施設を嫌がるけれど, ぜひ入れたい場合はどうするべき?

投稿日:2019年1月17日 更新日:

認知症の症状は、人それぞれで、夜中の徘徊などで家族がへとへとになる場合もありますし、人格が突然豹変してしまい、暴力的になって手に負えないなどの場合もあります。

 

離れて住んでいて、気づいたら認知症が酷くなっていても、引き取れる状況にない場合もあります。

 

私は、義母を在宅介護、実家の両親を通いで介護と、トリプル介護を経験しましたが、同居の義母は認知症もかなり進み、要介護5になってからは、自宅か施設かもうわからなくなっています。

 

だいぶ前から一人息子の夫の事もわかりませんし、それを思うと、自宅でも施設でもどちらでも、良い悪いはないと思うのです。

認知症の親が施設を嫌がっていても、入れてしまえば良さがわかることもある

親は、施設の事がちゃんとわかって嫌がっているかと言えば、そうでは無い事がほとんどではないでしょうか。

 

施設は全国にゴマンとあって、色々施設によって種類も特長も条件も違います。

 

3人介護してきた私でも、専門家でもありませんので、利用した事のある施設以外は、よくわかりません。

 

うちの義母も、最初はデイサービスでさえ「ああいう所には行かない」と、行った事もないのに言っていました。

 

元々、寡黙な人で、人づきあいが得意ではない義母だったので、最初のデイは3か月で辞めて、訪問看護師さんによるリハビリをお願いしていた時もありました。

 

が、引っ越しをキッカケに、また別の古民家風なデイに行き始め、介護度が上がった現在では、また別の2箇所のデイサービスに行ってますし、時々泊まりもお願いしています。

 

慣れてしまえば、迎えはまだか?と朝から外で待つほどでした。

 

実家の父も「行かない」と言っていたけれど、母と二人で通うようになり、亡くなる1年前には、自分で入院したいと言い出して、病院に入れない時はショートステイなども、あちこち行ったりしました。

 

行ってみたら、だんだん良さがわかります。

 

1人で誰とも話さない毎日から、同じくらいの年齢の人と、毎日しゃべれたり、毎日いろいろなイベントがあったりもしますし、状況によっては、寝たきりでもお風呂にも入れてもらえます。

 

ただ、沢山の施設もありますし、予算と空きの関係もありますから、ケアマネージャーさんともよく相談して、見学に行ってみると良いと思います。

 

ウチの場合は、とても良いケアマネさんに当たったこともありますが、最初からこちらが心を開いて、何でも相談していたからか、義母や実家の両親の事も、色々気にかけて調べてくれました。

 

高齢になって、自宅を離れるというのは、たしかに心細い事だとは思いますし、見捨てられるような不安を感じる事もあるでしょう。

 

けれど、在宅で介護できる状況になっている家は、なかなか無いかもしれません。

 

自宅を介護用にリフォームしたり、同居するために引っ越しをしたりしないといけない場合もあります。

 

ウチは、突然義父が亡くなり、相続した土地のトラブルが発覚して、自宅を手放さざるを得なくなり引っ越しました。

 

義母には、何度説明しても理解不能な感じで困りましたが、急に引っ越しが決まったため、仮住まいと、その後の新居と、二度の引っ越しをせざるを得ませんでした。

 

このような場合は、認知症の人にとっては、もう自宅なのか施設なのかは、もうあまり変わらなくなるワケです。

 

長年住み慣れた自宅で、同居介護が出来るならば別ですが、そうでないならば、どこでも同じなのかも?と、経験からは思います。

 

時間が許すのなら、ディサービスやショートスティなど、色々試してみて、だんだん納得してもらえたら良いですね。

認知症でも、介護者の迷いを読み取って嫌がることがある

メインに介護にかかわる方や家族が、施設入居に対して迷いがあると、認知症の人にはその不安が伝わるようです。

 

認知症の人は、そのような感情の揺れや不安を察知するようなのです。

 

赤ちゃんが、出かける時に限ってぐずったりいつもやらない失敗をする事がありますが、義母もやはりそのような事がよくあったので、きっと同じなのだと思います。

 

認知症になってしまって、何もわからないかと思いがちだけれど、表現できないだけで、わかっている部分はあるのかもしれません。

 

だから、家族が真心で、在宅介護だったり1人暮らしだったりの現状が無理なこと、ご本人のために、施設入所がベストなのだと思われることを、すぐわかってもらえなくてもお伝えしておくことは大事なのでは?と思います。

 

もし、嫌がったとしても、本心では、家族のお荷物になるのは、本当は嫌な筈ですから。

 

介護の素人である家族が、無理をして介護者の方が病気になったり、先に亡くなってしまったりする事も聞く話ですから、無理をする事はおすすめできません。

 

増して、主に介護されてる人が施設入所させたいと言うのを、介護できない家族が反対するべきではないと思います。

 

介護のプロにお任せするのも、結局はご本人の為とも言えるのです。

 

私自身は在宅介護していますが、極力、プロの手を借りて、1人で抱えないようにしています。

 

介護は、家庭によってそれぞれ違う事情もありますが、介護には終わりがある訳ですから、状況も刻々と変わっていきます。

 

悔いが残らないように、ご本人にも家族にも良いように、話し合いながら、ベストな選択を探してみてください。

まとめ

・認知症のご本人は、施設と言っても、どのようなものかわからずに不安から嫌がっている事も多いので、不安解消のためにも、ショートスティや見学など試してみると良いでしょう。

 

・介護される方の迷いや、施設入居させる罪悪感があると認知症の方は察知しますので、よくご家族でも相談して、でも介護する人が負担を抱えない選択をされると良いと思います。

 

施設と言っても、完全入居なのか?昼間だけ毎日ディサービスを利用するのか?色々選択肢はあると思います。

 

認知症のご本人に寄り添いつつ、介護者自身がこれなら!と思える選択が出来ると良いですね。

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