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妊娠中にホワイトニングを行っても大丈夫? 元歯科衛生士がお答えします!

投稿日:2019年1月16日 更新日:

妊娠中や授乳中は、ホワイトニングは行うことはできません。

その理由と行えるホワイトニング方法を元歯科衛生士がお話します。

妊娠中や授乳中時にホームホワイトニングが及ぼす影響

 

ホームホワイトニングとは、歯科医院にてホワイトニング専用のマウスピースの型どりを行い、薬剤を購入し歯科医院での指導内容に従い、自宅で毎日2時間マウスピースを装着して行うホワイトニングです。

 

歯科医院で行うオフィスホワイトニングやホームホワイトニングで使用するホワイトニング剤の主な成分の過酸化水素や過酸化尿素は漂白剤の一種です。

そう聞くとちょっと怖くなるかもしれませんが、濃度は十分薄く、また一般の方に対しては安全性の検証が十分行われています。

 

しかし、妊娠中や授乳中の方に対しては、治験の対象にすることができないため、そのような安全性の検証をすることができません。

 

そのため、100%安全と言えないのでホワイトニング剤のメーカーや歯科医師も妊娠中や授乳中の場合のホワイトニングを推奨することができないというのが現在の状態です。

妊娠中でもできるホワイトニングケア

妊娠中のホワイトニングができませんが、そのほかの方法でホワイトニングを行うことは可能です。

PMTC

PMTCとは、プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニングのことで、歯磨きでは落とすことができない汚れや、細菌のバイオフィルを歯科医師または歯科衛生士が専門的な機械を使用して除去することです。

 

日常生活における汚れや着色を取り除き、歯の色や光沢を回復します。

 

また、汚れや着色の再付着を防ぐことができます。

 

そのほかにも、フッ化物配合の研磨ペーストを使用するため歯質の強化にもつながり、細菌のバイオフィルムやプラークを分解・除去することにより虫歯になりにくくなり、歯周病や歯周炎の改善や予防にもつながります。

 

妊娠中は、ホルモンバランスの変化により、妊娠性歯肉炎や妊娠性エプーリスが起こりやすいだけでなく、つわりなどにより口腔環境が不衛生になり虫歯になりやすいため予防的や改善にも効果的です。

 

どこの歯科医院でも基本的には受けることができますが、治療ではなく予防になるため自費診療になり、費用は5,000~1万円前後になります。

 

エアフロー

エアフローとは、わかりやすく言うなら高圧洗浄機のようなもので、グリシンというアミノ酸のパウダーを水と空気の力で超微細のスプレーを噴射し歯の汚れや着色を除去していく方法です。

自費診療になりますが、妊娠中や授乳中でも行うことができます。

 

アミノ酸のパウダーは着色の度合いによって歯科医師や歯科衛生士が使い分けて使用していきます。

 

私が以前勤めていた歯科医院では、ホワイトニングを希望する方にエアフローをすすめていました。

 

ホワイトニングを希望している方でも、多くの人がエアフローに満足してホワイトニングをやめて定期的にエアフローに通っている人も多かったです。

 

一度にすべての歯の汚れや着色をも落とすことができ、痛みも伴うことも少なく、PMTCと同様に虫歯になりにくく、歯周病や歯周炎の改善や予防にもつながります。

 

費用はPMTCと変わらず、使用感や満足感などトータルで比べるとPMTCよりエアフローの方がおすすめですが、導入していない歯科医院もあるため歯科医院に電話などで確認してみてください。

 

セルフホワイトニング

セルフホワイトニングとは、ホワイトニングサロンなどの専門店のスタッフの指導のもと、サロンで自身で行う方法と通販でホワイトニングのセットを購入し自宅で行う方法があります。

 

サロンなどの専門店では、薬事法により漂白成分である過酸化水素を取り扱うことができないため、セルフホワイトニングで使用するホワイトニング剤の主な成分は酸化チタンやポリリン酸です。

 

酸化チタンやポリリン酸は歯磨き粉(歯磨剤)に含まれている成分なので、妊娠中や授乳中でも行うことは可能としているサロンも多いので問い合わせてみてください。

 

ホワイトニング専用歯磨き粉

歯科医院やドラッグストアで販売されているホワイトニング用の歯磨き粉やホワイトニングニングジェルで行う方法です。

 

汚れや着色を除去するポリリン酸ナトリウムや汚れや着色の再付着を防止するハイドロキシアパタイトの成分が含まれており、漂白成分の過酸化水素や過酸化尿素は含まれていません。

 

そのため、注意書などに記載がなければ、妊娠中や授乳中でも使用することができます。

まとめ

妊娠中や授乳中にホームホワイトニングが及ぼす影響

l  歯科医院にてホワイトニング専用のマウスピースを作製して薬剤を購入する。

l  自宅で毎日2時間マウスピースを装着する。

l  ホワイトニング剤の主な成分である、過酸化水素や過酸化尿素は妊娠中や授乳中の場合のエビデンスが確立されていない。

l  100%安全と言えないので妊娠中や授乳中の場合は推奨することができない。

妊娠中にできるホワイトニングケア

PMTC

l  予防で行う場合は自費診療になる。

l  汚れや着色を取り除く。

l  歯の色や光沢を回復する。

l  汚れや着色の再付着を防ぐ。

l  歯質の強化。

l  虫歯に予防。

l  歯周病や歯周炎の改善や予防。

エアフロー

l  自費診療になる。

l  グリシンというアミノ酸のパウダーを水と空気の力で超微細のスプレーを噴射し歯の汚れや着色を除去していく方法。

l  妊娠中や授乳中でも行うことができる。

l  一度にすべての歯の汚れや着色をも落とすことができ、痛みも伴うことも少ない。

l  PMTCと同様に虫歯になりにくく、歯周病や歯周炎の改善や予防にもつながる。

l  歯科医院に導入しているかの確認が必要。

セルフホワイトニング

l  ホワイトニングサロンなどの専門店または通販でホワイトニングのセットを購入して行う。

l  薬事法により漂白成分である過酸化水素を取り扱うことができない。

l  セルフホワイトニング剤の主な成分は歯磨き粉(歯磨剤)に含まれている酸化チタンやポリリン酸。

l  妊娠中や授乳中でも可能なサロンは多い。

ホワイトニング専用歯磨き粉

l  歯科医院やドラッグストアで販売されているホワイトニング用の歯磨き粉やホワイトニングニングジェル。

l  ポリリン酸ナトリウムやハイドロキシアパタイトの成分が含まれている。

l  漂白成分の過酸化水素や過酸化尿素は含まれていない。

l  注意書などに記載がなければ、妊娠中や授乳中でも使用することができる

 

漂白成分である過酸化水素や過酸化尿素を使用するホワイトニングはエビデンスが確立されていないため、安全とは言い切れません。

 

しかし、上記に記載したホワイトニングの方法もあります。

 

過酸化水素や過酸化尿素が配合されていないため効果は思うように出ないこともあるかもしれませんが、諦めずに試してみてください。

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