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歯医者の治療で使用される麻酔! 子供に悪影響がないか心配! 悪影響は? 大丈夫? 元歯科衛生士がお答えします!

投稿日:2019年1月10日 更新日:

麻酔を用いての小児の歯科治療について、ムシ歯の種類と基礎知識、局所麻酔のメリットやデメリットについて、口腔外科に勤めていた元歯科衛生士が説明します。

ムシ歯の種類

CO(初期むし歯)

痛みなどの自覚症状はなく、歯に穴は空いていませんが、歯の表面が溶け白く濁っていたり、薄い茶色に変色してしまっている状態です。

 

初期のムシ歯の場合、歯磨きの指導とフッ素を塗って経過観察を行うため、歯を削る治療は行われません。

 

C1(エナメル質まで進行しているムシ歯)

痛みなどの自覚症状はないが、歯に小さな穴や黒く見える状態で、麻酔を行わなくても治療が可能な場合が多いです。

 

C2(象牙質まで進行しているムシ歯)

初期の場合は、痛みなどの自覚症状はありませんが、中期になると冷たいものを口に含むと痛みが走ります、末期になると甘い食べ物で痛みが走ります。

 

歯がしみたり、痛みが走るなどの症状がある場合は麻酔を使って治療を行います。

 

C3(神経まで進行しているムシ歯)

何もしていなくても、ズキズキと強い痛みが走ります。

 

歯の表面の穴は必ず大きいというわけではなく、内側に穴が広がっている場合もあります。

放っておくと、痛みは増していき、神経が死んでしまった時に痛みが突然消えます。

 

神経まで達してしまったむし歯は、麻酔を使って神経を取る治療を行います。

 

C4(歯根だけ残ったむし歯)

神経が死んでしまっているため、痛みは感じませんが、細菌に感染すると痛みが再発します。

 

この場合、歯の治療は困難になり、麻酔を行い抜歯になるケースが多いです。

小児の麻酔を用いた歯科治療

小児の歯科治療は、基本的には2才から受けることができると言われています。

 

上記に記載したとおり、子供も大人と同じようにムシ歯の進行の程度により、麻酔の使用や治療方法は異なります。

 

局部の麻酔を行う治療の場合、表面の麻酔を行ってから電動式の注射針で歯茎に麻酔薬を注入していきます。

 

手動式の注射と比べると電動式の注射は、針が細く、圧力が均等にかかるため、痛みを最小限にできます。

 

しかし、あまりにも暴れてしまうなど、歯科治療に対して非協力的で歯科治療が困難な場合は、一般的な歯科医院での治療は難しく、設備が整っている歯科医院または大きな病院で全身麻酔を施し歯科治療を行う場合もあります。

歯科麻酔を行うメリット

歯科治療の際に受ける痛みや不安や恐怖心などのストレスを取り除き、安心かつ安全に的確な治療を受けることができます。

 

また、歯科の中では使用する量が比較的に少ないため、麻酔薬で中毒を起こす可能性は極めて低いといわれています。

歯科麻酔を行わないと・・・

小児に対する局所麻酔薬の使用は、エビデンスは確立されておらず、麻酔薬の量や麻酔を打つ場所、麻酔後の観察などの細心の注意が必要とされています。

 

しかし、麻酔を行わずに治療を受けると小児の場合はとくに、歯科治療により受ける不安や恐怖心、痛みなどの苦痛により精神的にも影響を及ぼす可能性が高く、トラウマにより歯科恐怖症になってしまう場合や治療中の痛みにより疼痛性のデンタルショックを引き起こしてしまう場合があります。

 

また、治療中に暴れてしまい、歯科治療で使われる器具や機械が口の中の粘膜などに当たってしまい怪我をする恐れや治療が適切に行えなくなってしまう場合があります。

 

そのため、ほとんどの歯科医院では細心の注意を払いながら麻酔を使用しています。

どうしても心配なときは、歯医者さんに相談して、様子を見ながら麻酔を少しずつ使用してもらうようにしましょう。

まとめ

ムシ歯の種類

CO(初期むし歯)

l  痛みなどの自覚症状はない。

l  歯の表面が溶け白く濁っていたり、薄い茶色に変色してしまっている状態。

l  歯を削る治療は行われない。

C1(エナメル質まで進行しているムシ歯)

l  痛みなどの自覚症状はない。

l  歯に小さな穴や黒く見える状態。

l  麻酔を行わなくても治療が可能。

C2(象牙質まで進行しているムシ歯)

l  初期の場合は、痛みなどの自覚症状はない。

l  中期になると冷たいものを口に含むと歯が痛む。

l  末期になると甘い食べ物で歯が痛む。

l  症状がある場合は麻酔を使って治療を行う。

C3(神経まで進行しているムシ歯)

l  何もしていなくても、強い痛みを伴う。

l  放っておくと、痛みは増す。

l  神経が死んでしまった時に痛みが突然消える。

l  麻酔を使って神経を取る治療を行う。

C4(歯根だけ残ったむし歯)

l  神経が死んでしまっている。

l  痛みは感じないが細菌に感染すると痛みが再発する。

l  麻酔を行い抜歯になるケースが多い。

小児の麻酔を用いた歯科治療

l  小児の歯科治療は、2才頃から受けることができる。

l  ムシ歯の進行の程度により、麻酔の使用や治療方法は異なる。

l  歯科治療に対して非協力的で歯科治療が困難な場合は、全身麻酔を施し歯科治療を行うこともある。

歯科麻酔を行うメリット

l  痛みや不安や恐怖心などのストレスを取り除くことができる。

l  安全に的確な治療を受けることができる。

l  歯科では、麻酔薬を使用する量が比較的に少なく、中毒を起こす可能性は極めて低い。

歯科麻酔を行わないデメリット

l  小児に対する局所麻酔薬の使用は、エビデンスは確立されていない。

l  麻酔薬の量や麻酔を打つ場所、麻酔後の観察などの細心の注意が必要。

l  不安や恐怖心、痛みなどの苦痛により精神的にも影響を及ぼす可能性が高い。

l  トラウマにより歯科恐怖症になってしまうこともある。

l  疼痛性のデンタルショックを引き起こしてしまうこともある。

l  治療中に暴れてしまい、怪我をする恐れや治療が適切に行えなくなることもある。

 

小児の歯科治療は麻酔などを含めて大人に比べて、大変になることが多いです。

 

麻酔での事故の事例はとても少ないです。

 

小児の歯科治療は本当に難しく、歯科医師や歯科衛生士も細心の注意を払い、様子を確認しながら治療を進めていますが、麻酔に対して不安なことがあれば治療を行う前に歯科医師や歯科衛生士に相談するようにしてください。

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