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歯科衛生士

歯科衛生士と歯科助手の仕事内容は?給料はどのくらい違うの?

投稿日:2018年11月20日 更新日:

歯科医院にいる歯科衛生士と歯科助手、どこからどこまでが歯科衛生士の仕事で、どこからどこまでが歯科助手の仕事なのか、何が違うのか気になったことはありませんか?

歯科衛生士になるにはどうすればいいのか、歯科助手になるにはどうすればいいのか、似ているようで似ていない大きな違いと、給料の違いについて、元歯科衛生士が説明します。

歯科衛生士になるには

歯科衛生士免許は、国家資格になります。

3年制の専門学校や短期大学、4年制の大学に通い、毎年3月初旬ある国家試験に合格をして資格を取得します。

 

ただ、その専門学校や大学に入学するには、高校卒業以上の資格が必要となるので、中学卒業資格の場合は高校卒業や大学卒業の資格を取得する必要があります。

 

歯科衛生士の就職先の多くは歯科医院ですが、歯科医院以外にも総合病院や大学病院、介護施設、福祉施設、市町村の保健センターでも就職は可能です。

 

他にも、歯科衛生士になるための専門学校や大学で歯科衛生士を育てる立場の指導者、歯科関連の企業に勤める歯科衛生士もいます。

 

私は、口腔外科に進みたい意思が強かったので、口腔外科を専門に扱っている歯科医院に勤めていました。

 

歯科医院によって、一般歯科、小児歯科、矯正歯科、口腔外科など色々な科に分かれているので、自分が進みたい科を選んで就職します。

学校でも一通り勉強はしていますが、全ての科を深く勉強しているわけではありません。

 

なので、科によってはもう一度勉強しながら仕事をしなくてはいけないので、就職してからもしばらくは勉強は必要です。

歯科衛生士の仕事内容

歯科衛生士の仕事内容は、歯科衛生士法で定められており、歯科予防処置と歯科診療補助、歯科保健指導の三大業務を仕事としています。

 

一つ目の三大業務である、歯科予防処置とは、歯や歯肉の状態の点検、機械や器具を使って歯石や歯の汚れ(プラーク、バイオフィルム)の除去、虫歯予防のフッ素を歯に塗るなどの予防処置を行う業務です。

 

歯肉の状態の点検とは、歯科医院で誰もが経験したことがある、歯と歯茎の境目を細い器具でチクチクと測定していく検査です。

この検査では、歯と歯茎の境目のポケットの深さを測りながら、歯の形態や歯石の付着具合と歯周病の度合いを調べる大切な検査になります。

 

二つ目の三大業務である、歯科診療補助とは、治療や処置を円滑に行う為の歯科医師のサポートです。

 

必要な器具機材の準備を始めとして、ライトの位置を見やすい位置に変えたり、処置に使う機械から出る水や患者さんの唾(唾液)をバキュームという機械で吸引、歯科医師が見やすいように舌や唇の排除、器具や薬品の受け渡しを行うなどのアシスタント業務です。

 

簡単そうに見えるかもしれませんが、歯科医師の動きを読んで、次は何が必要が、どうすればいいのか先読みして動かなくてはいけません。

 

歯科医師が複数いる場合もあるので、それぞれの歯科医師の治療の仕方や流れを理解して、補助にあたる必要があります。

歯科医師の手が止まることがないように、妨げにならないように、注意が必要です。

 

三つ目の三大業務である、歯科保健指導とは、歯磨きなどの口腔ケアの指導のことです。

 

歯科医院で行う以外にも、保育園や幼稚園、小中学校、老人福祉施設に出向いて歯科保健指導を行うこともあります。

歯科助手になるには

歯科助手とは、資格はとくに必須ではありませんが、通信教育や通信講座で歯科助手に必要な知識を学ぶことができます。

 

未経験からでも働けるお仕事ではありますが、歯科医療の現場でのお仕事になりますので、働きながら歯科の知識や専門用語を身に付けている必要があります。

歯科助手の仕事内容

歯科助手の仕事は、予約管理などの受付業務、治療器具の準備、片付け、洗浄滅菌処理、院内清掃、患者の誘導や導入、歯科医師や歯科衛生士のアシスタントなどのサポート全般と雑務になります。

 

ただし、歯科助手の場合、歯科衛生士のように患者さんの口の中に直接触れる診療行為は一切出来ません。

歯科衛生士と歯科助手の給料体制

勤務先にもよりますが、歯科衛生士の正社員の平均月収は、歯科衛生士手当が付いて25万円前後、パートやアルバイトでは時給1,500円前後になります。

 

歯科助手の正社員の平均月収は、17万円前後、パートやアルバイトでは時給1,000円前後になります。

 

業務内容は異なりますが、勤務時間はほとんど変わりません。

しかし、歯科医院によっては歯科衛生士は自分の仕事を終えた人から片付け等を歯科助手に任せて帰宅しても良いなどの決まりがある歯科医院もあるそうです。

 

私が働いていた歯科医院では、歯科衛生士の正社員の月収は、歯科衛生士手当が付いて28万円でボーナスが全スタッフ共に、3回に分けられていました。

しかし、そのボーナスの割合はボーナス前に行う筆記試験で決まる為、未経験から始めた受付や歯科助手は覚えることが多く、とても大変そうでした。

まとめ

歯科衛生士になるには

  • 歯科衛生士は国家資格。
  • 3年制の専門学校や短期大学、4年制の大学に通い国家試験の受験資格を得る。
  • 専門学校や大学に入るために、高校卒業資格が必須になる。

歯科衛生士の仕事内容

  • 歯科衛生士法で定められている。
  • 歯科予防処置、歯科診療補助、歯科保健指導の三大業務を行う。
  • 勤め先は、多く幅広い。

歯科助手になるには

  • 国に認めらた資格はなく、必須ではない。
  • 通信教育や通信講座で学ぶこどができる。
  • 歯科の知識や専門用語を覚えなくてはいけない。

歯科助手の仕事内容

  • 歯科医師や歯科衛生士のアシスタントなどのサポート全般と雑務。
  • 歯科医院によっては、仕事内容が幅広く量も多い。
  • 歯科衛生士のように、患者さんの口の中に直接触れる診療行為は一切出来ない。

歯科衛生士と歯科助手の給料体制

  • 歯科衛生士は、正社員で平均月収が25万円前後。
  • 歯科助手は、正社員で平均月収が17万円前後。

 

歯科衛生士と歯科助手の大きな差は、国家資格が1番に関わってきます。

同じような仕事時間で、拘束時間も歯科衛生士と大きくは変わりませんが、給料の差が想像以上にあります。

 

アシスタント業務は歯科衛生士も歯科助手も変わりませんが、口の中に直接触れる診療行為と歯磨きなどの口腔ケアを指導することが出来るか出来ないかの違いになります。

 

歯科衛生士の中には、元歯科助手も多くいます。

歯科助手の給料と仕事の量が、割りに合わないという現実があるのかもしれません。

-歯科衛生士

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