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赤ちゃんは歯医者にいつから行けばいいの? 元歯科衛生士が解説します!

投稿日:2018年11月7日 更新日:

赤ちゃんの歯は、妊娠7週目(妊娠2カ月)頃から乳歯の芽がつくられ、妊娠12週目(妊娠4カ月)頃から永久歯の芽がつくられ始めます。

 

成長には個人差がありますが、いつから歯磨きを行えばよいよか、いつから歯科医院に連れて行けばよいのか、タイミングに悩む人が多く見受けられます。

 

ここでは、子供の歯の基礎知識、むし歯予防について元歯科衛生士の二児の母が説明していきたいと思います。

歯医者や歯磨きはいつから?

歯が生え始めるのは、赤ちゃんによっても個人差があります。

 

一般的には、生後6カ月から7カ月頃から歯が生え始めると言われていますが、私の子供は2人とも生後5カ月くらいから歯が生え始めていました。

 

早い子では生後4カ月頃から歯が生え始める赤ちゃんもいれば、遅い子は1歳頃から歯が生え始める赤ちゃんもいます。

 

また、1歳4カ月や5カ月から歯が生え始める場合もあります。

 

歯が生えはじめたら、歯科医院の受診と歯磨きを開始しましょう。

 

小児歯科の専門の歯科医院が望ましいですが、ない場合は小児歯科を扱っている歯科医院を予約するようにしてください。

 

歯科医院では、機械などを使用して歯磨きをし、むし歯の予防に効果がある高濃度のフッ素を塗ることができます。

 

また、保険の適用外になりますが、むし歯のリスクを調べる唾液の検査も行うことができる歯科医院もあります。

 

歯が生えはじめたら時から、ぬるま湯に清潔なガーゼを浸して歯の汚れを拭きとるか、赤ちゃん用の歯ブラシを使用して優しく汚れを落としましょう。

 

また、歯磨き粉の使用は歯の本数が6本生えたら、もしくは年齢が1歳前後になったらで十分かと思います。

むし歯にならないために

生まれて間もない赤ちゃんの口の中には、むし歯菌は存在していません。

 

しかし、外部からむし歯菌が入ることによって、むし歯菌に感染しむし歯になってしまいます。

 

そのため、私の家では外部からのむし歯菌の感染を少しでも防ぐために、スプーンやフォーク、お皿や飲み物など大人が一口でも口を付けたものを子供に与えないように徹底しています。

 

3歳くらいになると、口の中の細菌のバランスが整いむし歯菌に感染しにくくなるため、3歳までにむし歯にならなかった場合、その後もむし歯になりにくいと言われています。

 

0歳から(歯が生えはじめたら)子供の将来のためにも、むし歯の予防をしっかりと行うようにしてください。

 

例え、3歳になりむし歯の本数が0本でも、生活習慣によってむし歯になることもあるので注意が必要です。

乳歯の役割

 

乳歯は生え変わるから、むし歯になっても大丈夫だと思っている人もいますが、それは大きな間違いです。

 

乳歯には、とても大切な役割があります。

 

1つ目は、永久歯を正しい位置へと誘導する役割です。

 

そのため、永久歯に生え変える大切な時期に、むし歯で歯が機能していない場合、正しい位置に誘導することができなくなってしまいます。

 

また、永久歯が生えてこなくなってしまうこともあります。

 

2つ目は、永久歯が生えてくるスペースを確保する役割です。

 

そのため、永久歯列と比べて乳歯列は歯と歯の間の隙間があります。

 

むし歯で乳歯を抜いてしまうと、抜いた歯の両サイドの歯が動いて傾いてしまい、永久歯が正しい位置に生えることができず、歯ならびが悪くなってしまいます。

 

歯ならびが悪くなってしまうと、かみ合わせの問題が出たり、むし歯や将来的に歯周病になりやすくなってしまったりする可能性がとても高いです。

乳歯と永久歯の違い

 

乳歯列の数は20本ですが、永久歯列になると親知らずも含めて32本です。

 

歯の構造はほぼ同じですが、永久歯は一生使うものなので、乳歯の歯に比べて永久歯の歯の方が丈夫です。

 

細かく説明すると、永久歯のエナメル質(歯の表面の部分)や象牙質(エナメル質の内側にある部分)の厚みは、乳歯と比べると約2倍の厚みがあります。

 

そのため、乳歯は永久歯よりむし歯になりやすいです。

 

また、永久歯は生えたての2年くらいの間の歯の質がまだ弱く、むし歯になりやすいので注意が必要です。

唾液の働き

大人も子供も赤ちゃんも同じように、唾液には一般的に知られている消化作用のほかにも、いくつかの作用があります。

 

また、唾液の中でも分泌される部位によってサラサラしている唾液とネバネバしている唾液にわかれます。

 

洗浄作用

食べかすなどの汚れを洗い流します。

 

殺菌作用

抗菌因子が唾液には含まれており、唾液により歯垢(プラーク)などの菌の発生を抑えます。

 

保護作用

歯の表面から、カルシウムやリン酸が溶け出すのを防ぎ、歯を守ります。

 

再石灰化作用

一度溶けてしまった歯(むし歯になりかけた歯)を修復します。

 

緩衝作用

口の中の酸を中和し、正常なpH(6.8)の値に戻しますが、歯に汚れが多く付いている場合は、酸を中和する力が弱くなってしまいます。

 

唾液には上記の記載した様々な作用がありますが、起きている時に比べて寝ている時は唾液の分泌は低下してしまうため、寝ている時の唾液の作用は期待はできません。

 

乳児の場合はとくに、寝かしつけながらの授乳をするなど、大人に比べて不規則な生活です。

 

また、乳歯の質が弱いため、なおさら、むし歯が起こりやすくなってしまいます。

乳幼児のむし歯

乳幼児のむし歯のほとんどが、おっぱいむし歯、哺乳瓶むし歯です。

 

おっぱいむし歯、哺乳瓶むし歯とは、生後18ヶ月(1才6ヶ月)頃から生後30カ月(2才半)頃に上の歯の前歯に主にできるむし歯です。

 

歯の健康を考えると、1歳すぎには断乳する方が望ましいですが、卒乳で苦労する場合も考えられます。

 

夜間の授乳の時は、授乳後に白湯を飲ませたり、ぬるま湯に浸したガーゼで拭き取るなど行い少しでも口の中を清潔な状態に保てるようにしましょう。

 

また、むし歯になってしまった場合は、早めに小児歯科の歯科医院を受診してください。

まとめ

 

歯医者や歯磨きはいつから?

  • 歯が生え始めたら、歯医者と歯磨きデビュー。
  • 歯が生え始めるのは、赤ちゃんによって個人差がある。
  • 小児歯科の専門の歯科医院が望ましいですが、ない場合は小児歯科を扱っている歯科医院を予約する。

むし歯にならないために

  • 生まれて間もない赤ちゃんの口の中には、むし歯菌は存在しない。
  • むし歯菌は外部から感染する。
  • 3歳くらいになると、口の中の細菌のバランスが整い、むし歯菌に感染しにくくなる。
  • 3歳になった時にむし歯の本数が0本でも、生活習慣などでむし歯になることもある。

乳歯の役割

  • 永久歯を正しい位置へと誘導する。
  • 永久歯が生えてくるスペースを確保する。

乳歯と永久歯の違い

  • 乳歯列の数は20本、永久歯列になると親知らずも含めて32本。
  • 歯の構造はほぼ同じだが、乳歯の歯に比べて永久歯の歯の方が丈夫です。
  • 永久歯は、乳歯の約2倍の厚みがあります。
  • 生えたての永久歯は、2年くらいの間の歯の質がまだ弱く、むし歯になりやすい。

唾液の働き

  • 食べかすなどの汚れを洗い流す。
  • 唾液に含まれる抗菌因子によって、歯垢(プラーク)などの菌の発生を抑える。
  • 歯の表面から、カルシウムやリン酸が溶け出すのを防ぎ、歯を保護する。
  • 一度溶けてしまった歯(むし歯になりかけた歯)を修復。
  • 口の中の酸を中和し、正常なpH(6.8)の値に戻す。
  • 起きている時と寝ている時の唾液の分泌量は違う。
  • 寝ている時の唾液には効果が期待できない。

乳幼児のむし歯

  • 乳幼児のむし歯のほとんどが、おっぱいむし歯、哺乳瓶むし歯です。
  • 生後18ヶ月(1才6ヶ月)頃から生後30ヶ月(2才半)頃に上の歯の前歯に主にできる。
  • むし歯になってしまった場合は、早めに小児歯科の歯科医院を受診してください。

 

歯は一生の宝物です。歯が生え始めたら時から、少し気をつけるだけでも、その差は大きいです。

 

また、小さい頃から、歯科医院に慣れさせるためにも定期的に歯科医院の受診は必要です。

 

大人と同じように、何かあった時だけでなく、定期的に歯の検診を受け、むし歯の予防や早期発見につなげることをお勧めします。

 

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